新登場のレンズ「HD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR」と、新しいカスタムイメージの「里び(SATOBI)」を試すべく、K-3 Mark IIIを手に東京の外れに向かいました。電車を降り駅を出ると、頭上の高架からは在来線と新幹線が通り過ぎる大きな音が聞こえてきました。ここ赤羽は酒好きの聖地として有名ですが、サッカーファンにも馴染みがある昔懐かしい雰囲気が漂う街なのです。
遊歩道を歩き始めます。人通りは少なく、たまにジョギングする人が行き交う程度です。さてK-3 Mark IIIに「HD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR」を装着すると、35ミリ判換算値32mm相当になります。使いやすい広角レンズ、といった感じでしょうか。美しい鏡筒が写欲をそそりますね。
歩いていると何やら視線を感じます。周囲を見渡すといました!ネコです。立派なオスネコで、地域ネコの証しである耳カットと、歴戦の記録である鼻筋の傷跡が絵になります。とても人懐こく、モデルになってもらったあとにしばらく遊んでしまいました。
遊歩道を抜けると、昭和の雰囲気を色濃く残す団地に到着しました。この界隈はかつてこのような建物が林立していましたが、近ごろは再開発が進み、街がどんどんと変貌しているエリアなのです。人が退去した団地と暗く落ちた空がいいですね。「里び(SATOBI)」、いい感じです!
大型の団地といえば給水塔がシンボルです。この団地にも現存していますが、遠くからその姿を見ると「昭和」を感じてしまうのは何故なのでしょうか。更地の工事現場には解体中の給水塔がそびえ立っています。ここにも団地が建ち、多くの人が暮らしていたのですね。
人が退去した団地はとても静かです。通る人も皆無で解体作業が始まるまでゴーストタウンなのでしょう。「HD PENTAX-D FA 21mmF2.4ED Limited DC WR」を絞り込んでシャッターを切りましたが、キリリとシャープに団地を捉えてくれました。
階段をのぞいてみました。貼り紙が全て外された掲示板とゴミ収集の案内、そして横たわるネズミの亡骸がありました。そっとその光景をK-3 Mark IIIで写し撮りました。
そのすぐ横にはかつて人が暮らしていた部屋への入り口がありました。すっかり扉が錆びついていますが、この中はどのような空間だったのでしょう。この界隈、団地ができた当時はきっと賑わっていたのではないでしょうか。
団地内の遊歩道を歩いていきます。近くにある公園からは子どもたちがサッカーをしている声が聞こえてきました。少し歩くと地元の人たちが往来しているのが確認でき、ちょっとホッとした気分です。振り返ると先ほどの団地が見えました。まだキレイなのに建て替えてしまうんですねえ。
団地を抜けて有名な商店街に到達しましたよ。昭和感たっぷりのここは写真好きのあいだで有名なところです。西が丘サッカー場で観戦の帰りにたまに来ていましたが、久しぶりの訪問となりました。相変わらずいい雰囲気です!昭和27年からあるのですね。
その中に停められていたクルマが気になりました。ちょっとタイヤの空気圧低くないですか?
商店街につきものの万国旗。水たまりに映ったところを撮りましたが、空はもう暗くなり始めています。そろそろ撮影を切り上げましょう。実は本日のメインイベントはこの裏手にある角打ちなのです(笑)。>>「立呑みの悦楽」で書いたように、このような界隈にはいい店が必ずといっていいほど存在します。付近の情報収集を兼ねて、地元の人と呑んで語らうのは楽しいものです。というわけでちょっと行ってきますね!
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K-3 Mark III 機能拡張ファームウェアバージョン1.31
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