"Pentax Statement"を体現するようなレベルの高いファインダー、AF性能、デザイン等、懐事情が許すならば是非購入して体験してほしいと思います。

"Pentax Statement"で述べられている、5つの決意がとても良く伝わってくる、カメラを愛し、写真を愛す技術者の方々が作り上げた、これまでにない良いカメラだと思います。

K-7, K-5, K-3II, KP,K-1 Mark IIと様々なカメラを使ってきたが、K-3 Mark IIIはこれらすべてを超えるクオリティーの「見やすい」ファインダーを搭載していると感じました。aps-cカメラでこれだけ広い視野が得られるとは、正直思っていなかったため、大げさながらはじめ「フルサイズ？」と疑ってしまった。ちなみに普段使うK-1 Mark IIと比べ、「明るく」「クリア」で、ファインダー倍率もほぼ同等なので、あまり違和感なく使い分けられるところが良いと感じました。ただ、願わくばあとちょっとだけ倍率を上げられたらうれしい(実は拡大アイカップを付けている)。手元にあるMXと比べてしまうと可哀そうだが、やはり覗き比べると「あと一歩」な気持ちになってしまいます。K-3 Mark IIIのクリアなファインダーをK-1 Mark IIの後継機に是非展開してほしいです！とにかく覗いて楽しいファインダーを作ってくださり、ありがとうございます♪

とにかく「上品」のひとこと。普段カスタムイメージを「フラット(彩度+0、キー+0、コントラスト+0)」にして撮っているためかもしれないが、見ていて疲れない上品な絵が撮れて気に入っています(jpeg派です)。もちろんシーンに応じて「雅」や「リバーサルフィルム」「モノトーン」も使っており、どれも好きなカスタムイメージです。ちょうど新緑の季節に発売されたこともあり、ちょっと山の方へ足を伸ばして森林の中で撮影してみたら、予想通り緑がキレイな写真が撮れて満足。ちなみにK-1 Mark IIとK-3 Mark IIIって絵作り一緒なのでしょうか？

いままでペンタックスのカメラは「動体撮影はダメ」って言われていたので、K-3 Mark IIIにDA55-300PLM付けて電車を撮りに行ったみたら、ほぼすべてにピントが来ていてびっくり。しかも12コマ/秒というこれまでにないスピードの撮影能力を得たので、ほぼ無敵かも？まだまだ使いこなせていないので、鉄道に限らず様々な被写体を通して、進化したAF性能を楽しみたいと思います。

手にとてもフィットしていて、長時間持っていても疲れませんでした。その後K-1 Mark IIに持ち替えると「こんなに重たかったっけ？」と、一瞬持つのを躊躇ってしまいます。 他社カメラでは当たり前なジョイスティックがようやく搭載され、無意味にグリグリしてしまいます。 ただちょっと部材が硬いせいか親指の腹が使っているうちに少し痛くなる、意外とジョイスティックが使える場面が限られている(十字キーと同等の機能にしてほしい)など、改良してほしい所はあります。 ボタンのカスタムがたくさんできて、使い勝手が向上しました。手元のK-1 Mark IIっぽく設定できるのはうれしい。静止画/ライブビュー/動画のダイヤルは、あんな一等地で良かったのかな？と少々疑問ではあります。 メニューの縦表示は、意外と使っているうちに慣れてしまったので、あまり言及することはないものの、強いて言うならば、これまでの横スクロールが可能な「クラシックモード」があってもいい気がします。 あとステータス画面のフォントや文字配置がちょっと気になります。もっとかっこよくしてほしい。

一目見て「ペンタックス」ってデザインで、古さや目新しさはないものの、ずっと眺めていられるくらいカッコイイ。実は今回初めてシルバーモデルを手に入れたが、光の当たり具合や明るさでエッジの強調のされ方が変わるので、さらに眺めていられる。やっぱりトンガリ頭、いいですね。また、手に収まるサイズ感ゆえに、無意識に手に持ってファインダー覗いたり、シャッター切ったり、ボタンやダイヤルをいじくったりします。いやー、見ても触っても飽きないです。