こんにちは

商品企画をしている、カメラオタクで写真好きな大久保(以下O)です。
作ることが好きなので料理も作ったりしますが、最近は年を取ったせいか調味料少な目で薄味を好むようになりました。
若いころは隠し味と称して、全く隠しようもない豆板醤などをバンバン入れて、辛さの向こう側にあるといわれる世界を探究したりしていました。

さて、ここに何枚かの写真があります。

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非常に落ち着いた写真です。
この写真は中山博喜さん(以下)の「COLORS」からの作品です。
:「COLORS」はモノを見る感覚に対して、視覚メディウムである”写真”で何か訴えられないかと思って挑戦しているシリーズです。
例えば食べ物でいうと辛いものをずっと食べていると辛さに慣れてもっと辛い物が欲しくなりますね。食べ物の世界ではそういうことがあって僕らも経験があります。
同じことがモノを見たり、記録する世界でも起きていないかという発想が「COLORS」の出発点です。パソコンのモニターやスマホやテレビの画面で画像を見ているうちに、より高精細でより鮮やかな画像が求められるようになっていくわけですね。
だけど本当にそんなに鮮やかなのかという疑問が芽生えて、自分の目の前に広がっている色というものをゆっくり見ていると単純な派手さとは違ったデリケートな美しさを感じ取れるのではないかと思いました。そういうことを思わせる光景は何かということで始めました。
一見色味がなく感じる写真が多いですが、ジワリと色味を感じる写真を目指して撮っています。ふっと見た時にきれいだなと思う瞬間とかを探して撮影しているのですが、なかなか進まないシリーズです。

なるほど、落ち着いた緑、赤、黄色が控えめな主張をしていますが、地味な光景であるゆえに心に残る作品です。
6月にリコーイメージング東京、そして10月28日からリコーイメージングスクエア大阪で開催される「水を招く」(>>写真展概要)で展示されている写真の撮影後に「COLORS」は発表されました。
「水を招く」での写真は乾燥した荒涼な土地の写真ですが、「COLORS」の写真とどこか通じるものがあると思います。
「水を招く」は中山さんの写真の原点ともいえるのです。

中山博喜

福岡生まれ。大学卒業後5年間にわたり、NGO団体・ペシャワール会の現地ワーカーとして活動に参加。活動の傍ら、パキスタン、アフガニスタンの日常を撮影する。帰国後は撮りためた写真を個展などで発表するとともに、色彩をテーマとしたカラー作品の制作を行っている。京都芸術大学准教授。

写真展
2008年 「at PK」
2011年 「OWN LAND」

<アフガニスタンへの道>

中山さんは芸術系の大学でデザインを学んで卒業後パキスタン、アフガニスタンで写真を撮り始めています。なかなか大学でデザインを学んだこととパキスタン、アフガニスタンが結び付きません。

O:まず中山さんは写真をどこで勉強されたかを伺いたいと思います。なぜ芸術系の学校に進まれたのでしょうか?
N:僕は絵を描くのが好きでした。なので、グラフィック系のデザインを学べる学科に進みました。そのデザインを学ぶ過程でシルクスクリーン、動画など様々なメディウムに触れるのですが、その中の一つが写真でした。写真に関しては大学入学前の浪人をした時期から興味はありました。
浪人中にデパートのエスカレーターを降りた場所に砂丘の写真が飾ってあって、写真でこんなことができるのかと衝撃的に思ったのです。ただ、興味はあったのですが、そこから何かを作り上げるといった欲求はありませんでした。写真というメディウムを使って何かを表現をしたいというのは、大学の授業の影響が大きかったのです。
大学では自分で撮影をして暗室作業などの技術的な体験や、写真を使ってどの様なものが産まれてきているか、といったことを学んでいく中でだんだん興味が大きくなっていきました。
ある時、植田正治美術館のリーフレットが置いてあり手に取ったのですが、そこで紹介されている写真がすごかったのです。実際に美術館に行ったのですが、そこで浪人中に衝撃を受けた写真は植田正治さん(※1)の写真だったことがわかり大変驚きました。
そして、植田正治さんの写真が持つ世界観に魅了されてしまい、それまでの絵を描くという方向から、写真を撮って自分がやりたいイメージを創り出すという方向に完全にシフトしました。
O:植田さんはどちらかというと作りこんだアート方面の作品ですね。「水を招く」のようなドキュメンタリーの文脈とは違いますね。
N:植田さんは構成写真、コンストラクテッドフォトの印象が強いですが、ほかの作品を見ていくと日常のスナップがあります。
その中には独特の構成、間合い、ラインの入れ方があり、そういう一つ一つが僕自身の考えていた写真のイメージにドンピシャとはまったのだと思います。

砂丘の演出写真にも憧れましたが、それ以外の日常を撮っていく写真の世の中からの切り取り方に惹かれたのは大きいと思います。
植田正治さんにぞっこんという感じでした(笑)。
:その写真での表現を目指した中山さんがなぜ大学卒業後パキスタンに行かれたのでしょうか?
:在学中はプロラボや写真家のアシスタントなどいろいろなアルバイトをしました。卒業してスタジオとかに入って写真の道を究めていくと思っていた。
いわゆる海外にいって何か活動するとは全く思っていませんでした。進路を考えるときに写真だけで行くというよりは、写真を含めて物事の企画であるとかプランニングであるとかそういう職種を視野に入れていたのです。
そして4年生の秋にアフガニスタンに行かないかという声がかかったのです。

今でこそアフガニスタンという場所はニュースメディアに取り上げられますが、当時はおそらく今ほど知名度がなかったと思います。唯一知っているのはハリウッドのランボーの映画くらいでした(笑)。
そこで井戸を掘らないかという話でした。
具体的に「井戸を掘る」と言われたときに本当に井戸を掘るのか?と漠然としてわからなくて、自分の中でどのように解釈したらよいかわかりませんでした。

※1)植田正治:日本の写真家。鳥取砂丘を舞台にしたシュールレアリズムな写真が有名。作品はこちらで見ることができます(>>植田正治美術館サイト)。
※2)コンストラクテッドフォト:撮影者の意図をベースに被写体の選定・配置を行い撮影された写真。ステージドフォトと同義で伊丹豪さんも撮影されています(>>写真を読み解く)。

<アフガニスタンと写真>

:アフガニスタンに行った理由は写真とは関係なく、写真で何かを作り上げるという事を学んできたので、向こうでも何かが撮れると思い、一応カメラとフィルムを持って行きました。何かを撮りたいといった強い思いはなかったのです。自分の仕事をこなしながらその中で撮れるものがあればという程度でした。
現地に行くと、そもそも写真を撮るのが習慣としてご法度な文化がありました。
中村哲さんが始めたペシャワール会の活動が20年近く経過していたのですが、その20年間の地道な活動の結果、中村さんが活躍された病院の中では絶大なる信頼の中でいろいろな人がコミュニケーションをとれる環境ができていました。

その環境の中で僕がいきなり写真を撮ってしまったら大事な信頼関係を壊しかねないのです。ですからまずは、カメラを出さないところから始めました。
そのうち現地語で会話をしたり、どうしたら一緒に写真を撮れるようになるかが、感覚的にですがわかるようになりました。そうなると、カメラを出すタイミングがきます。
写真をしばらく撮っていなかったので、写真を撮りたい気持ちが出てくるのですね。そして普通に撮り始めました。こういうものを撮ろうという明確な目的もなく、ただただ、撮れる事で喜びを感じていた時期でもありました。

:写真を撮る目的がなく写真が撮れることから始まったのですね。コミュニケーションの延長上ということで、おのずとスナップ写真になっていったのでしょうか?
:最初はたまにペシャワールの旧市街に出かけて、植民地時代の西洋の建物の写真も撮っていました。

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:ただ、撮っていく中で、スナップを撮りたいという思いが出てきたのです。
大学の授業の中でどういう場所でどういう風に写真が撮られてきたかを勉強したのですが、スナップ写真はヨーロッパが中心でした。中東でのスナップ写真は見たことがなかったのです。中東と言われると一般的にはドキュメンタリーになります。
アフガニスタン、パキスタンといったところでは、どこか紋切型で戦争や紛争を連想してしまう写真が多く、その目線で見てしまいます。だから僕は日常生活の中の瞬間、身近なものだけどその中にある貴重な光景、瞬間を拾っていきたいと思ったのです。
住んでいるのは人間で私たちと同じように生活をしている。そこでも日常のスナップが撮れるという事をきちんと伝えたかったのです。
その同じ生活をしているところで紛争が起きて、人が亡くなっています。実は大きい目線で見るとその紛争に日本という国も加担しているのではないか。
そういうところを伝えていきたかったのです。なので、写真を発表するのであれば、ドキュメンタリー写真ではなくスナップ写真でした。

<水を招く>

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(写真はリコーイメージング東京での展示の様子です)

:写真は時系列で並んでいるのでしょうか?
:違います。最初はパキスタンでの写真になります。僕が働いていたペシャワール会は病院を中心にして、無医地区に医療クリニックを立てる医療事業から始まっています。僕は基本的に基地病院のなかで全体のお金の管理をしていました。
また、定期的に水路事業の視察に行っていました。水路事業に携わっている日本人はとても忙しくて写真が撮れないのです。そこで会計をしていた私だから、定期的かつ客観的に写真を撮れる機会があったのです。

:カラーとモノクロが混じっているのですが、その意図を教えていただいてもよいでしょうか。
:モノクロ写真はペシャワール会の活動をしていない時に発表することを前提として、そこに住む人となりを撮っていたのでポートレートが中心になります。カラー写真は活動をしている中で活動そのものを撮影していたもので発表するつもりがなかった写真です。
:モノクロ写真は陰影強めでドキュメンタリー写真を感じさせます。時代を感じません。カラー写真は現場のスナップ写真が中心ですが、記録写真とは異なり構図が斜めであったりしていてほのかに植田正治さんを感じます。
:モノクロ写真に関しては帰国後2年をかけて展覧会までに用意したのです。若干コントラストの高い絵作りをしました。
:最後の方にあるこのモノクロ写真が印象的でした。この写真だけ水との関係を感じない。表情は硬く、壁には弾痕のようなものもあり紛争を感じさせる雰囲気です。

:この写真に写っているのは給料を待っている井戸掘りの人たちです(笑)。現地の人はカメラを向けるとこういう顔をするのです。お澄ましというか凛々しいというか。
:そうだったのですね(笑)。私もまだまだ写真を見る際に思い込みがあるのだということですね。
カラーではこの写真が印象的でした。アフガニスタンの生活であまり飾るイメージがないのですが、自転車がカラフルに見えます。右の子のパーカーはキャラクターもので生活感があります。

:基本的にはデコラティブな文化なのです。インドやパキスタンでは車やバス、トラックにデコレーションするのです。その文化が自転車、バイクにもあって、つけるとよさそうなものは、とことんつけたがりますね。この自転車は彼の自慢の一品です。作業が終わって帰るところで、おすまし顔になっていますね(笑)。
O:写真集(※3)の中もモノクロとカラーが混在しているのでしょうか?
N:そうですね。モノクロとカラーを混ぜるのはものすごく難しいです。大学で指導するときは難しいやり方ですよと言っているのですが、果たして本人がやってもいいものかと思っています(笑)。写真集ではデザイナーの大西さんと赤々舎の姫野さんと話をしていて、このシリーズではアクセントとしてモノクロを入れたほうが良いということになりました。展覧会と同じ比率くらいでカラーとモノクロが展開する感じですね。
O:パキスタン・アフガニスタンで6000枚ほど撮られたと伺いました。今回の写真に絞り込むのは難しかったのではないかと思っています。写真を選んだ基準があれば教えてください。
N今回は写真で「仲間たちの存在」を伝えたかったのです。仲間たちが懸命に何かをしている姿であるとか、仲間たちのポートレートなのですが、それを集約していくと今回の作品になったということです。写真の枚数は多かったですが、今回の目的に合わせると意外と少なかったです。
僕は大学卒業するまでは、人をたくさん入れる写真を撮っていませんでした。パキスタン・アフガニスタンに行ってコミュニケーションをとって初めて現地で写真が撮れるようになり、結果として人をたくさん撮ったのがアフガニスタン・パキスタンの写真群になるかと思います。

中山さんの今回の展示は過酷な環境でともに働いた仲間たちを伝えたかった事が動機になっています。
これは同じく過酷な真冬のカナダで生活を共にした仲間を撮影した久保田さんの「A Door of Hope」と動機が似ています(>>久保田さんインタビュー)。
久保田さんも、中山さんも撮影対象のステレオタイプなイメージを打破すべく、作品をドキュメンタリーのような文脈ではなく、日常の延長としてのスナップで表現している点で共通しているのが興味深いところです。
また、カラー写真からアフガニスタンの乾燥した、くすんだ白を基調にした風土を背景にわずかに感じる色が印象に残ります。
例えば先ほどの自転車の色がそうです。これは冒頭で紹介した「COLORS」のシリーズにつながっていると思います。

※3:写真集「水を招く」はこちらから購入できます(>>AKAAKA社のサイト)。もし、大阪のスクエア展示期間で中山さんが在廊されている際は、きっとサインをしてもらえると思います(私はしてもらいました!)。
赤々舎代表でリコーイメージング東京のギャラリーAのアドバイザーでもある、姫野さんとのトークイベントのダイジェストはこちらです(>>トークイベント)。

<アフガニスタンと南大東島>

:今後の活動について伺いたいのですが、また海外に行かれるのでしょうか?
:今回の「水を招く」でアフガニスタンに関してはまとまった作品ができたので、新しい場所を求めていきたいという思いはあります。人が生活する、生きるという事がどういうことかを根源的に考えさせてくれる場所や被写体はどこかということです。
O:それはどこなのでしょうか?
N南大東島です。南大東島は人が入って100年ですが、ずっと人口が1000人で変わっていないのです。強烈な風と高い波で島では作物が育ちにくい。経済的に豊かになる産業があるわけでもない。でも、そこに人が住み続けている。
学校は中学校までしかなく高校に進学すると島を出るのです。ですが人口1000人をキープするということは結果的に戻ってくるのです。本土では南大東島よりも経済的に豊かで交通的にも便利な場所で過疎化が進んでいるが、この島では人が帰ってくるという事はどういうことなのか。この島を撮り続けていくことによって、撮影した写真の向こうに、島に住む人となりや、島の姿が見えてくるのではないかと思っているのです。「Borodino」シリーズとして作品をまとめようとしています。

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N:この島を一番最初に見つけたのはロシアのBorodino艦隊でした。なので最初の名前はBorodino Island。
そこに江戸幕府が領海を広げるために八丈島から人を移住させたのです。砂浜のない島で、何度か入れずに引き返しています。何度かの挑戦でやっと上陸して、淡水湖を見つけて生活できたそうです。
Borodino は南大東島。海が強烈で、青が濃いところは深海なのです。透明度が高いので浅そうに見えるけど浅い場所でも深度100m以上。波も高く人が落ちたら助けられないので釣りは禁止です。

:かなり俯瞰した写真でアフガニスタンの写真と違いますね。
:アフガニスタンの写真は引きの写真やポートレート写真がありましましたが、南大東島はまだ撮影の時間が作れていないのです。島を俯瞰したドライな写真で止まっています。ここから中に入っていこうかと思います。まだまだこれからのシリーズです。
人がなぜそこに住むのか、住めるという事、住みたいと思わせる事は何か。ふるさととは何だろうか。中村哲先生は次のようにおっしゃっていました。

人が住みたいのに住めなくなる。住んでいた場所を去らなければいけない環境ほどつらいものはない。
そこに水さえあれば植物がそだち、食べ物が育ち、住めるとなると人は勝手に帰ってくる。

N:それこそが人の営みであって、南大東島も人がなぜ戻ってくるのかという点で同じです。土地に対して人が想う共通した考え方があると思いますし、そこを追求していきたいと思っています。

最後にアフガニスタンでの水路工事に携わったときの中村哲さんのことを語った中山さんの言葉を紹介します。

N:1日の日雇い労働者が600~700人ほどいました。結果としてそれだけの人の雇用を生み、住む土地を仕上げていく。その一石二鳥を中村哲は発案したのです。また、その土地の道具と方法で水路工事を行うので継続的な事業が可能でした。大勢の仲間が入って、中村哲のすごさはやり遂げる姿勢を彼らに見せた事。異国の人である中村哲が一緒にやろうというその土地の仲間を数百人も集めたのがすごいのです。

中村哲さん自身の言葉もご紹介します。

水が善人・悪人を区別しないように、誰とでも協力し、世界がどうなろうと、他所に逃れようのない人々が人間らしく生きられるよう、ここで力を尽くします。
内外で暗い争いが頻発する今でこそ、この灯りを絶やしてはならぬと思います。

これだけの大きな仕事をされた、中村哲さんは2019年に志半ばで非業の死を遂げてしまいます。さらに今年はアフガニスタンで大激変がありました。
改めて紛争の恐ろしさ、難しさ、虚しさを覚えます。果たして彼と大勢の仲間たちの仕事は無駄だったのでしょうか?
その答えは、残された私たちが考えないといけないことだと思います。
水路工事を行っていた場所の現在の様子がYouTubeにアップされています(>>現在の様子(音が出ます))。ドローンで撮影されていますが30秒過ぎに水路の様子が出てきます。樹木の緑が映え、まず水面の色が違います。
写真展の作品と見比べていただくと、考える際の参考になると思います。

「水を招く」は10月28日より11月8日まで、リコーイメージングスクエア大阪で開催されます。
ぜひ見に行かれてはいかがでしょうか。日常の目で見たアフガニスタンを体験できると思います。

リコーイメージングスクエア東京/大阪では、新型コロナウィルス感染症拡大予防対策の一環として、ご来館いただく際以下のご協力をお願い致します。
・入口にて検温させていただきます。(非接触型の体温計を使用いたします)
※37.5℃以上の方のご入場はお断りをさせていただきます。予めご了承ください。
・手の消毒を行ってからの入場にご協力をお願い致します。
・来館時には必ずマスクの着用をお願い致します。
・過度に混み合わないよう、状況により入場制限をさせていただく場合がございますのでご了承ください。
・場内では、お客様同士のソーシャルディスタンス(約2m)の確保にご協力ください。

以下に該当する方々の来館をご遠慮いただきますようお願いいたします。
・咳の出る方
・37.5℃以上の発熱の有る方
・その他体調不良の方

ご来館のお客様におかれましては大変お手数をお掛けいたしますが、ご協力の程よろしくお願いします。