総合評価
KPで気になっていた多くの点で改善・向上が見られました。近年、フルサイズミラーレスが人気を博している中、攻めの姿勢でAPS-Cレフ機のフロンティアを行こうという意気込みが改めてすごく感じられました。素晴らしいカメラを作って下さり本当にありがとうございました!これからもPENTAXとともに写真撮影を楽しんでいこうと思います!
製品コンセプト
Kマウント機はKPしか使用したことがありせんでしたが、このような形で生産が終わってしまったK-3シリーズを触ることが嬉しい限りです!
光学ファインダー
広々と見えて見やすいです。室内で試し撮りした時はさほど感じなかったですが、晴天屋外で覗いた時はおおっ!?と感じることが出来ました。また、個人的に水準器が見やすいです。KPでは下部に配置されていて被写体によっては見失いがちでしたが、上部に移動したことで見失うことなくシャッターを切れました!
画質
十分に綺麗だと思いました。拡大再生した際も細部まで解像してくれている印象。特にISOを高くした時の綺麗さは驚きました。今までKPでは滅多に6400まであげる気にはなれなかったですが、本機のおかげで今後はISO高めにもチャレンジしていこうかという気にさせてくれました。
動体性能
びっくりしました。はっやい。PENTAX機でこれほどのスピードを体感出来る日が来るとは...涙。早いだけでなく、向かってくる被写体にちゃんと食いついてくれるのに驚きです。今後はカードの速度等がこの連写速度の足を引っ張らないようにユーザーが気をつける番だなと思います。
操作性
測距点レバーが使いやすいです。大きく移動させたい場合でもボタン連打する必要もありませんし、ファインダーから目を離すことなくスっとアクセスできる位置に配置されていて、よく作り込まれていると思いました。気になるところとしては、再生ボタンの位置が上に行ってしまった点です。撮ってから確認するまでの流れが親指の可動範囲内で収まると個人的に嬉しかったかも。ただ、カスタムできるボタンが増えたので、ショートカット等使って新たに自分の使いやすさを見つけていくことも楽しさの一つであるので、有効に使わせていただこうと思います!
デザイン
KPと比べ、グリップの存在感が大きいことと、リーゼントが短くなっていて、全体的にバランスの取れたずんぐりむっくり塊という印象でした。黒色KPに合わせ、レンズ資産は今まで全て黒色で統一していましたが、今回のシルバーK-3 Mark IIIに装着してもとてもしっくりくる見た目でとても気に入っています。