こんにちは、お久しぶりの朝倉です。
ほんとに久々でPENTAX officialで記事を書くのは約1年半ぶりぐらい。(FacebookページからのLimitedレンズの転載記事はありましたが)お手柔らかにお願いします。
さて、今回、K-3 Mark IIIのベータ機を使わせてもらう機会がありました。K-3 Mark IIIの詳細については、こちらの記事も見ていただくとして、個人的に使ってみてのファーストインプレッション的なことを書きたいと思います。
僕がこのカメラを使って一番強く感じたのは、高性能で高速連写ができるカメラというより、「写真を撮るのが楽しくて仕方ないカメラ」というところでした。その所以は、このK-3 Mark IIIのファインダーと操作感の良さから来るものです。
大きくてクリアなファインダーは、その四角い窓を覗くだけで、広い街の中の一部を自分だけのものにしているように感じられるし、ファインダーに集中しながらも自由に操作のできる操作系は、二次元である写真の世界に、深く深く潜り込んで、三次元的にその場の空気を感じて写真を撮ってる感じ。K-3 Mark IIIは、僕の想像以上に、自分だけの世界に没頭できる時間を作り出してくれて、まさにPENTAX STATEMENTにある「撮るプロセスを愉しむ」ことができるカメラだと感じました。
じゃあこのカメラに使うレンズって何がいいんやろ?と今一度考えてみました。
皆さんは、このK-3 Mark IIIと一緒に使うレンズ、何が良いと思いますか?高性能なフラッグシップ機だからスターレンズ?それとも動きものを撮るための望遠レンズ?
僕が出した答えは、やっぱり「Limitedレンズ」でした。
写りはもちろんなのですが、一番の理由はLimitedレンズをつけてファインダーを覗くだけで感じる、得も言われぬこの所有感。ほんと最高です。
K-3 Mark IIIと最初に組み合わせるLimitedレンズとして選んだのは、HD PENTAX-DA 20-40mmF2.8-4ED Limited DC WR(以下、DA20-40Ltd)です。
DA20-40Ltdを選んだ理由は、KPと一緒に使っていて一番よく使って好きだったレンズで、以前こちらの記事でも書いたように、3本の単焦点レンズを持ち歩いているような感覚で使えるレンズなので、まず最初の一本として選びました。
先日、K-3 Mark IIIにDA20-40Ltdを一本つけて、京都の街を歩いてきました。
いつもなら祇園周辺の東山界隈を歩くのですが、今回はJR京都駅に隣接する美術館「えき」京都で開催中(3/28で終了)だったソール・ライターの展覧会に行くのも一つの目的だったので、京都駅から四条河原町方面を目指して歩きました。
※掲載写真は全てベータ機で撮影したものを圧縮して掲載しています。
そうそう。このK-3 Mark III、とにかくシャッター音がたまらないんですよね。心がワクワクしてくる感じ。
シャッターを切るたびに、どんどん次のシャッターが切りたくなる。そんなシャッター音です。
僕は基本的に撮影モードをPにして、露出オートで撮りつつ、その場その場でスマートファンクションの操作ダイヤルで露出補正をしたり、前後のダイヤルを使ってハイパープログラムでの絞り優先やシャッター優先を使うことがほとんどなのですが、今回のK-3 Mark IIIでは、そのあたりの露出操作系も深化していて、撮影がよりスムーズにできました。
スマートファンクションに新たに搭載された「E-Dial」やハイパープログラムの「ADVANCED」モードもその深化の一つです。(このへんの詳しいお話はこちら)
KPより少し重たくなったというのが気になっていましたが、K-3 Mark IIIのグリップはびっくりするぐらいホールド性が高く、ハンドストラップで一日ブラブラしていたのに、疲れを感じなかったです。
そして、DA20-40Ltdとの組み合わせだと、街を歩くというシーンに最適で、ちょいワイドからちょい望遠までこれ一本で行ける。街の雰囲気を楽しみながら、その場で感じたちょっと素敵な景色を写真に残すのに最適な組み合わせでした。
さて、K-3 Mark IIIのファーストインプレッション、いかがでしたでしょうか。今回はDA20-40Ltdとの組み合わせで撮影してみましたが、次は違うLimitedレンズと組み合わせて撮りにでかけようかなと思っています。もし、皆さんの中で「このLimitedレンズとの組み合わせが見たい」というのがあれば、こっそり教えてください。それでは、また。
〔こちらの記事でご紹介した製品の情報はこちら〕 |