こんにちは、朝倉です。

「HD PENTAX-D FA 70-210mmF4ED SDM WR(以下、DFA70-210)」が発売されてしばらく経ちました。

ライター朝倉が、このレンズを使って率直に感じたことを、撮影した写真とともにお届けしたいと思います。
なお、掲載画像はベータ機で撮影したときのもので、記事用にリサイズしていますので、温かく優しい目で見てやってください。

1. DFA70-210の魅力

もう既に、HDコーティング特集ページのスペシャルコンテンツでこのレンズの特長をご覧いただいた方も多いと思いますが、実際に使ってみて、このレンズの恩恵を受けたのは以下の2つ。

>>スペシャルコンテンツはこちら

1つ目は、小型軽量であること。
2つ目は、使い勝手の良いAFと近接撮影。

この2つが僕にとっては最大の魅力に感じました。
なぜ、そう感じたのか、それぞれ実際に撮影した写真とともに、少し詳しくお話します。

2. 小型軽量がもたらすもの

70mmから210mmというレンズは様々なジャンルの撮影において非常に有用な焦点距離で、できれば撮影に行く時、常に持って行きたいレンズです。

今まではその焦点距離のレンズが「HD PENTAX-D FA★70-200mmF2.8ED DC AW」しかなかったのですが、今回新しく選択肢が増えたわけです。しかも小さくて軽い選択肢が。

いつでもどこにでも「持って行きたい」と思えるレンズは、最大の武器になります。

今回は大阪のど真ん中、梅田から中崎町をPENTAX K-1にDFA70-210をつけてハンドストラップでブラブラしながら撮影しました。

トータル3時間ほどカメラ片手に歩きながら撮影しましたが、全然苦にならないんですよね。

しかも、コンパクトなレンズなので、街中で構えていてもそんなに目立たない。(目立つのは目立つけど)

だから、都会のど真ん中でバリバリ望遠撮影を楽しめました。

※クリックでそれぞれの写真を閲覧できます。

3. その一瞬をグッと引き寄せる

スナップを良く撮る僕にとって、「ここだっ!」と思った瞬間を切り撮るには、その一瞬を逃さないスピードが必要です。

今回採用されたリング型超音波モーター(SDM)により快適なAFが可能になったことはもちろんですが、「フォーカスレンジリミッター」の搭載と0.95mという最短撮影距離を実現したことが撮影のスピードと幅を広げてくれました。

フォーカスレンジリミッターの仕様についての詳細はスペシャルコンテンツページに記載されているので割愛しますが、すごく使い勝手がいいんですよね。

僕がスナップを撮る時、メインになる被写体との距離は2.5mほど離れていることが多いので、フォーカス駆動範囲を2m~無限に絞ってしまいました。すると、AFが更に快適にスッと合うんです。

それと、街中で出会うグッと心惹かれたものを撮る時に、この0.95mという最短撮影距離が、その惹かれた気持ちと同じく引き寄せられた立ち位置からでも撮影できるのがすごく良かったです。

寄ることで、F4を感じさせない柔らかなボケができ、惹かれた被写体を浮き立たせるのに一役買ってくれます。

これは個人的な考えですが、そういう心が動いたときに撮影距離が近すぎて一歩離れて撮るというのは、感動した心まで離れていく気がして。

最短撮影距離が近いというのは、その前のめりになるような感動をそのまま撮らせてくれる、最強の武器だと思うわけです。

※クリックでそれぞれの写真を閲覧できます。

4. いつもあなたのそばに

実写レビューと言うには拙い写真と文章で、この魅力の全てを伝えきれてはいませんが、少しは参考になりましたでしょうか。

短い期間ではありましたが、実際にDFA70-210を使ってみて、「このレンズ撮ってて楽しいな」というのが率直な感想です。

もっといろんなところにこのレンズを持って、そこで出会った景色を撮ってみたい。

まさに「僕を走らせるレンズ」です。(そんなキャッチフレーズのカメラがあったような…)

このDFA70-210が、皆さんの「撮りたい」気持ちを更に高めてくれるものになってくれることを願っています。