カメラを手にしたのは、自分で作ったフラワーアレンジメントを記録に残したいと思ったことがきっかけでした。
当時通っていたフラワーアレンジメントスクールで活けた花を一眼レフカメラで撮影していましたが、花本来の色や雰囲気がイメージ通りに切り取れず試行錯誤、これは独学では難しいことだと思い知りそのまま写真教室へ。このような経緯で写真の世界に入りました。
そのうちフラワーアレンジメント以外の被写体も撮影できたら楽しいだろうなと思い、家にいる時は常に手に届くところにカメラを置いて気になる物を片っ端から撮影する日々で、まずは身近な物撮りから試していました。
お気に入りのグラスや小物などを、雑誌に掲載されているようなイメージで撮れないか?と考え、画用紙をにわかレフ板に仕立てて被写体に光を当ててみたり、窓際のカーテン越しに被写体を置き自然光を使ってみたり、被写体の向きやカメラの位置を変えてみたりと、自分なりに工夫を重ねていきました。
撮影を続けているうちに、物以外でも興味を引く被写体が目に飛び込んでくるようになり、ますます撮影が楽しくなってきました。部屋の中に差し込む自然光や、加湿器から立ち上る蒸気、クッションの生地の質感など、まるで宝物を見つけた時のようにワクワクして、ほんとうに楽しくて仕方がなかったですね。
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家にいる時間が長い日が続き、久しぶりにそんな当時を思い出しながら撮影してみました。
〔クリックで写真が大きくなります〕
我が家の場合三脚を立てる場所が限られてくるので、コンパクトなManfrottoのPocket三脚を購入。
折り畳みができるのでかさ張らず、常にPENTAX K-1 Mark IIに着けておき、必要な時にそのまま立てることができる優れものです。
レフ板はスチレンボードのA1サイズを半分に折って、立てかけています。画用紙や白い紙でも充分光を当てることができますよ。
これからは収集を続けてきたグラスとスノードームを、この機会にひとつずつ撮影をしてみようと思っています。今のような状況だからこそできることを見つけて楽しみたいですね!
次回はお家の中で見つけた空間や光の撮り方をご紹介したいと思っています。