梅雨のような天気が一段落し、うっすらと太陽が顔を出してきたので、「K-3 Mark III」を手に東京都調布市の深大寺界隈を「ペンタビ」してきました。ここは古刹とそばが有名なので、近隣の植物公園とあわせて撮影に訪れたことがある人も多いでしょう。ブラリと撮影散策するのにもってこいのエリアですね。

さて今回チョイスしたレンズは「HD PENTAX-DA 70mmF2.4 Limited」。最新のHDコーティングと円形絞りを採用した軽量コンパクトな望遠レンズでとても気に入っている1本です。カスタムイメージは全て「リバーサルフィルム」での撮影となります。

 

京王線の調布駅からバスに乗り、「深大寺入口」バス停で下車。案内に沿って歩き出します。緩やかな勾配の道を進むと、蔦に覆われた雰囲気のある塀が現れました。フルサイズ換算107mm相当でそれを切り取りました。

 

土産物店や植物を売る店を過ぎると水車小屋が現れます。その脇にある小さな水路には湧水が勢いよく流れていました。手を入れてみると水は冷たくて、とても気持ちがよかったですよ。カスタムイメージの「リバーサルフィルム」は傍らに生える緑を鮮やかに描き出しました。

 

境内に入ります。コロナ禍の早期収束をお願いしているのでしょうか、深沙堂では家族連れが真剣に手を合わせている様子を後ろから撮影しました。HD PENTAX-DA 70mmF2.4 Limitedを装着したK-3 Mark IIIはとてもコンパクトなので、縦位置でのホールディングも良好ですね。

 

この日は深大寺界隈を撮影に来たことがある人ならば、「え!」と驚くくらいの人出の少なさでした。土曜日なのに門前の通りもご覧のとおり。

 

深大寺のお坊さんもマスク姿です。お堂から何を思って境内を見つめているのでしょうか。

 

水屋も使用禁止でした。これはどこの神社やお寺でも一緒でしょうか。HD PENTAX-DA 70mmF2.4 Limitedはシャープにその文字を捉えました。

 

門前のお店では訪れた人々がノンビリと過ごしていました。「密」とはかけ離れた環境なので、ゆったりと深大寺を味わっていたようでした。

 

「あんみつ」の文字を見つけました。絞り開放のF2.4でシャッターを切りました。精細感ある写りも素晴らしいですが、何よりも気持ちのいいシャッターフィーリングが「写真を撮った」という悦びを味あわせてくれますね。

 

「深大寺不動の滝」は東京の名湧水57選のひとつです。その豊富な水が名物の「深大寺そば」を生んだのですが、昔に較べると水量が減っているそうです。緑の減少やアスファルト舗装など環境の変化が原因とされています。

 

というわけで名物を食べることにしました。屋外に席があるそば店に入りましたがお客さんは数えるほど。深大寺はビールも有名なのですが、アルコール類の提供はありませんでした。ちょっと寂しいですが、席から緑を眺めながら天ざるをいただきました。そういえば最近はどこもスマートフォンでのバーコード決済ができるので便利ですね。

 

おいしいそばを食べてから山門まで戻ってきました。午後になってからやや人出が増えてきたようです。といってもいつもの深大寺のそれと比較すると十分の一以下でしょうか。ではそろそろ引き上げましょう。

 

バスに乗って再び調布駅に戻ってきました。ついでに歓楽街方面に足を延ばしましたが、どの店も休業中で人通りもまばらでした。昨年写真家仲間とワイワイ飲み歩いたことが懐かしくなりました。さて次回はどこを「ペンタビ」しましょうかね。

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