※この記事は、ペンタックス(PENTAX by RICOH IMAGING)Facebookページからの転載です。

こんにちは、ラリーです。今週はいよいよ新製品の「HD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED」が発売になります。

フィッシュアイズームとしては3本目の製品にあたりますが、最初に発売した魚眼レンズは1963年に発売したM42スクリューマウントのフィッシュアイタクマー18ミリF11という単焦点レンズで、実は日本初の35ミリ一眼レフカメラ用対角魚眼レンズだと言われています。

ピント固定のパンフォーカスタイプで、F値は変更できましたが、その方法は一般的な絞り羽根で調整するのではなく、光の通る穴の直径を変えたターレットタイプの円板が内蔵されていて、それを回すことで絞り値を変更する回転円板式を採用していました。

このレンズ、パンフォーカスですからピント合わせのためにレンズ群を動かすヘリコイドも必要なく、絞りも円板を回すだけの単純なつくり、さらに3群4枚のシンプルなレンズ構成ということで、全長23ミリ、重さ97gという薄型軽量設計でした。そう、実はこのフィッシュアイタクマー18ミリF11こそ、パンケーキレンズとして有名なsmc PENTAX-M40mmF2.8(以下M40/2.8)のずっと前に発売されていた、PENTAXパンケーキレンズの元祖でもあったのです。

魚眼も良いけど自分はやっぱりパンケーキレンズが好き!という方には、もう流通している数も少ないとは思いますが、現行のHD PENTAX-DA 40mmF2.8 Limitedと一緒に、M40/2.8とこのレンズも並べてコンプリートを目指してください。



※ここまで読んでいただいてsmc PENTAX-DA 40mmF2.8 XSの存在は?と思われた方、あのレンズはパンケーキではなくビスケットレンズ(自称)のカテゴリーなのでご容赦ください!