“今日はどんな気分?何を選ぶ?”をテーマに写真とカメラの楽しみ方を広げませんか。

春目前。暦の上ではすでに春ですが、私が一番春を感じるのは新春の光です。お正月を迎えると途端に光が淡く柔らかく、そして明るく変化することを感じます。
そんな、季節ごとの光の変化や被写体に合わせて皆さんは「色」選びを楽しんでいますか?

よく記憶色や期待色などと言われますが、それとは別に、私は写真を撮っていて被写体にふさわしい色や頭の中で思い描くイメージ色(雰囲気色)があると感じています。

春といえば、桜の咲くシーンでしょうか。
桜の種類にもよりますが、桜という花のイメージの中に、トーン(調子・階調)とカラー(色)が存在し、人それぞれに感じ方やイメージの違う桜があるはずです。

はかなさ、やさしさ、ほんのりと、さわやかに、
軽やかに、元気に、潔く、にぎやかに、いきおいよく、フレッシュに…

このように春に関する言葉を取り上げてみてもトーンやカラーの強弱が見えてくるはず。そして、撮りたい被写体のイメージが湧いたら色を選ぶ。トーンとカラーは、露出補正とカスタムイメージを決めて撮る。そんなことに通じています。

あなたはどんな桜の色をイメージしますか?

1:柔らかく温かいナチュラル(彩度+1)、2:淡い雰囲気のほのか、
3:はつらつとしたポップチューン、4:凛としたリバーサル

どれも桜なのです。思い描いたイメージのためにどれを選んでもいいのです。
もちろん、色を忠実に再現する場面では別のお話ですが、皆さんはこうしてカメラの中でイメージした色を選べる自由と楽しさを手に入れているのです。

銀残しなら、静かな場所、厳かな雰囲気を醸し出すので風景にも向いています。

 

ノスタルジックな雰囲気を創り出すフィルムライクなクロスプロセス。真夏のような強い日差しにもピッタリです。

 

人工的な色を鮮やかに演色してくれるポップチューンなら夜にふさわしく、被写体自体が濁った色や、鈍い色もスッキリとした印象にしてくれます。

 

カスタムイメージは、撮影する被写体によって選ぶだけでなく、
カスタム(custom)=(あなたの)必要に応じて、
イメージ(image)=創造・創り出す 色でいいということ。
自分自身で決めてOKなのです。

色彩の感覚は人の数だけあるといわれる色の世界、正解があってないような色の世界。
今日はこんな気分で、こんな雰囲気で。
心に響く色選びをしてみませんか。

普段使っていないカスタムイメージの中にあなたが求めているイメージのヒントが隠されているかもしれませんよ。

 

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