こんにちは。Andyです。本年もよろしくお願いいたします。
さて皆様はどんな年末年始をお過ごしになられましたでしょうか? 私はここ7年くらい、年末に恒例にしている作業があります。それは「その1年間に観に行った写真展のDMを整理する」ことです。
東京で仕事をしている特権でもありますが、都内近郊では毎月、毎週たくさんの写真展を観る機会に恵まれています。仕事帰りや休日を利用して、気になった展示を観に行くのを楽しみにしています。いろいろな表現をしている人がいて、お会いした作家さんとの接点から写真以外の表現をされている方にも繋がったりして、去年も写真のみならず絵画や彫刻、書まで様々な展示を観に行きました。それでも開催されている全体から比べたらほんの一部に過ぎないのですが。
大抵の展示では案内のDMがあります。送って頂くもの、初めて拝見して会場で頂く場合など様々ですが、出来る限り印刷物として刷られたDMがある場合には貰うようにしています。普段はこの頂いたDMを整理せず、100円ショップで購入した深めのケースにどんどん入れていきます。これを年末のお休み中に1冊のファイルにまとめるのです。7年ほど前から”MONOCHROME”というブランドのファイルを購入し、はがきサイズと仕切りなしのリフィルを使って整理しています。最初に月ごとにまとめ、2重に持っているものは整理し、その後リフィルのポケットに1枚1枚入れていきます。始めた最初の2冊目までは1冊で2年分がちょうどでしたが、その後は1冊にギリギリ1年分が入るくらいです。昨年末に2019年をまとめたら140件くらいの展示を観ていました。
1年間ストックして年末にDMをまとめるというやり方には2つの良いことがあります。1つは挫折しないこと。ただケースに放り込んでいくだけですからね。ファイルにまとめようと思った最初の年は、DMを貰う度にファイルに入れていたのですが、すぐに挫折しました(笑)。そして2つ目、これが大切なのですが、年末にファイリングをすることで「同じDMを2回見る」ことです。それなりにたくさんの展示を見ていると、どうしても記憶から遠のいてしまうことがあります。でも年末にファイリングすることで「もう1度見る」。ここで「あぁ、春にこんな展示を見たなぁ」とか「作家さんとこんなお話をしたなぁ」「あの作品もう一度見たいなぁ」とか、1年間のいろいろな展示のことを思い出すのです。年末に楽しみにしている、至福の作業の時間です。
だから…というわけでもないのですが、やっぱり展示の案内は「紙のDM」で欲しいですね。あった方が「観に行きたい」という気持ちが強くなるだけでなく、見終わって家に帰った後、またその年末に振り返る楽しみがありますから。ちょっと考え方が古いのかもしれませんが(苦笑)
そうそう、当社のショールームであるリコーイメージングスクエア新宿・銀座・大阪でも、近郊の様々な写真展のDMを置いています。お立ち寄りの際には「近くでどんな展示をやっているのかな」と探してみるのも楽しいですよ。
2020年もいよいよスタートしましたが、今年はこんな風に写真展を楽しんでみるのも良いのではないでしょうか。きっと年末が楽しみになりますよ。そして今年もたくさんの素敵な作品と巡り会える、素晴らしい1年になることを願っています。