PENTAX道場…それは写真を極めし者が、写真の高みを目指す者たちの挑戦を受ける場所。

各撮影ジャンルの師範が「毎月のお題」となる写真とテーマを発表。
打倒師範を目指し、そのお題に見合う皆さんの作品を投稿してください。

師範の目に留まった作品を当コンテンツにて公開します。

運営ルールの変更について

2019年10月から半年間、ある程度(非情なまでの?)の敷居の高さを保って続けてきた「PENTAX道場」ですが、お客様からいただいた様々なご意見を参考にしまして、より多くの方々にご参加いただくためにルールを変更いたします。

■評価段階の追加

まずは、【免許皆伝】>>>>>(とてつもなく高い壁)>>>>>>>【門前払い】という2極化した状況から、中間となる【免許中伝】という伝位を追加。

免許皆伝:1つの作品においては師範の奥義に匹敵する出来であると認め、授けられる
免許中伝:改善すべき点は見られるものの、一定以上の水準の作品に授けられる
門前払い:今後に期待して、心を鬼にした師範から言い渡される

■先々のお題までまとめて発表

これまでは月ごとのお題が出てから一か月以内の投稿が必要であったため、お題の内容に沿った写真を撮影していただく時間が非常に限られてしまうという点を反省しまして、できる限り先々のお題までまとめて公開いたします。
※準備に時間を要してしまい、ひと月目(2020年4月)の投稿期間は一か月余りと短くなってしまい申し訳ございません…。

■投稿作品の一部をご紹介

師範の目には留まらなかったまでも、PENTAX official編集部にて選定した一部の作品を掲載させていただく場合があります。
「添削されているもの以外にどのような写真が投稿されているのかな」「写真は人に見てもらいたいけど自信がないな」そんな方の参考にしていただけますと幸いです。

2020年4月~2020年9月の師範のご紹介

3月までの師範方とご相談したところ「もっと多くの人に門を叩いて欲しい!」というご意見で一致し、続投いただくことに決定しました!!

あらためて3名の師範から、4月以降のPENTAX道場についてメッセージです。

小林義明 師範 (風景・ネイチャー道場)
1969年東京生まれ。東京写真専門学校(現・東京ビジュアルアーツ)卒業。小さな自然から広大な風景まで、自然の優しさをテーマにさまざまな作品を発表。2007年より北海道へ移住し「いのちの景色」「光の色・風の色」をテーマとして作品を撮影中。
写真展「光の色・風の色2」、「いのちの景色 北に大地から」など多数開催。写真集「いのちの景色・釧路湿原」。2012年PENTAXカレンダー作家。PENTAX K-1 Mark IIのカタログ撮影も担当。

– 師範からのメッセージ –

引き続き“風景・ネイチャー”道場を担当させていただくこととなった。
これまでどおり、感動を詰め込んだ心に響く作品を期待している。

いままでの挑戦から感じたことを伝えておくと、

①自分の感動をわかりやすく見せること
②欲張らずシンプルにまとめること
③細かな部分にもこだわること

つまり、写真を見る側が分かりやすいように撮れているかが、重要だ。
また、私は添削するときに、A4くらいのサイズで見ている。
スマホの小さい画面だけで見ていると、細かいところは見落としてしまっていると思う。
そして、何よりも被写体(風景やいきもの)を愛しているかが大切。
自分の好きなものは見ているだけでも楽しいし、愛情を持って接していれば、相手もそれにこたえてくれる。

これらに注意すると、【免許皆伝】が見えて来る。

私も【免許皆伝】繋がるよう本気の添削をしていくので、多くの挑戦を待っている!

『4月~9月のお題』一覧はこちら

 

藤里一郎 師範 (女性ポートレイト道場)
1969年生まれ。 男っぷりのよい写真、色香あふれる写真を撮る当世一“Hip”な写真家。 東京工芸大学短期大学部写真技術科卒業後、大倉舜二氏に師事、96年独立。以降フリー。 アーティスト“May J.”のコンサートツアー・オフィシャルフォトグラファーとして活動するほか、人気作家・“伊坂幸太郎”の「死神」シリーズのカバー写真をてがける。 2018年度、カメラ雑誌「月刊カメラマン」40周年記念年の表紙を1年間担当し、また、2017~2018にかけてラジオパーソナリティとしての経験も持つ。 書籍として日本写真企画刊「ポートレイトノススメ」も出版している。 また女優・鎌滝えり、アートディレクター・三村漢との10年間毎年写真展を開催するプロジェクトも進行中。年間10本もの個展を開催しリピーターの多い写真展として認知される。2019年新たなシリーズとして「おんな」も始動、新たに「おんな」というジャンルにも挑戦をはじめる。

– 師範からのビデオメッセージ –

(4月から6月までのお題にご協力いただくモデルさんも登場します!)

〔音声が出ますので、デバイスのボリューム設定にご注意ください〕

『4月~6月のお題』一覧はこちら

 

ハービー・山口 師範(スナップ道場)
1950年、東京都出身。中学2年生で写真部に入る。大学卒業後の1973年にロンドンに渡り10年間を過ごす。 一時期、劇団に所属し役者をする一方、折からのパンクロックやニューウエーブのムーブメントに遭遇し、デビュー前のボーイ・ジョージとルームシェアをするなど、ロンドンの最もエキサイティングだった時代を体験する。そうした中で撮影された、生きたロンドンの写真が高く評価された。 帰国後も福山雅治など、国内アーティストとのコラボレーションをしながら、常に市井の人々にカメラを向け続けている。 多くの作品をモノクロームの、スナップ・ポートレイトというスタイルで残している。 その優しく清楚な作風を好むファンは多く、「人間の希望を撮りたい」「人が人を好きになる様な写真を撮りたい」というテーマは、中学時代から現在に至るまでぶれることなく現在も進行中である。 写真発表の傍ら、エッセイ執筆、ラジオ、テレビのパーソナリティーなど。 審査員歴:CAPA 、デジタルカメラマガジン、 APAアワード、JPS、ニコン、キヤノン、フジフイルムなど。 選考委員歴:上野彦馬賞。 受賞歴:2011年度日本写真協会賞作家賞。 現在大阪芸術大学客員教授および九州産業大学客員教授。

– 師範からのメッセージ –

これからもこの道場の師範を担当することになりました。

ある人気シンガーが何かのインタビューで
「自分にないものを、いかに獲得するのかを考えて生きてきた。」
というようなことを言っていました。

どんな分野であれ、自分が気付かなかったことに気付き、それを補填する。
それが上達の方法の一つではないでしょうか。

免許皆伝は中々ありませんが、是非これからも精力的に撮影を続けて頂きたいと願っております。
引き続きよろしくお願いします。

『4月~9月のお題』一覧はこちら

 

 

 

 

これまでに【免許皆伝】を授かった3名のご紹介

最後に、評価の段階が増えたことにより、今後の「PENTAX道場」では師範からの評価バランスが見直されることとなりますので、非常にハードルが高い中で師範より【免許皆伝】を授けられた3名の方々にあらためて敬意を表しますとともに、ご紹介いたします。

 

【免許皆伝】Masamuraさん(10月:小林義明 風景・ネイチャー道場)

Masamura
広島県在住、男性。
PENTAX K-70とsmc PENTAX-DA 18-55mmF3.5-5.6ALで撮影。

 

『紫陽花の子カマキリ』紫陽花に羽化して間もない子カマキリが一匹。
沢山いたであろう仲間の姿は無い。自然の厳しさを思い知る。

小林義明 師範からのコメント

私はこの写真好きだなぁ。何が好きなのかって、アジサイの中にいるカマキリの存在が、自然のなかそのままの雰囲気を伝えているように感じられること。この写真をパッと見たときには、カマキリの存在に気づかない人もけっこういるんじゃないだろうか。日頃、私たちの多くは花の上にいる虫達の姿なんて、意識もしていないだろう。それに、彼らも気づかれないようにひっそりと暮らしている。だから、たいていの人はこんな小さな虫達がいても気がつかない。この写真も、パッと見るとアジサイを撮影したように見えるけど、よく見ると、ああ〜、いるじゃないか、カマキリの子が!そんなカマキリの子を発見したときのリアルな感じが思い起こされて、いいと思うんだ。コメントには孵化したときにはたくさんの仲間がいたはずなのに、いまではこの一匹しか見られないということが書かれていたけれど、みつからないからこそひっそりと生き延びていられたんだよね。写真でいちばん大切なことは、気持ちが伝わること。技術や条件だけで撮れる写真は運が良ければ誰でも撮れる。でも、撮影者のはっきりした意図があってそれが伝わる写真というのは、簡単なようで難しいのだ。なので、【免許皆伝】を授けたい!!

 

【免許皆伝】kじぃ~さん(11月:小林義明 風景・ネイチャー道場)

kじぃ~
北東北を主に、風景や祭り写真撮影を楽しんでいます。古希を迎えました。PENTAX K-5 IIsとsmc PENTAX-DA★50-135mmF2.8ED[IF] SDMで撮影。

 

この年は落葉前に雪が降り、一気に落葉した散りモミジの鮮やかさを表現したものです。

小林義明 師範からのコメント

一面に散った真っ赤なモミジの葉と溶けかかった雪。イメージしていても滅多に恵まれないこのチャンスに見事に出会うことができた。とてもいい雰囲気にまとめられていて、これは【免許皆伝】だ!!落葉したての色鮮やかなモミジが一面に敷き詰められていて、一気に落葉が進んだことが感じられる。余程の嵐だったのだろう。これが数日かけて落葉したのであればモミジも色褪せてしまったりちぢれてしまったりして、こんなに美しくはならない。またそこに積もった雪。適度に融けて赤とのコントラストが美しい。雪の方が多いようだと、雪の方が目立ってしまってだいぶイメージが変わってしまったところだ。雪が融けて葉が濡れているので、赤い色はシットリしていっそう魅力的に見せられている。そして根本に苔の生えた幹も緑が画面のアクセントとなり、赤とのコントラストも美しい。最近のインスタ映えスポットでは、安っぽくヤラセの自然風写真を見かけることも多くなったけれど、こういう正統派のすばらしい風景こそその価値を認められるべきもの。自然の前では謙虚にあるがままを受け入れながら、これからも良い景色との出会いを期待して撮影に出て欲しい。

 

【免許皆伝】にたばるさん(11月:藤里一郎 女性ポートレイト道場)

にたばる
京都府在住、男性。2013年にK-30を買って、カメラにはまる。最近は写真の深みにはまっています。PENTAX K-1とTAMRON SP AF 28-75mmF/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACROで撮影。

『ミドリノヒカリ』冬の海の光はどことなく緑がかっていて。彼女が笑うと、光の温度が。3℃くらい上がった気がする。

藤里 一郎師範からのコメント

お、これはこれは!見事な日の丸構図!そして逆光からのフレアがもたらす柔らかい描写。なにより彼女の表情から二人の会話が聞こえて来そうだし、カメラマンへの安心感すら覚えますよ。ボリュームのあるお洋服も少し寒くなってきた空気感が表現されています。また、綺麗にボケつつ背景の情報が残っているのも好きなポイント。誰もいない海より声が聞こえて来ますね。温かな雰囲気のとても良い写真です。初めての【免許皆伝】です!おめでとう!

 

Masamuraさん、kじぃ~さん、にたばるさん、【免許皆伝】おめでとうございます!

 

それでは、引き続き「PENTAX道場」をよろしくお願いいたします!
より多くの方の挑戦を心よりお待ちしております。