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2022.05.24 | PENTAX K-3 Mark III , HD PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited

K-3 Mark IIIと一緒に入手したレンズその5「HD PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited」(Yuzu)

>>前回(その4)に引き続きK-3 Mark IIIに合わせてわたしが購入したレンズを紹介してまいります。今回は、35ミリ判フルサイズにおいて“真の標準レンズ”と銘打ったレンズです。 HD PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited(35ミリ判換算66mm相当) 本レンズが“真の標準レンズ”と言われているのは、36mm×24mmの35ミリ判フィルムの対角長が43mm程度であることからきているとされていますが、今回組み合わせているカメラはAPS-CフォーマットのK-3 Mark III。 撮影画角はぐっと狭くなり、35ミリ判換算で66mm相当となります。標準と中望遠のちょうど狭間にあるような、少し中途半端に感じられる数字に感じられますね。 でもこの66mmの画角、身に覚えがあると思ったら、10年くらい前に使っていたAPS-Hフォーマットのデジタル一眼レフカメラCanon EOS-1D Mark IVに50mmの単焦点レンズをつけた時の感覚...!!(伝わりづらい) 今では、コシナさんからVoigtlanderブランドでミラーレス一眼向けに65mmの単焦点レンズなんかも出てますね。   ...ハイ、言葉を尽くせば尽くすほどニッチな感じの画角です。   絵本を眺めながら足をパタパタさせている息子。ムチムチの足を前ボケにしてみました。   いつも高性能な中望遠レンズが気になって85mm単焦点レンズなんかを手にしてみるけど、持て余しがちなそこのアナタ!(わたし自身のことです)これまで色んなメーカーカメラシステムに手を出してきましたが、85mm単焦点というのは使いこなせなくてもついつい買ってしまう誰もが認める“ザ・中望遠レンズ”のひとつですが、日常写真ではちょっと使い勝手に困ることありませんかね?(あくまで個人の感想です) もちろん描写性能に優れ、ボケが綺麗。程よく圧縮が効いて、画面整理もしやすくポートレートレンズとしては必携のレンズが多いのですが、最短撮影距離が長めなのが気になるところ。   35ミリ判フルサイズ用の単焦点レンズをAPS-Cフォーマットで使う際によく「レンズ中心部の美味しいところを使える」とありますが、個人的には35ミリ判カメラにそれ用のレンズを使う場合よりも最短撮影が短いのが最高に良いと思ってます。 例えば、35ミリ判フルサイズ用の50mm単焦点レンズは大体最短撮影距離が40〜45cm程度。先ほど例に挙げた85mm単焦点レンズであればほとんどが最短85cmです。 日常生活で子供を幼い子供を撮ったりするときに、85cmの距離を稼ぐのはなかなか難しいものです。(心情的にも、物理的にも)   そこでこの43mmの単焦点レンズならば、35ミリ判換算で66mmのほどよい望遠画角でありつつ、最短撮影距離は45mm。これが意外なほど使い勝手が良いのです。   ご説明しようと数字を並べるほどわかりづらいですね...。「HD PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited」は発売後間もないですが、smc版の製品まで含めるとかなりのロングセラーレンズで、お手元にある方も多いと思います。ぜひ実際にお試しあれ!笑     スナップにも意外なほどよい画角です。 自分が注視したところをイメージ通りに切り取れます。     HD版にリニューアルしたFA Limitedレンズの3本で、一番変化が大きいのは本レンズだと思います。ハイライトの光の表現であったり、暗部にすっきりとなだらかなトーンが感じられます。 上の写真の、高速道路の裏にコンクリートからの照り返しがあたっている感じとか...。   同じところからカスタムイメージを「モノトーン」に切り替えて撮影。良いレンズはモノクロで撮ると、うっとりします。   F8まで絞っているんですが、レンズの描写力がピークにくるであろうこの辺りでカスタムイメージを「リバーサルフィルム」にして構造物を撮ると、すごくソリッドな感じがします。   K-3 Mark IIIはファインダーの視界が35ミリフルサイズそのものなので、ここまでよく写ってくれると「センサーサイズ何それおいしいの(メーカーの人が言っちゃダメ、絶対)」なくらい。   コクのある写りが続いたので、ここで新しいカスタムイメージの「里び(SATOBI)」を。シアンがかった空と、少しマゼンタを帯びた鉄骨が急にノスタルジックな雰囲気。   最後は、>>前回(その4)の最後にも「HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW」で撮ったものを載せました、工場夜景です。   工場夜景が撮りたいというよりは、「光条夜景」が撮りたかった。(いい歳になってきたなー) わたしが前職のカメラ屋で働いていたころに、DA LimitedレンズがsmcからHD版にリニューアルしたのですが、smc版を長く愛用されている方が多くいらっしゃいました。 その理由が、「HD版は円形絞りを採用したことでこういった点光源を絞り込んで撮影したときに出る光条がぼんやりとやさしい感じになり、物足りないから」だとか...。   なるほど...。多くのシーンで円形絞り化によって柔らかいボケ味が得られる一方で、そうした嗜好もあるのだとものづくりの難しさを感じたものです。     正直なところ企画や開発の方は、当時のことを気にしてました。     そしてこれです。開放から2段ほどは柔らかいボケ味を見せつつも、絞り込んだら素敵な光条が尾を引くレンズとなりました。   今では身内なので手前味噌な話ですが、あえて言います。「グッジョブ」   〔こちらの記事でご紹介した製品の情報はこちら〕 >>PENTAX K-3 Mark III製品ページ >>HD PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited製品ページ

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2022.05.17 | 切り取りの美学 , HD PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited , smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR , PENTAX KP

切り取りの美学 第18回「何でもないものを切り取る」(林 和美)

~広い広い世界を、自分の思い通りに切り取れるなんて最高じゃないか。 第18回「何でもないものを切り取る」 「何撮ってるんですか?」 趣味にせよ、仕事にせよ、写真を撮っていると話すと、こう聞かれることがあるだろう。 この質問が、実に困る。風景、鉄道、ポートレートのようなわかりやすい被写体なら、答えに困らない。でも、何でもない何となく気になるものです。という答えは、相手を満足させない。         今日も相棒は、KP+HD PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited+smcPENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR。 ストラップは、こだわりの白地に赤いPENTAXのロゴが入ったものを愛用している。オークションで手に入れた、80年代のものだ。       絶景でもなければ、決定的瞬間でもなく、クスッと笑える面白い写真でもない。何でもない何となく気になるもの。そんな写真を撮っている者にとって、よい答えはないだろうか?         「日記をつけるように、その日、目で見たものを写真にしているんです。」というのは、どうだろう? 日記ならば、相手にとっては、大した内容でなくても、自分にとっては、大切な記憶で記録だ。それに相手も日記と言われれば、それ以上は踏み込んでこないだろう。         日記といえば、日記と写真は似ている。どちらも自分のために記録するものだ。 イベントがなくても、事件が起こらなくても、毎日は過ぎていく。筆まめでもなければ、文章には残しにくい。でも、写真を撮る者なら、写真に残すことが出来る。 目の前のなんでもない日常を切り取ればいい。夏休みの宿題だった日記のように、書くことがないから、どっか連れて行ってとねだらなくてもいい。ファインダーを覗けば、そこには、自分だけの、その日、その時が見える。あとはシャッターを切るだけだ。       取り立てていうほどのこともない、ただの日常。だけど、自分にとっては、何だか気になるものの写真。それこそが、揺るぎない自分自身なのだ。そこに難しい言葉は要らない。 いつか、時が経って、日記を読み返すように、写真を見返せば、そこには、きらきらと愛おしい日々が写っているはずだ。

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2022.05.13 | PENTAX K-3 Mark III , HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW

K-3 Mark IIIと一緒に入手したレンズその4「HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW」(Yuzu)

>>前回(その3)の記事公開からだいぶ時間が経ってしまいましたが、引き続きK-3 Mark IIIに合わせてわたしが購入したレンズを紹介してまいります。今回は、正直言って苦手な「超広角レンズ」です。 HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW(35ミリ判換算17-27.5mm相当) 超広角レンズが苦手な理由。パースペクティブが強いために、主要被写体に正対するとか、グッと踏み込むとか、特定の部分の線で垂直・水平だしをするとか広角ならではの気遣いをしないと心地よい写真が撮りにくいところです。とは言っても、肉眼での視覚とはあきらかに異なる見え方をするのでそこがまた面白い。 この「HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW」というレンズが発売されたときに、「これは...早くK-3 Mark IIIが発売されればなぁ...」と思っていたので、あの時の気持ちを嘘にしないためにも2021年4月にK-3 Mark IIIを手にしてから“直ちに”購入したレンズのひとつです。   写真自体は毎月2万枚前後撮っているもののコロナ禍の巣籠でこのレンズに向いたシーンがなかなか用意できませんでしたが、いくつかのシチュエーションで撮ってみた限り、新世代スターレンズらしい気持ちのよいコントラストと、細部描写の先鋭さを感じさせてくれました。     2021年の夏、1歳の息子を担いで見に行った向日葵。   無理やり記念撮影をしましたが、息子の不機嫌により滞在時間は10分未満...。 熱射病もこわいのでささっと撮ってそそくさと退散しました。   わたしみたいに超広角が苦手な人は、縦位置構図を多用するといいと思います。広角レンズは広大なフィールドを収めたくなりますが、使いこなしのコツとしては狭いところに潜り込んでいくことだと思います。 住宅の屋内写真で超広角レンズの写真が多用されているように、狭いところを広く撮ろうとするとパースの効いた超広角らしい写真が楽しめます。 以下からは、撮影仲間である商品企画の大久保に連れられて、高速道路のジャンクションを撮りに行ったときの写真です。   「縦位置構図」×「狭いところに潜り込む」ことでパースペクティブを活かしたダイナミックな写真が撮れました。渋い色調はカスタムイメージ「銀残し」。   カスタムイメージ「リバーサルフィルム」でメリハリのある仕上げに。画面端に伸びるオレンジのラインがワンポイントです。   イエローの車両が並んでいたところを撮影。超広角スナップ、シチュエーションを選ぶとなかなか面白いです。   モノクロで露出を切り詰めることで、ジャンクションのシルエットと間に抜ける空のコントラストを表現してみました。   青空の色を出すためにホワイトバランスを太陽光に変更。   最後はおまけで、別レンズをメインに初めての工場夜景を撮ってみたときの写真を。       「まぁ良いに決まってるか」、そんな撮り心地の超広角レンズです。   〔こちらの記事でご紹介した製品の情報はこちら〕 >>PENTAX K-3 Mark III製品ページ >>HD PENTAX-DA★11-18mmF2.8ED DC AW製品ページ

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2022.05.10 | ペンタビ , PENTAX K-3 Mark III

ペンタビ 第13回「新宿〜秋葉原界隈」(三井 公一)

気持ちよく晴れたとある日の午後、「K-3 Mark III」に往年の銘レンズ「smc PENTAX-A 50mmF1.2」を装着してペンタビしました。コースは新宿界隈から秋葉原界隈までをブラブラと歩くというものです。新宿というと猥雑なイメージを受けますが、駅から離れれば落ち着いた雰囲気の中フォトウォークを楽しめます。   まず訪れたのは「西向天神社」です。新宿駅から歌舞伎町、ゴールデン街を抜けて、明治通りを渡った静かな場所にあります。インテリジェントビルの足元に佇む雰囲気が気に入っています。   境内にはおみくじが結ばれていました。それをペンタックスで一番明るかった標準レンズ「smc PENTAX-A 50mmF1.2」で写し撮ります。絞り開放の柔らかで儚いボケ感がいいですね。ふんわりとやさしい描写が時代を感じさせます。   併設されている公園にある遊具をチョイ絞りで撮ってみました。2段ほど絞るだけでコントラストがググッとあがり、まるで現代のレンズみたいな描写になりました。「K-3 Mark III」のセンサー性能と相性はいいようですね。さまざまな味わいを楽しめそうです。   神社を出て適当にブラブラとペンタビします。カメラを肩から提げて歩くだけで旅気分です。あまりよく知らないエリアを新鮮な目で撮り進みます。古い民家や工事中の道路など街は被写体に溢れていますね。ときおり地元に根ざしたお店に立ち寄って買い食いなどを楽しみます。   都内はいたるところで再開発が進んでいて、昭和レトロな風景がどんどんと減っています。何気ない街の光景を「K-3 Mark III」で撮り歩いていきます。明るく広い光学ファインダーは、ストレートかつダイレクトにその印象を視覚にインプットしてくれるのでとても刺激的です。   街歩きの装備は軽快にしたいものです。カメラは1台、レンズも1本!バックパックを背負って両手はフリーにして、いつでも肩から(首でも可)提げたカメラに手を伸ばせるようにしましょう。そして視野を広く持ち、街の空気感を味わいながら歩くのです。そうするといろいろなものが目に飛び込んでくることでしょう。   そんな感じでブラブラ歩いているとお堀端に出ました。市ヶ谷です。ちょうど桜が満開を迎えていて、その花びらが風に乗って舞っていました。もうすぐ初夏で梅雨入りですね。   お堀には有名な釣り堀があります。電車の窓からいつも眺めている光景を反対側から見るのは新鮮ですね。ふんわりとしたオールドレンズらしい写りを出すために絞りを開けて「K-3 Mark III」のシャッターを切りました。   近ごろ人気の神楽坂です。歩行者天国になっている通りは多くの人で賑わっていました。ここらでランチを、と考えていましたが断念!どこのお店も行列していてコロナ禍がウソのような混雑ぶりだったからです。   映画館がある横道に入ってみました。ここにあるお店も並んでいては入れません。昼食難民ですね(笑)   ちょっと離れた所にあるパスタ店で空腹を満たしてから再び歩き始めます。満腹感と春の陽気とで睡魔が襲ってきます。高架下の水路にはボートが浮かんでいました。   「東京ドーム」に到着です。どうやら中ではデーゲームが行われているようです。そういえばこの中で野球を見たことがありません。ライブならあるんですけどね。高校生時代は前身の「後楽園球場」でアルバイトをしていました。開場前に試合の用意や、開門後のチケットもぎりなどをしていました。放課後に学校から駆けつけてやってたな~と思い出しました。   お隣の遊園地も賑わっていました。遊具が動くたびに歓声が響き渡ります。実は自分がはじめて雑誌の表紙を飾る写真を撮ったのもここなのです(当時は「後楽園ゆうえんち」でした)。もう30年以上前のことなのですが「アサヒグラフ」というグラフ誌でのことでした。いやあ、懐かしいなあと感慨に耽りながら「K-3 Mark III」のシャッターボタンを押しました。   お次は「神田明神」です。ここに来たらやはり甘酒を飲むことにしています。あいにく店舗内で飲むことは満席でできませんでしたが、カウンターでテイクアウト用のものを買って飲むことができましたよ。暑い日にはやっぱり冷たい甘酒ですね!   日が傾きはじめて夕方の雰囲気になってきました。秋葉原は中央通りが歩行者天国になっています。そのど真ん中を歩きながら撮影を楽しみました。この街も電気街からパソコン街、そしてサブカルの街へと変貌を遂げてきました。市場もなくなり大型量販店ができ、最近は中古カメラ店もポツポツと見かけるようになりましたね。変化し続ける街を、カメラ片手にブラブラと歩いてメモリーカードに収めていくのも大切なことかもしれません。懐かしのオールドレンズと相性のいい「K-3 Mark III」ならそれがより一層楽しめますゾ。   〔こちらの記事でご紹介した製品の情報はこちら〕 >>PENTAX K-3 Mark III製品ページ

 

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