晩秋というか初冬のよく晴れた日曜日に、「K-3 Mark III」と「HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited」を持って、下北沢駅と三軒茶屋駅間をペンタビしました。この界隈は若者で賑わうスポットして知られていますが、古い商店や路地が僅かながら残っていて、ブラブラと撮影散策にも向いています。途中気になった古着屋をのぞいたり、チョイと一杯しながら季節の変わり目を楽しむことができました。
「シモキタ」は多くの独立系ショップが軒を連ねています。個性あふれる店の数々を訪れるのは楽しいですね。この日はよく買い物をするアウトドアギアの店からペンタビをスタートしました。オリジナルの看板がユニークですね。
この界隈は主にファッションの店が多いのですが、美味しいカレーの店やひと癖あるバー、地下の昭和っぽい立ち飲み屋などどこに行こうか迷ってしまうほど奥が深い街です。そんな街角に停まっていた空冷2ストロークの懐かしいバイクに「HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited」を向けました。
「HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited」はマクロレンズですが、「K-3 Mark III」に装着すると標準レンズ的に使うことができます。切れ味鋭いマクロの描写をストリートスナップで使うのもいいものです。ハンバーガー店のサインと、ガラスへの写り込みを鮮やかに捉えることができました。
「シモキタ」は細い路地がたくさんあり建物が密集しています。なので反射光が意外なところから飛び込んできて、不思議な光景を演出してくれます。そんなワンシーンをヌケ感よく「K-3 Mark III」でキャプチャーして歩きます。
「K-3 Mark III」は起動とシャッターレリーズの反応速度が速いので、電源をオフにして歩いていても即座に撮影態勢に入れるところが気に入っています。特にシャッターボタンと同軸の電源スイッチは最高だと感じています。人混みの中で流れが切れた一瞬を狙い、カラフルなシャッターと自転車を撮りました。
通りを歩いていると主張の強い店を多く発見することができます。サインアートだったりディスプレイだったり、スタッフだったりと「シモキタ」を強く感じ取ることが可能です。そんな店先にあった装飾にググッと接近して撮影したカットです。
まさに秋晴れ!素晴らしい空の色ですね。この日は「カスタムイメージ」はカメラ任せ(オートセレクト)で撮り歩きました。「K-3 Mark III」は撮影者の心を読んだかのように「風景」をセレクトしてくれたようです。
現在の小田急線下北沢駅地上の様子です。ちょっと前に地下化されて地上部分の線路が撤去されました。それに伴い、この周辺にあった古いマーケットというかアーケードも姿を消してしまいました。再開発には今でも賛否両論あるようですが、新しい「シモキタ」が徐々に生まれつつあります。この部分は一体どうなるのか興味津々です。
「シモキタ」といえば劇場文化が有名です。有名なこのシアターはこの街の顔とも言えるでしょう。ただ再開発の予定地にかかっているとの話しもあり今後どうなるか注目されます。
下北沢と三軒茶屋を結ぶ「茶沢通り」を歩いて行きます。住宅街を越えて「サンチャ」の高層ビルが近くなってくると再び店が建ち並ぶゾーンに入ってきます。お休みの日とあって通りは歩行者天国でした。道端では古本を選ぶ人の姿も。
茶沢通り名物のゴリラまで来るともうすぐ国道246号線です。そろそろ日が傾きつつあり、チョイと一杯の時間が迫りつつあります!
緊急事態宣言が解除され、通りも活気が戻ってきました。いい感じです。このまま対策をしっかりと施して日常生活を完全に取り戻したいものですね。
「サンチャ」のランドマーク、キャロットタワーに登りました。無料の展望台があって眺望を楽しむことができます。この日は見えませんでしたが、丹沢の向こうに富士山の姿を拝むこともできます。椅子に座って景色を眺める人たちをウォッチングするのも面白いものです。
東急世田谷線の駅前広場です。円形になっていてちょっと欧州っぽい雰囲気が気に入っています。駅のプラットフォームもなかなかステキです。
世田谷通りを渡って、通称「デルタゾーン」に行ってみましょう。国道246号線との三角地帯には数多くの飲食店が集まっていて、味わいのある狭い路地もあり実にフォトジェニックなエリアになっています。ユニークな店もあるので撮影に訪れたらぜひ食べて飲んで行ってもらいたいと思います。さて、暗くなってきたのでどこかの店に入りますかね!
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