こんにちは、Yuzuです。関東では梅雨入りして気温的には過ごしやすい日が続いてますね。
通勤途中に目にするアジサイがいつも気にかかり、ぶら下げたカメラでささっと撮影して足早に駅に向かい電車に飛び乗る毎日。ちなみにここ最近持ち歩いているのは、PENTAX K-70。現行Kシリーズのなかで最軽量なだけあって、K-70の取り回しの良さは魅力のひとつです。
K-1 Mark IIやK-3 Mark IIIと比べて十字キーやグリーンボタンのレイアウトに違いはあるものの、前後の電子ダイヤルが備わっているので、Avモードでの撮影中には「絞り」「露出補正」、Mモードでの撮影では「絞り」「シャッター速度」等、前後のダイヤルでダイレクトに設定が行えるのは大変便利です。
比較的低価格帯の一眼カメラには操作系がシンプルな初心者向けとされる製品が多い中で、K-70は前後ダイヤル、軽量ボディながら防塵防滴仕様であったり、なかなか押さえるところを押さえているところが良いと思います。
家で妻にこのカメラを持たせてみて、雑に「どう?」と聞いてみました。
Yuzu「どう?ひさびさの一眼レフは」
Tsuma「うーん、理由はわかんないけど使いやすそうな気がするよ。ボタンの位置かな?」
Yuzu「へー!そう!(自社製品褒められると嬉しい)それはグリップを握ったときに自然とシャッターボタンに人差し指が乗ってるとかそういうこと?」
Tsuma「いやいや、そこまでは意識してない。笑 でもいつも使ってるカメラ(※)と違って、大きめなボタンがほど良い距離感でついてる感じ?使いやすそう」
なるほど…、そういうゆったり感が煩雑さを感じないポイントなのかも。
※妻はFUJIFILM X-E4、Panasonic LUMIX GM1ユーザー。もちろんいいカメラです
話し変わって、皆さんがPENTAXのカメラをご愛用いただいている理由ってなんでしょうか?
もちろん人それぞれ理由や思い入れは違うと思いますが、わたしの場合は「色再現」と「階調性」、そして「光」の表現ですね。
色々なカメラを使ってみても、出てくる写真の質感がPENTAXが一番好きなのです。
今回の記事では、アジサイが被写体ということで「色」について軽くお話ししたいと思います。
アジサイは紫だったり、青だったり、ピンク系だったり。実は色同士の境界があいまいな花です。そのため、アジサイの花を色濃く撮ろうと画像仕上げを「ビビット」系のものにすると青い花が紫になったりピンクの花が赤紫になったり、その逆がどのメーカーのカメラでも起きがちです。
PENTAXのカメラに搭載されている画像仕上げ設定のカスタムイメージには、濃厚系・あっさり系それぞれにいろんなカラーバランスのものがあり、色が濃い目で青が深くなる「鮮やか」「風景」に、マゼンタが強まり紫系が強く出る「雅(MIYABI)」、ニュートラルな「ナチュラル」「フラット」に、色を抑えつつも彩度の増減はや調色設定を組みあわせることで色再現をコントロールできる「ほのか」など、幅広い方向性で表現することが可能です。
本記事で掲載してる写真については、目で見たときの印象や、その場の雰囲気を再現するためにカスタムイメージ選びや詳細設定、ホワイトバランスを変更して撮影しています。ぜひ設定値も参考にしていただければと思います。
レンズ交換に加えて、デジタルカメラならではの画像仕上げ設定の幅の広さはあらためて工夫の余地を感じます。わたしはめんどくさがりなので、撮影後にRAW現像するのが苦手になり…。ここ数年はJPEGでシャッターを切った瞬間に完成という撮り方を愉しんでいます。
もちろん、RAWで撮影して一枚一枚丁寧に現像設定を追い込んでいくことで出会える作品性も存在します。お好みに応じて楽しんでいただければと思います。
繰り返しになりますが、わたしがPENTAXのカメラで写真を撮る一番の理由は「色再現」と「階調性」、そして「光」の表現。
アジサイの撮影を通して、K-70は「色再現」へのこだわりを存分に愉しめるカメラであることを再確認することができました。
〔こちらの記事でご紹介した製品の情報はこちら〕
>>HD PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limited製品ページ >>HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited製品ページ |