冬らしく肌寒い日がやってきました。気持ちよく晴れた日はカメラを持ってブラブラするのが最高ですね。特に冷え込んだ日は、空気が澄んでクリアでシャープな日の光が降り注ぐので、スカッとした写真が撮れます。
なのでフォトウォークには最適なのです。今回は「K-3 Mark III」に「HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR」を装着して、日曜日の午後に東京駅から銀座界隈を経て新橋までペンタビを楽しんでみました。
日曜日とあって東京駅前のオフィス街は閑散としています。建物の造形とフレッシュな光を求めて、ひと気のないビジネス街をブラブラと歩くのもいいものです。今回、カスタムイメージは「リバーサルフィルム」を選びました。ルーペを使ってポジフィルムをライトボックスでのぞき込んだかのような印象が気に入っています。
趣のあった「ビルヂング」たちは取り壊され、メタルとガラスの真新しい「ビルディング」へと建て替えられていきます。その工事現場フェンスの感じが気になって「HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR」を向けてシャッターを切りました。
冬の光は実にクリアでシャープです。このヌケ感を堪能するには昼前から15時前くらいに限りますね。バーの裏手に積んであるビール容器もくっきりと撮ることができました。昨夜はさぞかし忙しかったのでしょうね。
有楽町駅に近づくにつれて人通りが増えてきました。そろそろホリデーシーズンなので、午後からは買い物客がどっと増えそうな予感です。
銀座・晴海通りにも鮮烈な光線が差し込んでいます。工事中の仮囲いに落ちる影の形が面白かったので、赤いクルマとともに狙ってみました。「K-3 Mark III」はシャッターのレスポンスが高速なので狙ったとおりに撮れるのがいいですね。
斜め上からの光が路地を照らし出します。その様子を「K-3 Mark III」と「HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR」は、雰囲気といい色合いといい、イメージどおりに捉えてくれました。
午後になるとどんどんと日が傾いていくのを感じます。影の長さがぐーんと伸びていき、昼間の時間がもうそろそろ終わりそうなことを教えてくれます。
カスタムイメージ「リバーサルフィルム」は、露出を切り詰めてシャッターを切ると、往年のポジフィルムのような写りを見せてくれるのが好きです。コントラストと深みのある色合いがいいですね!
銀座を越えて隅田川を渡り、晴海で折り返して新しい橋を渡り返して新橋方面へ進みます。歩いていると光の力がやや弱くなりつつあるのを感じます。気温も少し下がったようです。橋の上は風が通るのでジャケットの襟を立てて「K-3 Mark III」を構えました。
「東京の台所」だった築地市場跡地にやってきました。今はすっかりと更地になって再開発を待っているところです。およそ10年後にはスタジアムや商業施設が建ち並んでいることでしょう。その頃にはこの「2号」と書かれた水門はどうなっているのでしょうか?
光も色づきはじめて夕方になってきました。数時間の都心部ペンタビでしたが、「K-3 Mark III」の明るく大きな光学ファインダーを通して見た東京都心部の光景は、2024年がそろそろ終わりに近いということを感じさせてくれました。
もう師走ですものね。寒さに気をつけて「ペンタビ」を楽しんでくださいね!