※この記事は、ペンタックス(PENTAX by RICOH IMAGING)Facebookページからの転載です。

こんにちは、ももしすです。PENTAXのカメラ・アクセサリーの中には、本来の製品名のほかに、愛称(?)で呼ばれているモノがいくつかあります。
それは開発部内だけだったり、ユーザー間で共有されていたりしますが、今回はその一部をご紹介します。

レンズケース O-CC1332

社内(開発内)のごく一部で「パトラッシュ」と呼ばれています。
O-CC1332を手にしながらこの名前を教えてあげると、「あぁ、うんうん。なるほど!!」とかなりの率の人が納得します。
パトラッシュは、日本ではアニメ作品が有名な「フランダースの犬」に出てくる主人公の愛犬の名前です。そのパトラッシュがセントバーナードっぽい外見をしているので、「パトラッシュ」→「セントバーナード」→「スイスの山岳救助犬」と一気に連想できるようで、「スイスの山岳救助犬が首元に下げている樽っぽいよね~!」ということで納得がいくようなのです。

でもこれ、じつは勘違いです。アニメのパトラッシュは、作画監督がセントバーナードっぽい感じにデザインしてはいるものの、セントバーナードではないのです。まぁでも、それっぽいので、われわれもパトラッシュと呼んでしまっているのですが。
ちなみに「フランダースの犬」の原作では、パトラッシュは「ブービエ・デ・フランダース」という犬種だそうで、その外見はアニメとは全く違うようです。

並べてみると、そんなにパトラッシュではないのに、パトラッシュというと、納得する人が多いのが不思議。

HD PENTAX-DA 560mmF5.6ED AW

以前、このコーナーで書いた内容と重複しますが「ゴロゴロ」と呼ばれています。
焦点距離:560mmの「56」、F値:F5.6の「56」、さらに最短撮影距離:5.6mの「56」から、開発の初期段階から「5656(ゴロゴロ)」と呼ばれていました。面白いのは、ユーザー間でも、開発内と同じように「ゴロゴロ」と呼ばれていたことです。

焦点距離とF値、そして最短撮影距離も「56」だから、ほんとうは「565656(ゴロゴロゴロ)」なのですが。

GPSユニット O-GPS1

けっこう多くの方から「アストロトレーサー」と呼ばれています。でもこれ、間違いですから!!
アストロトレーサーとは、GPS情報などを使ってボディ内手ぶれ補正機構を作動させ、天体追尾を行う「機能」の名称です。
このGPSユニットは、アストロトレーサー機能を精確に作動させるために、ボディにGPS情報、方位情報などを伝える役割を担いますが、天体追尾自体はあくまでボディの働きなのです。

「O-GPS1」のことを間違って「アストロトレーサー」と呼ぶ人も多いが、「アストロトレーサー」を間違って「アストロレーサー」と呼ぶ人もかなり多い。いや、それ、ゾディアックのクロノグラフ腕時計ですから。

PENTAX 100 YEARS OF HISTORY ロゴ

「ユロロ」と呼ばれています。

PENTAX MZ-S

「ジャミラ」と呼ばれています。
ジャミラは、元々人間の宇宙飛行士だったが、事故で水のない星に不時着し・・・と言う解説は意味がないですね。ジャミラの写真は、著作権上ここでは掲載できないので、意味が分からない!というお友達はググってください。
MZ-Sがジャミラと呼ばれる原因である肩の高さは、液晶情報表示と操作ダイヤルを撮影者に向けてナナメに倒した結果そうなったのですが、同様の手法をとった 645D / 645Z は、少しなで肩なので、ジャミラとは呼ばれていません。

みんなジャミラが大好きなようで、「ジャミラ型の鉄塔」なんてのもあります。