「K-3 Mark III」を手に、夏の名残を探しに出かけました。目指したのは静岡県の三島界隈です。電車が長いトンネルを抜けると、明るく目映い光が目に飛び込んできました。静岡はいつも明るくフレンドリーな印象を受ける県です。到着した三島駅前では伏流水が溢れ出ているのですが、その約3分の2が富士山から、約3分の1が箱根からのブレンド水になっているそうです。コンコンと湧き出る水を見ているだけで時間を忘れてしまいます。さて今日はこの流れに沿ってブラブラしてみましょう。
今回のレンズは高倍率ズームの「smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR」です。

 

三島の駅前には「楽寿園」という有料の公園があって、それは見事な庭園を見られるのですが、残念ながら緊急事態宣言により休業していました。なのでグルリとその敷地を迂回して歩きます。少し先に進むとまたもやコンコンと水が湧き出る公園が。少し公園に立ち寄ってから源兵衛川を目指します。

 

源兵衛川は三島の街中を流れるせせらぎです。とても水がきれいで楽寿園の小浜池で発見された水生植物「ミシマバイカモ」が湧水に揺られています。ところどころに飛び石や木道が設けられていて、流れに沿って散策できるのが魅力です。ちょっとしたアドベンチャー気分で歩けるので気に入っているのです。電車と大人のお店が同居するカットも撮影できます(笑)

 


源兵衛川はこのような飛び石をピョンピョンと渡りながら進みます。この日が水量が多くて一部の飛び石や木道が水没しており、迂回をしなければならない箇所がありました。

 


源兵衛川に沿って緑地を進みます。川沿いにはお洒落なカフェやレストランもあり、撮影散策にピッタリな場所だと思います。中郷温水池を経て、ここからは柿田川に向かいましょう。道すがら見かけた水路には丸々太ったつがいのカワセミが飛んでいました。

 


郊外の風景を楽しみながら柿田川公園に到着しました。この柿田川は全長約1.2kmの日本一短い一級河川です。流れは柿田川湧水群を源としており、四万十川、長良川とともに日本三大清流として知られています。いつ来ても美しい風景を見ることが可能です。ブラリと訪れても感動できる場所です。

 

公園にはお店もいくつかでき、訪れた人々がのんびりと過ごしています。ちょっと休憩していきましょうか。それにしてもsmc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WRは便利ですね。軽量コンパクトで高倍率なので撮影が楽チンです。

 


この日は晴れたり曇ったりでしたが気温が意外と高く、川面から流れてくる冷たい風がとても心地よく感じました。smc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WR、ボケがなかなかキレイではないでしょうか。

 


川沿いの木道を進みます。その傍らからはコンコンと水が湧き出ています。澄んでいてとても冷たそうです。

 


水と緑のハーモニーを愛でながら歩いて行きます。親子がうれしそうに話しながら自分を追い越していきました。光が美しいですね。

 


柿田川の最終地点にやってきました。約1.2kmと短いこの川は、狩野川に流れ込んで終わります。現・柿田橋の上から昔に作られた柿田橋を見下ろします。朽ちているレンガ造りのアーチが辛うじて確認できます。

 


柿田川の水温は1年を通じて15℃前後とほぼ一定だそうです。夏冷たくて冬暖かいので、多くの動植物がこの界隈には生息しているとのこと。景観も素晴らしいのでカメラ片手の撮影散策にピッタリな場所だと思います。

 


狩野川に注ぎ込む柿田川の水は何とも言えない美しい色をしています。富士山に降った雨が、長い年月を経てここに流れているのが不思議な感じがしますね。その魅惑的な流れをsmc PENTAX-DA 18-135mmF3.5-5.6ED AL[IF] DC WRで収めました。また晴れた日に、風光明媚なこの界隈を訪れてみたいものです。

 

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