望遠レンズがコンパクトになるのが、APS-Cのメリットだと思います。流し撮りモード選択や手振れ補正が強化され、またクロップ機能が付いたことで更なる望遠の撮影ができるようになり、撮影の幅も広がります。安いものではありませんが、長く使うことが想定されており、良いカメラを持っていると感じます。所有欲が満たされるカメラだと思います。シャッターボタンやシャッターフィーリング、明るく大きなファインダー、使うのが楽しくなるカメラだと思います。

カタログや公式ホームページを見た際に、製品の紹介や写真よりも撮った写真のほうが大きく宣伝されており、写真を撮るためのカメラというコンセプトに感銘を受けました。長く使えるような剛性のある造りも非常に気に入っています。ボディは軽くはありませんが、非常に握りやすいグリップで重さを感じません。

非常に明るくて大きいファインダーです。覗くことが楽しくなります。フィルムのマニュアル一眼レフのファインダーを覗いたような感覚でした。

高感度でも低ノイズ、2600万画素で解像度も良くとても高画質です。画素数が下がる1.3倍クロップでも十分な解像度です。単焦点レンズもズームレンズのように使うこともできるようになりました。

飛んでいるトンボや蜂にもピントが合いました。ピント合わせが早いDA 55-300mmF4.5-6.3ED PLM WR REを使うことで、早く動く被写体にもピントを合わせることができると思います。

ボタンやダイヤルが多く難しそうに見えますが、タッチパネルによる操作ができるので、直感的に操作できます。また、カスタマイズせずともデフォルトの状態で、ファインダーから目を離さずに設定を変更して撮影できます。一方で、スマートファンクションやボタン、電子ダイヤルのカスタマイズができるので徹底的に使いやすいようにカスタマイズできます。

内蔵フラッシュや可動液晶が無いため、ボディに凝縮されたような一体感と剛性感があります。シルバーが標準カラーでよかったです。非常にかっこいいです。たくさんあるボタン類は自然と触れる位置にありますが撮影の邪魔になるようなことはありません。まさに考えつくされた機能美といった感じです。