「カメラおたくの裏の顔」というテーマで、カメラ・写真好きの他の趣味を探っていく本企画。撮影後の立ち呑みについて綴っていただいた>>前回の記事に引き続き、フォトグラファーの三井公一さんに紹介いただきました。(PENTAX official編集部)

 

 

ブラブラと歩いて撮影することが多いので履き物には気を遣っている。長距離を歩くときはトレイルランニングシューズを。浜辺を歩くときはサンダルを。山を歩くときはトレッキングシューズを。雪原を歩くときはスノーブーツを、と。
中でも一番数多くの撮影をする街ではレザーのシューズを好んで履いている。といってもピカピカに磨き上げて履くドレッシーなものではなく、ガンガンとラフに履いて歩けるものだ。その履き物は「オーロラシューズ」(https://aurorashoe.jp/)という。アメリカ・ニューヨーク郊外にあるオーロラ村で作られている革靴である。
このシューズはさまざまなタイプがあるのだが、スリップオンタイプの「ミドルイングリッシュ」というヤツを2足ローテーション組んで履いている。

 

 

これがとても歩きやすいのだ。長距離を歩いても疲れ知らずだし、脱ぎ履きがとてもしやすく、スニーカーでは気まずいシチュエーションでも何とかなるルックスなのでとても重宝している。もう1色買い足したいくらい気に入っている(ブラウンとネイビーを持っている)。クタクタになった見た目も実にいい(笑)
持っている2足とも何回もソールを張り替えて履いているが、レザー部分がとても丈夫でまだまだ長持ちしそうである。手入れも簡単で、パッとブラシでホコリを落としてミンクオイルを薄く塗り込むだけ。たまにクロスで磨いてやるだけで十分だ。

 

 

日本でも多くの店舗で販売されているが、購入とソールの張り替えは葉山にある日本正規販売店「サンシャインプラスクラウド」にわざわざ行くようにしている。ロケーションもお店もステキで、リラックスできるカフェもあるのでお気に入りなのだ。また「オーロラシューズ」に精通したスタッフがいるので、サイズの相談やメンテナンスの依頼ができるところがいい(最初の1足はややきつめを選ぶなど的確なアドバイスをしてくれる)。撮影がてらブラブラと立ち寄ることをオススメしたい。



また最近長距離を歩くときに履いているのは「アルトラ ローンピーク5」だ。いわゆるトレイルランニングシューズだが、そのソフトな履き心地とグリップ力はどんなシチュエーションでもしっかりと撮影をサポートしてくれる。自然な接地感を実現する「ZERO DROP」構造は一度履くとその快適さに驚くはず。街から山まで活躍中だ。

 

 

水辺ではやはりウォーターシューズがいい。すでに廃盤になっているコロンビアの製品だが、柄が気に入って未だに履いている。コケが茂る清流や濡れたウッドデッキでもトラクションが得られ、足を水中から出したときの水抜きもバツグン。速乾性も高く陸上でも気軽に扱えるところが魅力である。このカラーリングで再販して欲しいと思っているほど。



最も基本的な移動手段である「歩く」という行為はフォトグラファーにとって生命線とも言えるので、快適で疲れない履き物をチョイスしたい。さまざまなものがある中で「オーロラシューズ」は男女問わず、あらゆるシチュエーションで頼りになりオススメできるものだ。夏は素足で、冬はもこもこのソックスでとお洒落に楽しめるところもいい。次買うカラーはブラックがいいかな、と思っているところである。