2月のお題は…『しぐさ』

藤里 一郎師範(女性ポートレイト道場)

冬本番となってきた2月。寒さに負けずにポートレイトしているかい?冬の空気、師範はとっても好き。暖かさを求め、お互いがしっかり見つめ合えるような感じがしているからだな。さて、2月のお題の発表としよう。「しぐさ」を切り撮ってくること!ポートレイトというとどうしても「ポージング」に寄りがちだが、はたしてその時その場所そのタイミングにそのポーズが似合っているのか?という問題が常に発生する。美しいポージング、それはもう素晴らしいが、藤里流道場ではあくまでも自然にこだわり、女の子の動きの中で「しぐさ」を大切に見ているのだ。靴紐を結び直す、うつむき加減になる、落ちてくる髪を押さえる、名前を呼んで自分を見てもらう、これらの要素を1枚にすべて詰め込んだ写真を師範から出してみようじゃないか。「しぐさ」にはドラマが写る。さぁ、今月も挑戦を待っているぞ!かかってこーい!押忍。

 

 

藤里一郎 師範からの2月のお題は『しぐさ』でした。
このお題に対して挑戦してくださった方の作品と、師範からの添削コメントを併せてご紹介します。

 

2月の挑戦者その1:こまさん

モデルさんの髪が少し青みがかかったカラーをしていたので陸橋の上で太陽光で撮影をしていたところ、
電車が通った瞬間に風で髪がなびいて髪を抑えるしぐさがとても素敵だったので撮らせてもらいました。

こま
千葉県在住。最近はポートレイトやスナップを練習しながらゆる~く撮ってます。PENTAX K-1(アップグレード済)と smc PENTAX-FA 77mmF1.8 Limitedで撮影。

 

師範の判定結果は・・・

 

残念ながら

藤里 一郎師範からの添削コメント

 

うーん、惜しい。ここは僕もしっている場所で良く撮影に使うだけに・・・。しぐさ、というお題を把握して撮影に挑んでいただけたように感じます。

ただ、“しぐさ”とは?理解できていますか?女の子をより魅力的に見せるためのモノだと僕は考えます。という意味でいくと彼女の左目が隠れ、右目だけ強い視線をしてくれていますが、その強さよりも頬から顎にかけての白い肌に目がいってしまい、せっかくの髪を束ねようとするしぐさが台無しです。

髪の色も個性的ですのでここまで引く必要があったでしょうか?そして衣装も個性的(裾のジッパーは特徴でしょうが)ですがバストアップで撮って衣装の胸元だけでも充分に語れたかと思います。どこの何を見せたいのか、欲張りすぎると残念な結果になります。写真は引き算です。しっかり主題を捉えて取り組んでください。門前払い!

2月の挑戦者その2:taka-jinさん

撮影合間のお化粧直しがとても素敵だったので、お願いして撮影しました。

taka-jin
愛知県在住、男性。シャッターを切っている時が好き、でも現像は苦手です。PENTAX K-1 Mark IIと HD PENTAX-D FA★50mmF1.4 SDM AWで撮影。

 

師範の判定結果は・・・

 

残念ながら

藤里 一郎師範からの添削コメント

 

リップを塗る姿。日頃はあまり見ることのない景色にきっとドキドキされたのでしょう。とても良い瞬間なはず。ただし、これは“しぐさ”を模した“ポーズ”となってしまっていますねー。

カメラマンへの笑顔と、綺麗に見せようとするモデルさんの指にそれを感じます。もちろんこれも正解ですよ。だってとてもカワイイ。でも今回のしぐさというお題ですとちょっと残念。あくまでもリアルといいますか、動きの中で発見し切り撮って行くのが良いかと思うわけです。

今度は意識してもらわずに鏡を見ながらお直ししているところを狙ってみてください。正面からでも後ろからでも。きっと違ったドキドキな世界を垣間見られるはず。門前払い!

 

今回の採用者の2名も『門前払い』となってしまいましたが、師範のコメントをご参考にしていただき今後も撮影を楽しんでいただければと思います。

また、「門前払い ミニ木札」をお贈りします!



 

ぜひ以降のお題にもチャレンジしてみてください!

>>3月のお題はこちら