「PENTAX 17」の発売に合わせて製作されたショートドラマ。
製作を指揮した映像監督・横山ぶんに、製品の魅力や、撮影の際に感じたことをインタビュー。
「フィルムカメラ、欲しいけど難しそう。」そんなあなたに、ぜひ読んでいただきたい内容です。

PENTAX 17について

―まず、「PENTAX 17」使ってみて感じた率直な感想は?

横山:まず魅力的に感じたのは、すごく軽くて、持ち運びも便利っていうところですね。僕が以前から使っているフィルムカメラはもう少しコンパクトで、気軽に撮れるコンセプトのカメラなんですけど、それよりも更に軽いです。新しい時代の素材を使っているんだなと感じる、今だから作れるフィルムカメラだなと思いました。

―フィルムカメラに触れたことがない人が、このカメラを最初の一台として選ぶのはアリ?

横山:難易度はかなり低いと思います。一からフィルムカメラを始める場合でも、オート機能が搭載されているので、一回オートで撮ってみて「フィルムだとこんな写真が撮れるんだ」っていう楽しさを分かっていただければ、入り口としてはすごい良いんじゃないかなと思います。そこから、もっと違う写真を撮りたいなと思ったら、マクロや風景モード、BOKEHモード等を使っていくのが良いんじゃないかな、と思います。

―あえて、注意点を挙げるとしたら?

横山:フィルムカメラに慣れていない時にありがちな「フィルムが巻かれていない」っていう失敗があるんですけど、17にはオレンジ色の目印(フィルム先端マーク)があって、ここにフィルムを合わせればいいと一目で分かるので、そこはありがたいですね。
あとは、フィルムカメラの特性として、ファインダーを覗いたそのままの写真が撮れる訳ではない、という所が注意点ですね。スマホでは画面に映るそのままの写真が撮れるんですけど、フィルムカメラはファインダーを覗くと見える枠の範囲内のみが撮影されます。




ショートドラマの撮影を通して

―ストーリーを通して伝えたい、監督としての想いは?

横山:「思い出は、思い出のまま残そう」というキャッチコピーが伝わるように意識しました。例えば、学生時代にフィルムで撮った海辺の女性の写真を、社会人シーンで映るスマホの待ち受けにしています。フィルムカメラで撮った写真をスマホの画面と融合させることによって、大切な思い出をそのまま残せるんだ、ということを改めて表現できたかなと思います。

―撮影の中でカメラの強みを感じたシーンは?

横山:広角で取れるので、 1人でも、複数人でも、風景であっても、色んなものをはっきり映して撮影ができるっていうのが醍醐味ですね。それこそ、この動画みたいに、4人ぐらいの旅行とかではすごくいい写真が撮れるんじゃないかなと思います。



―それぞれのシーンで意識したことやこだわりは?

横山:一瞬を切り取らないとその瞬間はすぐに過ぎ去ってしまうので、一番いい瞬間を切り取れるように、撮る時にオフになっていたりとか、テンパることはないようにしました(笑)。あとは、主人公本人が撮影した写真も何枚か使用しています。被写体が画像の中心からずれていたりするんですが、それが良い味を出しているんです。そういう写真を残すことができるのも、フィルムカメラの魅力なんじゃないかな、と思ってます。

 

 

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