総合評価
野鳥を撮ることもある私には非常に満足度の高いカメラです。また、マクロレンズで花も良く撮影するのでMFでのピント合わせが楽になったことも嬉しいポイントです。K-1 Mark IIと共通のバッテリーなので同機も所有する身としては管理が楽になりました(KPに比べてバッテリーが良く保つ点も○です)。ただ、やはり個人的にはローアングルでの撮影も良く行うので可動式液晶ではなかった点が残念に思います。
製品コンセプト
これまでのPENTAX機で一番の弱点であった動体AFの改善、改良された本機は満足感が高いです。また、レフ機として拘った点も個人的に好感が持てます。ただ、チルト液晶、GPS機能がないため★一つ減点しています。
光学ファインダー
これまでのAPS-C機に比べ、広く見やすくなったファインダーはとても使いやすいです。マクロレンズ装着時のMFもピントがとても合わせやすくなりました。一方でファインダー内液晶が多少見づらくも感じており、何か改善を望みます。
画質
画質に関しては安心のPENTAXクオリティです。高感度でもちゃんとディテールが残っており、私の使い方ではISO12800まで常用、非常時はISO25600でも問題ないかなと思っています。
動体性能
従来機とは比べものにならないくらい進化しています。一度ピント抜けしてからのリカバリーも速くなりました。個人的には満足していますが、スズメサイズの野鳥で距離が離れている場合は保持しきれないこともあり、今後の期待も込めて★4つ評価です。
操作性
測距点レバーが追加されたことにより、ピントを合わせたいポイントを素早く選べるようになりました。 また、スマートファンクションが好みで登録出来るようになったため、K-1系やKPよりも使い勝手が向上しています。
デザイン
K-7からの系統を受け継いだ好みのデザインです。ファインダーが大きくなったにも関わらず、それを感じさせない形状は流石の一言です。また、グリップも握りやすくなった気がします。
その他ご意見や、ご購入を検討されている方へのアドバイス
PENTAX機で動体撮影やMFを良く行う方は"買い"だと思います。また、本機を購入される場合は必ずUHS-IIカードも一緒に買いましょう。