10月のお題は…『大好きなひとの大好きなところ』

藤里 一郎師範(女性ポートレイト道場)
さぁ、始めようか。まず手始めにこの題目を掲げてみた。すごくシンプルなのだが実は諸君が苦手とする所かもしれない。大好きなひとを写真に収めなければ一体なにを撮ればいい?という根幹が揺らぎかねないからだ。海での撮影をしてきたのだがあえて背景は白く飛ばし、瞳の中に少しの青空が「僕とキミ」の関係を表すよう彼女の瞳に写りこむ。そして大好きな唇の柔らかさが表現できる様に。通り過ぎる風と共に想いは全て注ぎ込んだ。この作品をどう感じ、自身の作品を創っていくか、お楽しみのところだ。さぁさぁ、道場破りよ!待っているぞ。

 

 

藤里一郎 師範からの10月のお題は『大好きなひとの大好きなところ』でした。
このお題に対して挑戦してくださった方の作品と、師範からの添削コメントを併せてご紹介します。

10月の前半は、いずれの道場も“門前払い”続出。今回こそはどなたかに“免許皆伝”が与えられるのか、はたまた“門前払い”となるか、ご注目です…!

>>藤里 一郎 女性ポートレイト道場『10月前半分の結果』はこちら

 

10月の挑戦者その4:山口 貴士さん

『みなみ』大好きなみなみちゃん。笑った時の目の形がたまらなく好きです。
自分にはこういう笑顔はできないから、いつも本当に良い笑顔するなぁという羨ましさも。
この日の写真はどれも可愛くて選ぶのがなかなか大変かなと思ってましたが、みなみちゃんの大好きなところが1番魅力的に見える写真、という観点で見たらこの写真以外の選択肢はなかったかもしれません。
ピントは少し甘めですが、みなみちゃんの可愛さにはバッチリピントを合わせてますので問題はないかと思います。

山口 貴士
東京都在住、男性。smc PENTAX-DA★55mmF1.4 SDMで撮影。

 

師範の判定結果は・・・

 

残念ながら

藤里 一郎師範からの添削コメント

 

いいですねー、可愛いですねー。女の子の大きな瞳が笑うことで三日月の様になってしまうの、本当に愛らしいと思います。見ているこっちも笑顔になりますね。

ただ、コメントが長い!(笑)もっと想いを完結に伝えられる努力をしてみましょう。

そして、肝心な画ですが、肌の色、構図ともよいと思いますが肝心である可愛い目にこちらの視線が行かない。
これはなぜですか?フルサイズがもたらすボケの問題なのではないでしょうか。ほんの少し絞って撮影されているようですが、やはりボケている部分が多い気がします。

彼女の可愛さにピントを合わせたという名言ですが、だとするとやはり足りない!
好きが足りない!そして指のしぐさまでもボケて溶けてしまっているので勿体ないですねー。よって、門前払い!

10月の挑戦者その5:ともっとさん

『みみ』
普通に撮っても面白くないと思い、おもしろい形をした耳を狙ってみました。
ペンタックスのモノクロも良いですね。

ともっと
東京都在住、男性。PENTAX KP J limitedとsmc PENTAX-FA 50mm F1.4で撮影。

 

師範の判定結果は・・・

 

残念ながら

藤里 一郎師範からの添削コメント

 

神秘的かつ妖艶な世界と思いきやそこから先の何かが読み取れないでいます。

コメントを読む限り普通に撮っては面白くないという意図はどこにありますか?僕には普通に撮ったようにしか見えません。

まず、天地が分からないのも気になります。たしかに「表現は無限だ」、と言ってしまえばそれまでですが、ある程度どう見たら良いのかくらいは提示できる何かが写っているといいですね。この耳をどうしたいのか。少なからず作者はどう感じてどう妄想していたのか、くらいは知りたいですがここから妄想も出来なければ勿体ない。

フェチズム的な切取り方も良いのですが「大好きな人の大好きな耳」なら分かりますがもう少しアングルを考えてみてください。女性であるなら女性らしい頬から唇にかけて写し込むとか。それはこういった作品には必要不可欠な要素だと思います。
パーツと言ってしまえばそれまで。愛しい所と思ってファインダーを覗いてください。よって門前払い!

師範:藤里 一郎と、編集部より

藤里師範:「残念ながら、お題の意図を汲んでくれた10月後半の投稿はこの2件、以上!!!」

藤里師範:「押忍!(ごめんね!)」

Yuzu(PENTAX official 編集部):「師範、10月は可愛いお子さんのお写真をかなり投稿いただきましたね…」

藤里師範:「女性ポートレイト道場なんだけどね。でもムズカシイよね」

Yuzu:「“女性”と明記することだけで察していただこうとした我々の考えも甘かったです、ご投稿いただいた皆様にも申し訳ないです…」

藤里師範:「そもそもお子さんの可愛い写真とかいただいたら、もうそれ最強だもん。反則よ、可愛いもん」

Yuzu:「そうですねぇ、とにかく可愛いですもんね。選ばないと心が締め付けられるというか、別の力が働くというか…」

藤里師範:「そう、それ」

Yuzu:「20歳以上とまでは言いませんが、“女性”と言い切れる作品を取り上げていくことにしましょうか…」

藤里師範:「本来そのつもりだったしね」

Yuzu:「ちなみに師範にとって“女性”の定義とは?それをご投稿いただく際の基準にしましょう」

藤里師範:「ここの道場の“女性”の定義はファインダー越しに恋愛ができるかどうか。言い換えれば、ファインダーを通した時だけ許される写真恋愛。なぜならば、藤里の最大の武器「好き力」を持って作品に挑んで欲しい、またそれを魅せて欲しいのです。押忍!」

…というわけであらためまして、11月から2020年3月までの藤里 一郎師範のポートレイト道場への投稿は
ファインダー越しに恋愛ができる女性を被写体にした作品ということでひとつご理解のほどお願い申し上げます!!

藤里師範:「もちろんこれは僕の道場の話で、今後藤里以外の師範がポートレイト道場を開くときにはお子さん、男性とか色々考えられますからね!押忍押忍!!(ご理解ください)」

ぜひ以降のお題にもチャレンジしてみてください!

>>11月のお題はこちら

作品を取り上げさせていただい方には、『免許皆伝』となった方はもちろんのこと、『門前払い』の方にも、それぞれ素敵な記念品をお届けします。現在準備中ですので、しばらくお待ちください。