寒かった冬が終わり、いよいよ暖かい春がやってきましたね。天気が良いので「K-3 Mark III」を持って、「カスタムイメージ Special Edition」の「春紅(HARUBENI)」を楽しむことにしました。レンズは「Limited」シリーズ唯一のズームレンズ「HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR」です。今回も前回に引き続き、東京都世田谷区の名所をペンタビすることにしました。

世田谷通りを走っているバスを下車して馬事公苑に向かいます。馬事公苑は日本中央競馬会(JRA)が運営する馬事を広く知らしめる施設で、コロナ真っ只中で開催された東京五輪の舞台にもなりました。

世田谷通りからプロムナードを進んでいくと右側にニワトリ(?)のモニュメントが見えてきましたね。東京農業大学の「食と農」の博物館です。ちょっと寄ってみましょうか。

館内には農大の研究実績が展示されていて、企画展なども開催されています。この時は醸造と発酵に関する展示だったので興味深く見学しましたよ。併設されているバイオリウムにはマダガスカルを中心とした生き物と植物が展示されており、食事をするケヅメリクガメを間近に見ることができました。

博物館を出て馬事公苑にやってきました。広大な敷地の中に馬術競技のためのメインアリーナなどが広がっています。ここが東京五輪の舞台になったのですね。武蔵野自然林と呼ばれるちょっとした緑地もあるので、ブラブラと散策するにはピッタリの場所です。周回走路を横切るところはちょっとワクワクしました。

武蔵野自然林にはウッドデッキがあり馬事公苑を一望できます。木々にはまだ葉がありませんでしたが、新緑シーズンにはきっと心地よい林になっていることでしょう。写真のようなツリーハウスもありましたよ。

馬事公苑を出て世田谷通りを都心方面に歩き、年末年始に「ボロ市」が開催される上町界隈にやってきました。ここには世田谷代官屋敷があります。立派な茅葺き屋根の屋敷は実に見事。「K-3 Mark III」はそれを精細に写しだしてくれました。庭園もさほど広くはないですがのんびりとペンタビするにはいいところだと思います。

庭園では桜が咲いていました。暖冬だったので桜の開花が早いかと思われましたが、ここに来て急に足踏み状態ですよね?ようやく「カスタムイメージ Special Edition」の「春紅(HARUBENI)」が真価を発揮できてよかったです(笑)コントラストと発色が桜にピッタリだと感じます。

代官屋敷の中に入ってみましょう。広々とした土間は昔にタイムスリップした感覚を受けます。室内にあがることはできませんが、広間はお代官様がここで暮らしていた雰囲気満点です。また敷地内には世田谷区立郷土資料館もあり、世田谷の歴史を知ることができるのでオススメですよ。

さて代官屋敷を出て、界隈で今一番にぎわっている豪徳寺に行きましょう。ブラブラと歩いて行くとほどなくお寺に到着です。境内は海外から訪れた観光客でいっぱいです。そう、奉納されたたくさんの招き猫を見に来ているのです。ズラリと並んだその姿は壮観ですらあります。

じっと招き猫を見つめていると、さまざまなサイズがあって世界中の言語で願い事が書かれていることが分かります。興味深いですね。暖かな午後の日差しにも「春紅(HARUBENI)」が合います。

聞こえてくる言語もさまざまです。世界中から来た人々がめいめいに感想を語りながら写真を撮り、ライブ配信をしています。若い人々が多いのですが、ここまで電車やバスを乗り継いで来るのですね。世田谷の片隅がこんな状況になっているのが面白いと思います。

春分の日を越えて昼の時間が長くなってきました。まだ明るいので近くにある世田谷八幡宮に寄って行きましょう。ここには何と土俵があるのです。江戸三大相撲のひとつとされていたそうで、秋の例祭では奉納相撲が開催されているとか。さてまだまだ日があるので経堂駅までペンタビして帰りましょうかね。