>>前回(その2)から引き続きK-3 Mark IIIに合わせてわたしが購入したレンズを紹介していく、ただの日記と化した記事です。

今回はK-3 Mark IIIに一番装着率の高い、わたしの「The 標準レンズ」のご紹介です。

HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited(35ミリ判換算47.5mm相当)

以前に社員朝倉が書いてくれた別記事>>K-3 Mark IIIと一緒に使いたいレンズ その3でも紹介されていて、すぐにかぶってしまいました。(よく見たらタイトルも連載回もかぶりまくっている…)

いや、でもかぶっても良いや。笑 それくらいにしっくりくる組み合わせのレンズなんです。

 

うわー、どんよりしてきたなー(テンション上がり気味

 

FA Limitedレンズは「ドン曇りを撮りたくなるレンズ」。そんなふうに評する写真家さんの話をよく聞きますが、わたしもまさにそんなイメージのレンズでした。

 

スッキリしない空模様をスッキリしない感じのニュアンスで写してくれる、そんなレンズ

 

光の落ちついた、梅雨時の濡れた紫陽花とか良いですね

 

少ししっとりした、落ち着いた光や陰影を描くのが上手なこのレンズ。

 

モノトーンで、コントラストを高めにシャドーも少し沈むくらいに

 

なんだか少し重めの表現をしたくなります。

 

 

機材おたくなので他社製のカメラやレンズもあれこれ買って使いまして、ここ10数年で購入したレンズざっくり200本ほど。でも近年のレンズにこういう撮り方したくなるレンズってあんまりないかも?そんな気がしています。

 

 

これまで愛用してきたsmc版の31mmからHD版にリニューアルしても、持ち味は健在かなと個人的には感じています。ひと安心。

HD版になって変わったところ

ではHDコーティング版になってから変わったところはなんでしょう?

 

 

いつもはローキーに重めの表現がしたくなる31mmですが、まずはハイライトの描き分けが得意になり、さらに透明感が加わったことが挙げられます。

他にも円形絞りになったりがありますが、すみません全然絞って撮ってなかったです。笑

 

 

 

また、シャドー部のトーン再現や色乗りが良くなったと感じてまして、こういう明暗差のあるシーンのスッキリ感。

 

 

 

さらにこういった淡い光のシーンでもシャドーから中間、ハイライトの描き分けがはっきりしたように思います。結果的に立体感を感じることが増えました。smc版だと少しマットな感じでそれはそれで素敵なんですが。

 

あ、でもここだけの話、シチュエーションを整えて厳密な新旧比較なんかを自分でやってみても「あれ、全然変わらない….」ってなることも多々あります。笑

やはりこれは実写を重ねることで「なるほどね」と感じることができるような変化なのではないかと。

 

 

 

でもやっぱり写真を見返すと何か違う…。

 

 

 

HD FA Limitedさん「この違い、感じ取れるか?」

 

なんとも高圧的なレンズです。

 

〔こちらの記事でご紹介した製品の情報はこちら〕

>>PENTAX K-3 Mark III製品ページ

>>HD PENTAX-FA 31mmF1.8 Limited製品ページ