どんな時も力を貸してくれる、使っていて幸せになれるカメラです。

一眼レフカメラが本来持つ素晴らしい世界観を、新しい形で作り上げてくれている。“目に見えない”価値というものが、確かにこのK-3 MarkⅢには詰め込まれている。

K-1、645z、KP、K-3(初代)と見比べてみたが、やはりクリアで美しい。覗く事により、逆に視野が開けるような不思議な感覚を得る。細かい光を見極める事が可能であり、EVFとの違いを明確にしてくれている。

旧型機と比べ、格段に向上している。フルサイズ機を愛用していたが、K-3 MarkⅢのシャドウとハイライトの粘りはそれに引けを取らない程である。特にハイライトの繊細さには驚愕する。色味も更に繊細に表現できる為、撮って出しをする私の大きな力となってくれている。

今までの機種では考えられない程に素晴らしい。飛んでいる鳥にもピタリと合ってくれる。とっさの動きでたまに少しズレが起こるが、許容範囲と言える。

今回から導入された新しいカスタムイメージ、WB等の操作画面には慣れが必要である。 だが、慣れると今までよりも素早く設定をする事が可能。 カメラ内現像をするのが少し難しいが、撮影時の設定の操作性はかなり優れている。 フォーカスレバーが独立している為、カスタムイメージの操作と干渉しない事が一番嬉しい。

とにかくカッコいい。特にグリップが素晴らしい。深く握り込みつつも、軽快に操作する事が出来る。鼻が画面に当たりにくいのも嬉しい。