久しぶりに隅田川を渡りました。電車の窓から水路のような流れを見ると、多摩川流域民としてはやはりちょっと新鮮な感じがしますね。JR両国駅の改札を出ると、大相撲のポスターが出迎えてくれました。観戦するわけではないのですが、ここは両国なんだという気分が盛り上がってきます。
さて、ちょっと小雨がパラつきそうな天候ですが、今回は「K-3 Mark III」と「HD PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limited」を手に、この界隈をブラブラしようと思います。

 


線路沿いに歩き始めます。ガード下には飲食店がズラリ。なかでも酒場が軒を連ねます。まだ時間が早かったので営業している店は多くありません。場所柄、ちゃんこを出すお店が多くてちょっと気になります。向かい側にはアメカジ系ファッションのお店が異彩を放っていました。

 

高架下というのはだいたいどこも暗くて殺風景なものですが、この界隈は壁にユニークなペイントがしてあるので楽しめます。歩きながらいくつものグラフィティを鑑賞できるのです。「HD PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limited」は「K-3 Mark III」に装着するとフルサイズ版換算約23mmになるので、道行く人とそれを同時に写し込めました。

 

線路近くにある「すみだ北斎美術館」はとてもフォトジェニックな建造物です。妹島和世氏によるこの建築は見る角度によって印象が異なるので、周囲をグルリと一周して撮影することをオススメします。晴れていると鏡面のアルミパネルが周囲の風景を淡く映しだし、それはそれはとても見事なものですよ。

 

この界隈には北斎のイメージが溢れています。このカットはせんべい屋さんの壁になりますが、富嶽三十六景の「神奈川沖浪裏」が描かれていました。このあとお店にお邪魔して「凱風快晴」が描かれたせんべいを購入しましたが実に美味でした。また訪れて違う種類のものを買いたいと思っています。

 

さて駅の方へ戻るとしましょう。目に入るのは巨大な「江戸東京博物館」です。この建物も独特な構造で絵になりますね。残念ながら大規模改修に入りしばらく休館するようです。回廊を抜けたところにあるテントと高層ホテルを「HD PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limited」でパシャリ。曇天下の微妙なトーンをこのレンズはうまく写しだしてくれました。

 

JR両国駅隣りにある「両国江戸NOREN」に入りました。ここには日本相撲協会監修の土俵があるのです。間近にジックリとそれを観察することができますよ。飲食店もあるのでフォトウォーク時の休憩にもピッタリです。以前は各地の日本酒を手軽に楽しめるお店もあったのですが、コロナ禍で残念ながらなくなってしまったようです。

 

近くにある写真ギャラリーをのぞいたあと、隅田川沿いを歩いてみましょう。この日は曇天で少し冷たい風がそよいでいましたが、遊歩道を「K-3 Mark III」を提げてブラブラと進みます。コンパクトで塊感のあるボディは手にしていて安心感を与えてくれます。レスポンスもよく「!」と思った瞬間にシャッターを切れるのがイイですね。

 


「旧安田庭園」に入りました。回遊式庭園なので心字池を中心としてのんびりと写真を撮りながら歩きます。灯籠の火袋越しに心字池を狙いました。

 


この界隈に来たら必ず立ち寄るお店があります。明治42年創業の「浪花家本店」です。ここの鯛焼きを食べずにはいられません。パリッとした皮としっかりと詰まった餡は、ペンタビ時のおやつに最適です。この日も美味しかった!

 


美味しい鯛焼きを食べたあとは、再び隅田川方面を歩きます。ちょっと路地を入れば下町風情を存分に味わえるこの界隈はとても楽しいですね。暖かくなるこれからの季節、ブラリとペンタビに訪れてみるのもいいでしょう。オススメです!

 

〔こちらの記事でご紹介した製品の情報はこちら〕

>>PENTAX K-3 Mark III製品ページ

>>HD PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limited製品ページ