8月も終盤近くに「K-3 Mark III」と「HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR」を手にして地下鉄に乗って都心部に向かいました。ブラリと下車したのは新御茶ノ水駅。夏も終わりはいえまだまだ暑く、少し歩くだけで汗をたくさんかく気温です。こんな時はあまりたくさんの機材を持ち歩きたくないですよね。「HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR」なら美味しいところの2倍ズームなのでスナップ撮影にピッタリ。今回はこの1本でブラブラとペンタビしました。
改札口を出てアーチ構造が美しい聖橋を渡ります。秋葉原方面を見るとちょうど丸ノ内線がやってきました。赤い塗装の車体が鮮やかですね。この新型車両にはコンセントが装備されているのをご存じですか?モバイル機器を充電できるのですが、実際に使っている人を見たことはありません。
湯島聖堂にやってきました。この界隈を訪れるときに必ずと言っていいほど立ち寄る場所です。都心にありながら静かかつ厳かでピッと気が引き締まる感じがするからです。入口には「大願成就」と書かれた絵馬がたくさん奉られていました。
その前には一羽のハトが。どうやら暑さに参って水浴びをしていたようです。チョコチョコと動き回りますが「K-3 Mark III」は高速かつ正確にフォーカシングしてくれました。実に頼もしいですね。
聖堂の中にはお詣りの人が数名いただけでした。気温が一番高い時刻だったので当然でしょう。そのおかげで静かなひとときを過ごすことができました。
相生坂(昌平坂)を下って秋葉原方面に向かいます。信号待ちで向かい側にあるミラーガラス仕様のビルを撮りました。写り込んでいる雲の表情に力がありません。そろそろ夏も終わりでしょうかね。
秋葉原をブラブラします。中古のパソコンやスマホなどを見るのは結構楽しいですね。ちょっと前には中古の超軽量モバイルノートPCを購入してロケ時の撮影データバックアップマシンにしています。以前は各社から液晶を搭載した写真バックアップストレージ機器が売られていましたっけ。
秋葉原はどんどんと変貌を遂げる街です。家電〜パソコン〜カルチャーと時代の流れを追って変化し続けてきました。最近は中古カメラのお店も増えてきたのでフォトウォークがてら訪れてみるのもいいでしょう。昔は飲食店が少なく食事に苦労した記憶があります。今はその心配無用ですね。
コロナ禍以前は外国人観光客でごった返していた秋葉原。日本を訪れる人が戻りつつありますが今はその姿を見つけるのも難しいですね。賑やかで景気のいい街に早く戻ってほしいものです。
今回使用した「HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR」はルックスもカッコいいですが、街中スナップ撮影で使いやすい画角なのも見逃せません。フルサイズ換算で30.5〜61.5mmなので、至近から通りの向こうまでのシーンを撮るのに使いやすいと感じています。HDコーティングと防滴構造も魅力です。
昭和通りを渡って岩本町界隈に到達しました。夏休みなのかコロナの影響なのか閉まっているお店が多く見られました。そんな街角でビルの間から降り注ぐ光が美しかったので「K-3 Mark III」のシャッターを切りました。壁面のディテールや干されたタオルの質感、そして鮮やかな発色がサイコーですね。このカメラとレンズは最高のコンビネーション!
そのまま昭和通りに沿って裏道を撮り続け、御徒町付近から出発地点に向かって歩いて行きました。夏も終わりが近づいて日没時間がグングンと早くなってきたのを感じます。色づいた光が差し込む高架下で通行人が来るのを待ってシルエットにして撮りました。「K-3 Mark III」はキビキビとしたレスポンスがいいですね。
秋葉原を通過して昌平橋まで戻ってきました。橋の上から夕陽に照らされた電車を撮影していると「チーチー」とカワセミの声が。明治神宮にいるのは分かりますが秋葉原にもカワセミがいるんですね。ちょっとビックリ。
しかしもう夏も終わりですね。ちょっとうれしいようなさびしいような。今年はあまり遠出ができず不完全燃焼、といった夏でした。皆さんはいかがでしたか?