短い梅雨が終わり、暑い夏がやって来ようとしています。夏といえばやはり海。今回は「K-3 Mark III」にオールドレンズの「smc PENTAX-A 35-70mm F4」と「smc PENTAX-A 70-210mm F4」を持って、神奈川県の葉山界隈をペンタビです。この組み合わせに、Tシャツとショートパンツ、そしてサンダルといういでたちで一足早く潮風を楽しんできました。

 


逗子駅からバスに乗り、葉山の御用邸前で下車しました。ここまで来ると海の雰囲気がいたるところに感じられますね。サーフボードを積めるように改造された自転車や、路地に置かれた板などを「K-3 Mark III」で収めながらブラブラと歩き始めます。

 


バス停から少し歩いた場所には「サンシャインプラスクラウド」があります。「カメラおたくの裏の顔」の「オーロラシューズが好き」でご紹介したステキなお店です。ボクはここでオーロラシューズを買ったりリペアに出しています。素晴らしいカフェもあるのでフォトウォークのときに立ち寄るのもオススメです!

 


お店をのぞいたあとは浜辺に出てみましょう。警察署前の横断歩道を渡って御用邸の右にある道を入っていきます。いくつかのお店を過ぎるとやがて砂の道に。そのままキレイな砂を踏みしめて歩くとすぐ海に出られます。御用邸を守る警察官詰め所を越えると波の音が耳に飛び込んできます。

 


「smc PENTAX-A 35-70mm F4」で海辺の光景をスナップして歩きます。さすがにまだ泳いでいる人は見かけませんでしたが、ジョギングする人や日光浴をする人、釣りをする人などを撮影しました。このレンズ、チョイ絞りで撮るとなかなかいい描写をしてくれますね。

 


この一色海岸には鳥居が建てられています。「小磯の鼻」と呼ばれている小さな岬のような場所なのですが、地元の漁師が海での安全を願って建立したもののようです。以前は真っ赤に塗られていたのですが、今はご覧のとおり。

 


御用邸はもちろん立ち入り禁止です。周囲を巡回する警察官は気さくな人が多く品の良さを感じられます。さすが葉山ですね。運が良ければ天皇皇后両陛下が行幸啓する場面に立ち会うことができます。ボクも以前ブラブラ中にそのチャンスに恵まれました。奉仕団体の方が小さな日の丸の旗を配りはじめると、天皇皇后両陛下を乗せた黒塗りのクルマがやってきました。窓を開けて手を振る天皇皇后両陛下を撮影することができましたよ。

 


さて御用邸から海沿いを歩き始めましょう。左手に海を見ながら「K-3 Mark III」を手に歩を進めます。浜辺では記念写真を撮る人たちがいました。

 


海沿いを歩くときはサンダルかウォーターシューズがオススメです。海に入っても砂がついても問題ないからです。日射しにも注意をし帽子をかぶることもオススメします。また水は携行したいものです。海風があるので暑さを感じにくいのですが熱中症にはじゅうぶん注意しましょう。

 

柴崎海岸を経て真名瀬海岸までやってきました。浜に下りたり漁港に寄ったりと、のんびりと歩いてきましたが潮風が心地よかったですね。磯では少女たちが潮だまりを熱心に見つめていました。西を見るとうっすらと伊豆半島と富士の姿が確認できましたよ。

 

漁港ではおじさんが海を見ながら腰掛けていました。梅雨も明けたのでこれからこの界隈は多くの人たちで賑わいそうですね。「今年の夏は長くなりそうだなあ」なんて考えているのかもしれません。

 


この界隈は撮影スポットも数多く、食事やお茶をするお店もたくさんあるので、ブラリとフォトウォークするのに最適です。家族でも恋人同士でも楽しめることでしょう。もちろんボクのようにオジサンひとりでも問題ありません!

 


森戸までやってきました。ここら辺まで来るとデートをする若い人たちで賑わっていますね。神社に奉納されている酒樽を「smc PENTAX-A 35-70mm F4」で写しました。このレンズはハーフマクロ的に使えますし、絞っての解像感も好ましいですね。

 


そういえばバックパックにもう1本のレンズを忍ばせていたのを忘れていました。懐かしの「smc PENTAX-A 70-210mm F4」です。神社に生える松越しに江ノ島を狙いましたが面白い前ボケになりました。現代のレンズと比較するとスリムですがズッシリ感がありますね。直進式ズームも懐かしく感じました。

 


日が傾くにつれて富士の姿が見えなくなってきてしまいました。残念!防波堤の上でくつろぐ女性たちのシルエットを「smc PENTAX-A 70-210mm F4」で捉えました。今回は「smc PENTAX-A 35-70mm F4」と「smc PENTAX-A 70-210mm F4」という往年のズームレンズでペンタビしましたが、柔らかい砂の上をのんびりと歩くペースに、マニュアルフォーカスでのピント合わせのリズムがマッチしてとても心地よかったですね。「K-3 Mark III」の明るく大きい光学ファインダーはピントの山が見やすく、オールドレンズとの相性がバッチリだと感じました!
さて次回はどこをペンタビしましょうかね。