朝起きると青空が少しだけ見えていたので、K-3 Mark IIIをバックパックに入れて少しだけ遠くに行く電車に乗ってみました。ふだんよく訪れる場所を通り過ぎ(そのうちペンタビでも取り上げるでしょう)、ちょっとだけ先の「真鶴駅」で下車しました。伊豆半島の付け根にあって、ちょこっと相模湾に突き出ている半島が存在しているところ、といえばご存じですよね?
今回K-3 Mark IIIに装着したのは「smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL Limited」です。皆さんおなじみの銘レンズです。HDモデルではありませんが、自分が日ごろ愛用しているレンズの1本となります。さて駅前からバスに乗って真鶴半島の先端に向かいましょう。そこから駅までブラブラと撮り歩いて「ペンタビ」しながら戻ってくる算段です。カスタムイメージは「オートセレクト」でカメラ任せにして、貴重な梅雨の中休み日を味わうことに専念しました。
終点でバスを降りて眼の前にある建物に入ります。この「ケープ真鶴」は真鶴半島の先端にあり、名勝・三ツ石を一望できる高台に建っています。中にはレストランや貝類の博物館があり、「箱根ジオパーク」に属する真鶴エリアのジオラマが飾られていました。
外に出ると相模湾が一望できます。気温が上がって視界がやや霞がかっていましたが、初夏らしい雰囲気を味わうことができました。気持ちいい!
三ツ石を経て遊歩道を歩いて進んでいきます。途中朽ちた看板を発見。「きけん およぐな」と書かれていたのでしょうか。長い間潮風に吹かれて錆びてしまったそれをK-3 Mark IIIはリアルにキャプチャーしてくれました。
「真鶴半島」は約15万年前の噴火によって形成されたと考えられています。江戸時代には小田原藩が15万本もの松を植えて御料林となり、その豊かな植生が海に影を落として、数多くの海洋生物が住み着き「魚付き林」と呼ばれています。たしかに木々の中を歩くとヒンヤリとしていて心地よかったです。海の生き物も同じなんですね。
林を抜けて海に出ました。磯では親子連れが潮だまりをのぞき込んでいます。もう夏休みのような光景ですね。見つけたのは何でしょうか。海の向こうには三浦半島が浮かんでいます。
海沿いの遊歩道を進んでいくとマリーナに出ました。ちょうどクルーザーをクレーンで吊り上げて移動していました。キレイなブルーが目に優しいですね。
その先には貴船神社がありました。毎年7月下旬に開催される貴船祭は国の重要無形民俗文化財に指定されているそうです。境内には溶岩を使用した石造物が多く存在しています。そういえば昔、この前にある店で美味しい刺身定食を食べた記憶が蘇りました。
さらに進むと真鶴港です。残念ながら遊覧船は休業中でした。船の後ろに連なる住宅の上方に真鶴駅はあります。その奥には雲がかかった箱根の山々が見えますね。漁港では釣りを楽しんでいる人が数名いました。
漁港周辺を撮り歩きました。どこも潮風の影響で錆に満ちていますが、その経年変化の具合と色をコレクションするのが楽しかったです。的確なホワイトバランスとリアルタイムシーン解析システムによって、思い通りの仕上がりになりました。
漁港から街中に入っていきましょう。ここからはグッと高度を稼いで歩かないといけません。港町の雰囲気漂う坂道を上り始める前に振り返ると、向こうには「魚付き林」が見えました。
駅に向かう坂の途中にはいくつかお店があります。晩ご飯の買い出しでしょうか、精肉店は買い物をする地元の人で忙しそうでした。K-3 Mark IIIはレスポンスがいいので思った瞬間をちゃんと撮影できるのがうれしいですね。
坂道を登り切ると「小学校下」というバス停に出ます。ここから「真鶴駅」まではもう少しです。このバス停の下がトンネルになっていて、画面奥に進むと漁港に出る感じになっています。smc PENTAX-FA 31mmF1.8AL LimitedはK-3 Mark IIIに装着すると50mmに近い画角で撮影できるので、このような街中スナップでは使いやすいですね。さて次回はどこを「ペンタビ」しましょうか。
〔こちらの記事でご紹介した製品の情報はこちら〕
>>smc PENTAX-FA31mmF1.8AL Limited 製品ページ(生産完了品)
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