梅雨も明けて暑い夏がやってきました。東京では雨のシーズンらしいまとまった雨は降らず、ときおりゲリラ豪雨が襲来するという感じでしたが、相変わらず湿度は高くて、カメラを持って外出すると汗だくになってしまいます。
そんな中、写真用品を買い出しに新宿に出かけました。肩からは薄〜い「smc PENTAX-DA40mmF2.8 XS」を装着した「K-3 Mark III」を提げてのペンタビです。今回カスタムイメージは「Gold」にしてみました。

 


新宿駅西口界隈にある写真関連のお店で用品を物色したあとに東京都庁舎を訪れました。話題になった都知事の選挙も終わり、都庁も静けさを取り戻したようです。
今でこそ高層ビルが多く建ち並んでいますが、小学生の頃はビルが数本あるだけで、この界隈はだだっ広い浄水場があるだけの場所でした。そういえば昔、ここら辺にあったグラウンドで、少女が少年野球で活躍するというアメリカ映画のロケに参加したなあ、と思い出しました。

 


都庁を訪れたら展望台に上ることをオススメします。なにせ無料で東京を一望できるのですから。夜景が楽しめる時間は大変混雑するので注意が必要です。また北展望室と南展望室があるのでそれぞれの景色の違いを楽しむのもいいでしょう。窓越しに海外から来た観光客の親子と視線が合いました。

 


この日はどんよりと曇ってあまり眺めがよくありませんでした。どことなく旅行者も残念そうです。こういうときは「K-3 Mark III」のカスタムイメージを変えて、写りの違いを試して楽しんだりするのがいいでしょう。

 


都庁を出て新宿駅方面に向かいます。途中「PENTAX FORUM」があったビルの前を通りました。数あるカメラメーカーのショールーム&ギャラリーの中で一番明るく広くて好きな場所でした。そのお隣のビルには「リコーイメージングスクエア新宿」がありましたねえ。

 


新宿駅は現在再開発のまっただ中です。今だけ見ることができる景色が駅前に広がっています。駅ビルが取り壊されて、西口から東口が見えるという貴重な光景が新鮮ですね。

 


ペデストリアンデッキも壊されて動線が激変しています。地上だけでなく地下も同様なので、久しぶりに新宿駅に行くときっと戸惑うことでしょう。
デッキではこの光景をスケッチしている人がいました。数年後にはガラリと変化した風景が広がっているに違いありません。

 


思い出横丁と東口を結ぶ角筈トンネル付近も姿を変えていました。目印だったペットショップや洋服店が姿を消しています。

 


まだ時間が早いせいか思い出横丁も人が少なめですね。仲通りは店がほとんど閉まっていました。最近は夕方近くになるとどの店も入れないほどの混雑ぶりで、海外からの旅行者でごった返しています。

 


歌舞伎町にやってきました。新しくできたタワーを中心に賑わっています。「トー横キッズ」と呼ばれる若者や、ちょっと怖そうな人、外国人観光客らが行き交っています。昔に比べたらずいぶんと平和なエリアになりました。

 


高校時代はこの近くにあったカメラ量販店でアルバイトをしていました。渋谷にある家から通っていたのですが、仕事を終えたあとの裏通りは怖かった記憶があります。街は今よりもっと暗くて汚く危険な印象でした。カメラを提げて歩いているだけで脅かされたりしましたっけ。

 


今では(おもてむきですが)比較的清潔になって安全な街になってきた感じです。映画のロケなども多く行われて、昔のイメージから脱却しようとしている印象を受けますね。これからどのように変化していくのでしょうか?

 


外国人観光客に大人気のゴールデン街もまだこの時間は眠っています。店もオーナーも変わり、客層も変わり、街がどんどんと変貌していくのを見るのは興味深いものですね。

 


花園神社では舞台の準備が行われていました。数々の劇団がここで野外劇を繰り広げてきましたが、この「椿組」はこの夏の公演を最後に文字通り幕を下ろすそうです。どんどんと街は変わっていくのですね。
そういえばそろそろ夏祭りの時期ですね。また「K-3 Mark III」を提げて、ブラブラとこの界隈を撮りに来ようと思います。