10月のお題は…『大好きなひとの大好きなところ』

藤里 一郎師範(女性ポートレイト道場)
さぁ、始めようか。まず手始めにこの題目を掲げてみた。すごくシンプルなのだが実は諸君が苦手とする所かもしれない。大好きなひとを写真に収めなければ一体なにを撮ればいい?という根幹が揺らぎかねないからだ。海での撮影をしてきたのだがあえて背景は白く飛ばし、瞳の中に少しの青空が「僕とキミ」の関係を表すよう彼女の瞳に写りこむ。そして大好きな唇の柔らかさが表現できる様に。通り過ぎる風と共に想いは全て注ぎ込んだ。この作品をどう感じ、自身の作品を創っていくか、お楽しみのところだ。さぁさぁ、道場破りよ!待っているぞ。

 

 

藤里一郎 師範からの10月のお題は『大好きなひとの大好きなところ』でした。
このお題に対して挑戦してくださった方の作品と、師範からの添削コメントを併せてご紹介します。

“免許皆伝”が与えられるのか、あえなく“門前払い”となるか、ご注目です…!

 

10月の挑戦者その1:kuniさん

『初雪娘』12月の初雪の初々しさと娘のあどけなさに同じモノを感じました

kuni
広島県在住、男性。PENTAX K-1とSIGMA 50mm EX DG HSMで撮影。

 

師範の判定結果は・・・

 

残念ながら

藤里 一郎師範からの添削コメント

 

初雪と娘さん、とてもシチュエーションは良いのですが、いかんせん雪に見えないことと、娘さんの薄目とポーズが気になります。また、アングルも下からなのはもったいない所。
女の子は下から撮るのはやめましょう。顎が見え、鼻の穴も見えてくるので嫌がるケースが多いです。
あと衣装もジャージなのか、シャツの下の黒いTシャツなのか、気遣いが全く見えません。よって、門前払い!

10月の挑戦者その2:にたばるさん

『におい』
おもいきりの良いモデルの彼女。
プロポーションの美しさと迫力に圧倒されて撮り続けていたつもりだった。
でも、ふとした瞬間に少し力が抜けて僕を見て。
ぷうんと、色気が匂いでやってくる。
その匂いこそが僕が好きだったことだと、やっと気が付く。

にたばる
京都府在住、男性。PENTAX K-1とsmc PENTAX-DA 35mm F2.8 Macro Limitedで撮影。

 

師範の判定結果は・・・

 

残念ながら

藤里 一郎師範からの添削コメント

 

匂いが好き。そこに気づいたのはとても良かった。欲望と妄想の狭間を行き来するポートレイトはドキドキします。
が、色気とは何?をもう少し自身で問答してみたらどうでしょうか。何を入れて何を切るかがもう少し明確になれば表現も変わってくると思います。
今のままでは「綺麗な女性」で終わっていて、その先が欲しい所です。
あと少しデフォルメされているのも気になります。あおらずまっすぐ撮ってみてください。門前払い!

10月の挑戦者その3:畔蛸さん

『3歳の夏』娘は滑り台が大好き!帰宅を促すとなんとも悲しそうな顔。
その瞬間を記録に残したくシャッターを切りました。

畔蛸
三重県在住、男性。RICOH GR IVで撮影。
(編集部より:PENTAX道場ですので次回はぜひPENTAXでご投稿願います!)

 

師範の判定結果は・・・

 

残念ながら

藤里 一郎師範からの添削コメント

 

切なさ、寂しさ、子供が動き回る中、表現するのは難しい所。
ただこの場合は座っているのでアングルやフレーミングにもう少し意図を持たせてみることは不可能でしょうか?これでは記録というかその場でなにも考えず撮った写真でしかない。
アングルを下げ、滑り台をなめてみたらどうなるか、逆に背景をもう少しいれたら切なさが増したか?
常に貪欲になってください。門前払い!

 

やはりハードルの高い、藤里一郎 師範の“女性ポートレイト”道場。
添削コメントをご参考にしていただきつつ、ぜひ以降のお題にもチャレンジしてみてください!

作品を取り上げさせていただい方には、『免許皆伝』となった方はもちろんのこと、『門前払い』の方にも、それぞれ素敵な記念品をお届けします。現在準備中ですので、しばらくお待ちください。