大型連休は「K-3 Mark III」を持って、多摩川に新しく架かった橋「多摩川スカイブリッジ」界隈をペンタビしました。この橋は羽田空港がある東京都と多摩川を挟んで対岸の神奈川県を結ぶもので、人も歩いて渡れる構造になっています。飛行機撮影のメッカ・羽田空港と工場夜景で有名なエリアを結んでいるのでフォトウォークにも向いていると思います。今回レンズは「HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR」をチョイス。スカッとした晴天の下、撮影散策を楽しむことができました。
アプローチは神奈川県からにしました。京急川崎駅から京急大師線に乗り、終点の小島新田駅で下車してペンタビを開始!高架で線路を越えていたところ貨物列車がやってきました。「鉄」な人たちが連写でその様子を撮影していましたよ。
この界隈はたまに訪れています。高架を越えた先には気になっている渋い立ち飲み屋があるのですが、日中しかも連休中ということでやっていませんでした。残念!(このカットでは反対側になります)
重厚感のある錆びた工場や延びるレールなどを撮りながら歩きます。とある船溜まりに入ってみると、クレーン船と工場、そして離陸する飛行機を見ることができました。連休とあって工場もお休みでしょうか。静かな空にジェットエンジンの音がかすかに響いています。
船溜まりでは数名の釣り人がいました。何狙いでしょうか?「シューッ」と仕掛けが舞い、数十メートル先に着水していました。たまにはのんびりと釣りでもしてみたいですねえ。
すぐ横には傾いた船が鎮座していました。一体どうしてしまったのでしょうか?船体についたフジツボなどを見るとだいぶ前からこのままのようですね。Googleマップの航空写真でもこの姿を確認できました。
船体には草も生え、だいぶ痛んでいる様子がうかがえます。「K-3 Mark III」と「HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR」は鮮明かつ克明にその姿をキャプチャーしてくれました。切れ味いいですね!
さて船溜まりを出て多摩川方面に歩いて行きましょう。途中壁からは植物が顔を出していました。とても力強いですね。工場地帯でしっかりと確実に生きるパワーを感じさせてくれました。
大手カメラ家電量販店の物流センターを越えると多摩川に到着です。ウェーディングしている釣り人の向こうには羽田空港が見えます。広々とした空は実に気持ちがいいものです。歩いてきたからこそわかる開放感ですね。
「多摩川スカイブリッジ」を渡る前に橋の真下に行ってみましょう。遊歩道がずっと川沿いに続いているのでブラブラと歩いて行きました。以前、この界隈にノラネコがたくさんいたのですが姿を見ることができませんでした。ちょっと心配ですね。下から見た橋はなぜ幅が狭く感じるのでしょうかね?
通ってきた遊歩道を戻って橋に向かいます。界隈はこの新しい「多摩川スカイブリッジ」を見ようと多くの人たちで賑わっていました。ホテルやカフェもあるのでちょっとした散歩にも向いていると思います。以前の暗い様子を知っている身からすると驚きですね。
ようやく「多摩川スカイブリッジ」を渡ります。多摩川上は風も通るので心地いいですね。やはり開通したばかりなので大勢の人が橋を渡っていました。歩道、自転車道、車道とわかれているので安心して歩けました。欲を言えばもう少し歩道が広いといいかなあと感じました。
橋の上からは離着陸する飛行機はもちろん、京浜工業地帯の様子、そして多摩川を楽しむ人々の姿を見ることができます。夏の日、夕暮れ時なんか気持ちよさそうですね!
橋の欄干下には「多摩川スカイブリッジ」から名所までの距離を示すプレートが埋め込まれていました。富士山までは96.1キロメートルだそうです。空気が澄んでいる日にはその姿を拝むことができるのかもしれません。
約675メートルの「多摩川スカイブリッジ」を渡りきりました。大変眺めも良く、無料なのでまたペンタビしに来たいと思いました。真新しくピカピカの道路標識が眩しかったです。
東京側の多摩川左岸には船着き場がありました。現在は運行を中止していますが、チャーター船による遊覧クルージングや災害時等で陸上交通機関がマヒした場合の水上輸送ルートとして活用するとのこと。そういえば川崎駅近くにも船着き場があり、今後「多摩川・羽田クルーズ」として活用できないか検討中らしいですね。実現すれば「多摩川スカイブリッジ」界隈が賑やかになりそうです。
「多摩川スカイブリッジ」を渡ったあとは「海老取川」河口に向かいます。ここには大きな鳥居があり「平和」と掲げられています。近ごろ世界情勢が不穏なので、本当に平和になって欲しいと思います。そんな思いを込めて「K-3 Mark III」のシャッターを切りました。ここからはJR蒲田駅までバスで向かいます。次回はどこをペンタビしましょうかねえ。
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