総合評価
ミラーレス機全盛の今の時期に、よくぞ素晴らしい一眼レフを出してくれました。所有するレンズの活躍する機会が間違いなく増えます。また新しいレンズの購買意欲を駆り立ててくれるボディだと思います。使えば使うほど味が出る。そんなマシンです。
製品コンセプト
内蔵フラッシュ?要りません。可動式液晶?使いません。GPS?要りません。測距点レバー?欲しいです。高性能な光学ファインダー?1番欲しいです。全てが私好みです。
光学ファインダー
本機単体で使うと最初は分かりにくいかも知れませんが、従来機と比べれば、その差は歴然。気持ちいいです。
画質
本機を購入以降、撮って出しだけで試していますが、まず高感度での画質は素晴らしいです。TAvモードだとISO感度は高くなりがちですが、ノイズも目立ちません。ISO 25600までは常用でイケそうな気がしてます。今のところISOオートの上限は25600で運用しています。また新しいファインシャープネスはデフォルトのまま使ってます。柔らかい描写が好きな私にはややカリカリな気がしますが、そのままSNSに投稿出来るくらいの仕上がりです。どのレンズを使っても色乗りが良く、レンズ交換が楽しくなります。
動体性能
まだ十分に動体撮影が出来ていませんが、夕方の陽が落ちた時間帯に猫を撮ったところ、従来機よりも食い付きは良かったです。状況に応じてのセッティング次第で対応出来るのではないでしょうか。
操作性
ボタン、ダイヤル、レバーの操作性は良いです。非常に気持ち良く扱えますが、問題はメニューでしょうか。従来機に慣れていると、どうしても最初は戸惑います。しかしメニューの内容自体は従来機と大差ないので、次第に慣れると思います。
デザイン
トンガリ頭は大好きです。分かる人にはPENTAXだと分かるデザインが私好みです。
その他ご意見や、ご購入を検討されている方へのアドバイス
私は他社製ミラーレス機も使いますが、自分がイメージする写真が撮り易いのは、間違いなくPENTAXの一眼レフです。一眼レフ、ミラーレス機のどちらにも一長一短はあります。そのことはカメラをお使いの方は既にお分かりだと思いますが、本機は今までの一眼レフと一線を画すくらいの素晴らしいデキです。だから高価なのです。こればかりは実際に手に取って扱ってもらう以外ありません。触り心地、ファインダー、シャッターフィールはすぐに素晴らしいと感じることが出来るはずです。しかし本当の感動はそのあとなのです。撮れば撮るほど新しい発見があります。写真をどんどん撮りたくなります。10年くらいは平気で使えるくらい、シャッターユニットの耐久性はありますから、安心して購入を検討してみてはいかかでしょうか。