
近ごろは暖かくなったり寒くなったりと、何かと天候が安定しませんが、日が延びて写真を撮影できる時間が長くなったのがうれしいですね。今回も「K-3 Mark III」と「HD PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited」を持ってブラブラと街に出ました。向かったのは東京の郊外、立川です。「K-3 Mark III」のカスタムイメージは「雅」に設定しました。
JRの立川駅からペンタビ開始です。よく訪れる「昭和記念公園」方面に進みます。ついつい公園の中に入ってしまいそうですが、今回は写真のホテルを右に見ながら北上します。ここのバルコニーからは公園越しに奥多摩の山々がよく見えそうですね。
この界隈はかつて基地の街でした。そのせいか広々としており、道も幅があって直線的です。現在はショッピングモールやシアターなどが建ち並んで賑わっています。整然としている街並みはちょっと海外っぽい印象ですね。
ブラブラと歩いて行くと、ほどなく「国立極地研究所 南極・北極科学館」に到着です。ここでは日本の極地調査に関する展示が行われています。極寒の地での調査方法や生活など興味深い内容で、時間がたつのを忘れてしまいそうなほどです。特にオーロラシアターは必見ですよ(撮影禁止)。自分は南極点往復に使われていたKD604雪上車が気に入りました。
じっくりと極地の勉強をしたあとはブラブラ再開です。物流センターやモノレールの車庫、市庁舎、駐屯地など、大きな施設が目を引きます。それらのフォルムを「K-3 Mark III」と「HD PENTAX-FA 43mmF1.9 Limited」で切り取って歩きます。
施設の壁面にはカラフルな絵が描かれていました。そのどれもがユニークで見応えがあるもので、グレー一色になりがちな通りを明るく彩っています。カスタムイメージの「雅」は、それをより鮮やかに演出してくれました。
「K-3 Mark III」を構えていると頭上をモノレールが走っていきました。車庫から出てきたところのようです。この路線は延伸が計画されており、ますます立川へのアクセスが良くなりますね。車窓からの眺めがいいのでたまに乗りたくなってしまいます。
しかし立川は広々していていいですね。空を入れた写真がハマります。これもさまざまな闘争を経て、米軍基地が返還されたから実現した経緯があります。「昭和記念公園」も「国立極地研究所」、「国文学研究資料館」などもその跡地に存在しているのです。
高松駅北交差点には名物の給水塔がそびえています。通過するモノレールを入れてシャッターを切りましたが、この塔は1938年に建てられて、平成まで使用されていたとのこと。ユニークかつノスタルジックな給水塔で、内部はらせん階段で上部に上がれるようです。たまに公開されているようなので、チャンスがあったら見学したいものですね。
のんびりと歩いてペンタビしてきましたが、さすが基地の跡だけあって結構な距離になりました。広々とした空や直線的な道路や建造物を撮影するにはいい界隈ですね。さて、眺めのいいモノレールに乗って帰るとしましょうか。