待ちに待った春がやってきました。ポカポカ陽気となりカメラを持ってブラブラとフォトウォークするのにいい季節になりましたね。ちょうど「カスタムイメージ Special Edition」の「春紅(HARUBENI)」も登場したので、その写りを試すべく「K-3 Mark III」に「HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR」を装着して、うららかな春の小田原界隈をペンタビしてみました。
小田原といえば小田原城でしょう。駅からペデストリアンデッキに出て右手を見るとその雄姿を発見できるはずです。ブラブラと10分も歩けば天守の下にある公園に到着します。まだつぼみの桜を前景に、まばゆい白さの城壁が美しいですね。
ぐるりとお城を見物した後は公園を一周してみます。コロナ禍も一段落して、外国人含め観光客がだいぶ増えてきた印象を受けました。園内のあちこちからさまざまな種類の言葉が聞こえてきます。そんな賑わいを感じながら力強い石垣を撮影しました。Limited唯一のズームレンズ「HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR」は思い通りの切り取り方ができて便利ですね。
報徳二宮神社にやってきました。1894年創建の二宮尊徳を祀る神社では、多くの絵馬が奉納され参拝客で混雑していました。手水舎もようやく復活して、お参りの人々がお清めに使えるようになっていましたよ。うれしいですね。
鳥居の横では桜が開花していました。「春紅(HARUBENI)」はその様子をコントラスト高めかつ鮮やかに表現してくれました。やはり桜の花が咲くと気分が高揚してきますね。実に美しい!
お堀端です。整然とした石垣とかい掘りされた水面がいい感じです。ベンチに佇んでいると「チー」とカワセミが飛んでいきました。蝶や蜂なども多く見られ、春になって生き物が多く活動し始めてきたな、と感じました。座り続けていると暖かで眠くなってきましたよ。
日が傾いてきました。色づいた城壁から銃眼が睨みをきかせています。このような三角の穴からは鉄砲で、縦長の穴からは弓を放って敵を撃退するものだったようです。なるほど、じっくり観察するとよくできているなあと思いました。
さてそろそろお城を離れて相模灘に向かうとしましょう。幾度となく訪れている小田原界隈ですが、交通の便も良く、山も海も隣接していて、被写体も豊富なので写真撮影にはもってこいの場所だと感じています。箱根や熱海のついでに立ち寄る場所、ではなくもっと脚光を浴びてもいいのになあ、と御幸の浜へ歩を進めました。
ほどなくして海に出ました。お城からかまぼこ通りを越えて、西湘バイパスをくぐれば相模灘です。波打ち際にはイヌの散歩をしている女性たちがいました。水平線の左には大島が、右手には真鶴の三ツ石と初島が確認できます。いやあ海風も暖かくて最高です。気持ちいいですね。
この御幸の浜は1873年に明治天皇と皇后が地引網漁を見学したことからその名がつきました。西湘バイパス脇では高校生カップルがバレーボールの練習をしています。女子高生のフォームがキレイでいいですね。その背後には箱根の山々がそびえていますよ。「春紅(HARUBENI)」がのんびりとした雰囲気を演出してくれていますね。
浜から伸びている桟橋に出ました。春の潮騒が浜を洗っています。箱根方面を見つめて微動だにしない男性は何を考えているのでしょうか。「春紅(HARUBENI)」の色合いが、冬を越した季節を優しく描写してくれているようです。
小田原界隈は大好きで月に一度は撮影に来る場所なので、またペンタビに登場することがあるかもしれません。皆さんもPENTAXを手にぜひ訪れてみてください。きっと気に入ると思いますよ。