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2021.10.22 | ペンタビ , K-3 Mark III

ペンタビ 第6回「静岡・三島界隈」(三井 公一)

「K-3 Mark III」を手に、夏の名残を探しに出かけました。目指したのは静岡県の三島界隈です。電車が長いトンネルを抜けると、明るく目映い光が目に飛び込んできました。静岡はいつも明るくフレンドリーな印象を受ける県です。到着した三島駅前では伏流水が溢れ出ているのですが、その約3分の2が富士山から、約3分の1が箱根からのブレンド水になっているそうです。コンコンと湧き出る水を見ているだけで時間を忘れてしまいます。さて今日はこの流れに沿ってブラブラしてみましょう。 今回のレンズは高倍率ズームの「smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR」です。   三島の駅前には「楽寿園」という有料の公園があって、それは見事な庭園を見られるのですが、残念ながら緊急事態宣言により休業していました。なのでグルリとその敷地を迂回して歩きます。少し先に進むとまたもやコンコンと水が湧き出る公園が。少し公園に立ち寄ってから源兵衛川を目指します。   源兵衛川は三島の街中を流れるせせらぎです。とても水がきれいで楽寿園の小浜池で発見された水生植物「ミシマバイカモ」が湧水に揺られています。ところどころに飛び石や木道が設けられていて、流れに沿って散策できるのが魅力です。ちょっとしたアドベンチャー気分で歩けるので気に入っているのです。電車と大人のお店が同居するカットも撮影できます(笑)   源兵衛川はこのような飛び石をピョンピョンと渡りながら進みます。この日が水量が多くて一部の飛び石や木道が水没しており、迂回をしなければならない箇所がありました。   源兵衛川に沿って緑地を進みます。川沿いにはお洒落なカフェやレストランもあり、撮影散策にピッタリな場所だと思います。中郷温水池を経て、ここからは柿田川に向かいましょう。道すがら見かけた水路には丸々太ったつがいのカワセミが飛んでいました。   郊外の風景を楽しみながら柿田川公園に到着しました。この柿田川は全長約1.2kmの日本一短い一級河川です。流れは柿田川湧水群を源としており、四万十川、長良川とともに日本三大清流として知られています。いつ来ても美しい風景を見ることが可能です。ブラリと訪れても感動できる場所です。   公園にはお店もいくつかでき、訪れた人々がのんびりと過ごしています。ちょっと休憩していきましょうか。それにしてもsmc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WRは便利ですね。軽量コンパクトで高倍率なので撮影が楽チンです。   この日は晴れたり曇ったりでしたが気温が意外と高く、川面から流れてくる冷たい風がとても心地よく感じました。smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR、ボケがなかなかキレイではないでしょうか。   川沿いの木道を進みます。その傍らからはコンコンと水が湧き出ています。澄んでいてとても冷たそうです。   水と緑のハーモニーを愛でながら歩いて行きます。親子がうれしそうに話しながら自分を追い越していきました。光が美しいですね。   柿田川の最終地点にやってきました。約1.2kmと短いこの川は、狩野川に流れ込んで終わります。現・柿田橋の上から昔に作られた柿田橋を見下ろします。朽ちているレンガ造りのアーチが辛うじて確認できます。   柿田川の水温は1年を通じて15℃前後とほぼ一定だそうです。夏冷たくて冬暖かいので、多くの動植物がこの界隈には生息しているとのこと。景観も素晴らしいのでカメラ片手の撮影散策にピッタリな場所だと思います。   狩野川に注ぎ込む柿田川の水は何とも言えない美しい色をしています。富士山に降った雨が、長い年月を経てここに流れているのが不思議な感じがしますね。その魅惑的な流れをsmc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WRで収めました。また晴れた日に、風光明媚なこの界隈を訪れてみたいものです。   〔こちらの記事でご紹介した製品の情報はこちら〕 >>PENTAX K-3 Mark III製品ページ >>smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR 製品ページ

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2021.10.19 | K-3 Mark III , ペンタプリズム、その彼方

ペンタプリズム、その彼方 第3回(鹿野 貴司)

>>前回は掲載時点ではまだ未発売だったHD PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED PLM AWで撮った写真を掲載した。注目のレンズだけに多くの方に注目していただいたようだが、皆さまお買い上げいただきましたでしょうか? ハイありがとうございます。僕はまだ買っていません。人に勧めておいてなんなんだとお叱りを受けそうだが、実のところ迷っている。K-3 MarkIIIで常用しているHD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WRにとても満足しており、今回の写真もすべてこれ。サイズと重量がちょうどいいのだ。だから16-50mmを買っても、気がついたら文鎮か漬物石になってしまうのではないか。いやおまえは小さい男だな、紙や漬物をしっかり押さえてくれて、いざとなればカメラに着けて写真も撮れる二刀流だと考えてみろ。お彼岸だからか、祖父が天国でそう言っている気もする。祖父は旅行へ出掛けるたびに新しいカメラやレンズを買っていたらしい。見習わなくては。 (編集後記:その後HD PENTAX-DA★16-50mmF2.8ED PLM AWもご購入いただけました。鹿野さんお買い上げありがとうございます!)     そういえば最後に旅らしい旅をしたのは、コロナウイルスが日本ではまだ横浜沖のクルーズ船だけで流行っていた頃だった。何かの仕事で京都に行き、そのついでに一泊して…どこへ行ったのか。もうほとんど忘れてしまった。ただ春節を利用して訪れると見られていた中国人をはじめ、外国人がほとんどいなくて「ちょっと前の京都ってこうだったよね」と、現地で落ち合った神戸在住の友人と話した記憶がある。人生も折り返し地点を過ぎると1年半前なんて昨日のことのように思えるのに、この1年半はとても長く感じる。       もともと僕は面倒臭がり屋でふらっと旅をすることはあまりないのだが、仕事ではあらゆる場所を旅してきた。仕事だから旅というより出張なのだが、その出張のついでに寄り道をするのが何よりも楽しい。自分の意思と関係なく行き先や日程が決まりながら、それをいかに楽しくするかというのは実に創造的である。飛行機や新幹線で行く出張だけでなく、地下鉄や自転車で行く都内の仕事でも、前後にどこへ寄れるか真剣に考える。たまたま仕事先の近くが興味深い場所ならよいが、「地名 街並み」とかでググってもめぼしい検索結果がないこともある。知らない町をあてもなく歩くと、釣果のないことも多いが、それでも気になる光景のひとつふたつはあるものだ。       この夏も五輪+コロナ禍で例年より暇だったものの、それなりに外へ出掛け、いろいろな写真を撮った。先に書いた通りどこも人影が少ないし、かろうじて人流が見られる銀座・新宿・渋谷なども、道ゆく人はみなマスク姿。それでもコロナ禍前とは意識を変えて、なるべくシャッターを切るようにしている。人影がなくて寂しいのならば、その寂しさを表現すればいいし、みんなマスク姿ならそれを撮ればいい。今見えているものをフレームの中でどう生かすか、さらには見えないものをどう感じさせるか、それはいつの時代や社会でも写真の基本だと思う。         僕は昨年3月に初めての緊急事態宣言が発令された日から、それが終了する日まで毎日徒歩圏内を出歩いてスナップを撮っていた。うちを一歩出た瞬間から、意識が向いたものすべてレンズを向け、絵になろうがならなかろうがシャッターを切った。6月終わりには近所のルーニィ247ファインアーツで「明日COLOR」という写真展を行い、それらをまとめて発表した。それまで僕は頭の中で構図やイメージを練り、それに近い瞬間を狙ってシャッターを切ることが多かった。写真展や写真集というゴールがあると、どうしてもそれに使えそうな絵や欲しい絵を欲しくなってしまうのだ。       しかしこの「明日COLOR」を機に、何も狙わないというのも悪くないな、と思い始めた。まあシャッターを押してみなくちゃ写真は写らないし、押してみたら予期せぬものが写ることもある。それを後からセレクトしていくのは、撮影の時点で自分の写真を型にハメるよりずっと創造的ともいえる。とまあそんなことは理屈ではわかっているのだが、経験と年齢を重ねるごとに脳味噌は固くなり、実践するのは意外と難しい。ただ従来のやり方が難しいのなら、反対に今まで難しかったやり方に挑戦してみるのもひとつのアイデアである。なんだかどこかのビジネス書に書いてありそうな内容だが、物事がうまくいかないときの解決策なんてものはだいたい同じ。遠くに行けずにウズウズしていたら、近くを撮ってみればいい。近くしか撮れずに退屈しているなら、もっと近くを撮ればいい。そんなわけで今、僕は小さいのに等倍まで寄れるHD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limitedが気になっています。ま、祖父もそんな理屈であれやこれや買っていたんだろうな。

 

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