3月のお題は…『ブレブレ選手権』

佐々木 啓太 師範

お約束の最後となる6回目。ポイントは皆さんの発想の柔軟性です。表現の幅を広げるためには、ときにはタブーも取り入れる新たな発想が必要です。写真最大のタブーとも言えるブレを最大限に利用した写真で勝負しましょう。お題作品はシャッタースピード2秒の手持ち撮影。自分が小走りぐらいに歩きながらお腹の前にカメラを構えてノーファインダーで撮影しています。ピントはMFで2mぐらい、ISO感度は100か200程度で十分です。

 

佐々木 啓太 師範からの3月のお題は『ブレブレ選手権でした。
このお題に投稿いただいた中から師範が選んだ作品を、添削コメントを添えてご紹介します。

3月の挑戦者その1:じょびこさん

キクイタダキを撮った時の写真です。
流石日本最小の鳥、身のこなしが違います。

じょびこ
愛知県在住。身近な鳥を撮ってます。最近PENTAX KPとsmc PENTAX-DA★300mmF4ED[IF] SDMを購入しました。PENTAX K-S2とSIGMA APO 170-500mm F5-6.3 DGで撮影。

 

師範の判定結果は・・・

残念ながら…

佐々木 啓太 師範からの添削コメント

 

確かにすばやそうです。それでも鳥を追いかける心意気を見せて欲しかったです。現状は手前の枝にピントを合わせて動きの早いこの子がファインダーの中に入ってくるのを待っていた。そんな印象があります。

選手権ですから、この動きを追いかけながらブレを活かす。そんな積極的な攻めの姿勢が求められます。と、いうことで門前払いです。

3月の挑戦者その2:Melyukiinaさん

ブレブレ選手権ということで未知の撮影方法をチャレンジしました。
おかげでカメラ内のごみがセンサーにたくさん付着し大変なことになってしまいました。
撮れた写真は、最近、マンネリで目標を失っていた私にまた少し楽しさを教えてくれました。
このような道場という面白い企画に感謝です。

Melyukiina
愛知県在住、男性。中学で星が好きになりRICOH XR500を手にしてマニュアル撮影デビュー。PENTAX望遠鏡は天文雑誌などで憧れブランド。残念ながら望遠鏡はスリービーチ社製の安いので手動追尾。押し入れでモノクロ現像を趣味にした幼少のころ。いまはデジタル一眼K20D、K-5、K-1と乗り継ぎ。THETAも手にしたRICOH-PENTAXに育ち現在に至る。PENTAX K-1とHD PENTAX-D FA★85mmF1.4ED SDM AWで撮影。

 

師範の判定結果は・・・

もう一歩!

佐々木 啓太 師範からの添削コメント

 

未知の撮影方法へのチャレンジありがとうございました。その結果の不思議な揺れがいい感じです。さりげなく入っている二人もよく、揺れとのバランスもあっているのが決め手でした。

もう一声ブレが欲しかったので免許中伝です。

そうそう、カメラのセンサーについたゴミはできるだけ早めに清掃してくださいね。

3月の挑戦者その3:くらうちさん

タイトルは「やだやだやだぁ~」です。
いつもお風呂に入れる際、必死の抵抗を見せる愛犬ですが、このお題が出たときに「撮ってみようかな~」と思い撮影しました。何枚か撮ってドキドキしながら確認。選ぶ作業も楽しかったです♪

くらうち
神奈川県在住、男性。自転車での移動が多いので、常にカバンにしのばせるのは、PENTAX KP とHD PENTAX-DA 15mmF4ED AL Limitedのセットです。PENTAX KPとHD PENTAX-DA20-40mmF2.8-4ED Limited DC WRで撮影。

 

師範の判定結果は・・・

もう一歩!

佐々木 啓太 師範からの添削コメント

 

いいですね。作品を見ながら一緒にやだやだしました(笑)。そうそう、そんな身近なところに目を向けていただき新たな表現を見つけていただけたのも嬉しいです。

これはスタート、もっといろいろなやだやだ見たくなりました。と、いうことで免許中伝です。

師範より3月前半の総評

今回はユルユル?ブレブレ選手権ですからね(笑)

少し難しいテーマだったかもしれませんが、これまでの既成概念にとらわれないのが大切です。

もっと思い切ってチャレンジしてください。それでもカメラやレンズなどは壊さないようにご注意ください。責任は取れません。

この流れでいけば、後半は久しぶりに免許皆伝のチャンスかも?

最後の追い込みをお待ちしております。

記念品のお届けについて

Melyukiinaさん、くらうちさんには「免許中伝ミニ木札」、じょびこさんには「門前払いミニ木札」お贈りします!
記念品は4月中旬にお届け予定ですので、しばしお待ちくださいませ。

その他の投稿作品をご紹介

最後に、3月前半のお題の投稿作品の一部をご紹介させていただきます。
こちらは師範の評価とは関係なく、今後挑戦される方に参考にしていただけるよう編集部にて選んで掲載しております。

〔クリックで写真が大きくなります〕

 

以降のお題へのご投稿もお待ちしています!

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