総合評価
色々なメーカーのカメラを使いましたが、写真に関してはPENTAXが一番気に入っています。画質がいいカメラは沢山ありますが、使っていて楽しい、手に取って高揚感を感じるカメラは中々ありません。他社がミラーレスや大量生産、コスト削減に走る中でPentaxさんには素晴らしい一眼レフを作り続けて欲しい。
製品コンセプト
コンパクトでフルサイズに劣らない性能を持つaps-cフラグシップカメラにロマンを感じます。
光学ファインダー
視度調整レンズ無しで視力0.2~0.3でもハッキリ見える光学ファインダーに感動しました。覗いてるだけでも楽しいです。私の場合はフルサイズのK-1 Mark IIよりハッキリ見えます。ミラーレスカメラを長時間使っていると視界がボヤけます、レフでは逆にスッキリします。光学ファインダーでは光をより細かく観察できて、構図も練りやすいです。目の延長線上で撮影できて、より五感を使って撮影できます。やはり生を光を観て撮影できるメリットは大きいです。
画質
aps-cなのでフルサイズに比べてレタッチ耐性は低いと感じますが、解像度は十分です。その分カメラ内でトーンや色味を調整できます。ノイズが少なくて、手ぶれ補正も強力なので、被写界深度を広くしたい場合などはフルサイズよりノイズは低減できます。
動体性能
ブラックアウトが少なく、連写速度やAF速度が速いので動体撮影に向いています。
操作性
ボタンが多くて、最初はゴツくて煩わしいと感じましたが、慣れてくると合理性を感じて使いさすさに感動。 特にモニターの明るさ調整と、色味やトーンの調整がしやすいのを気に入っています。 K‐1 Mark IIよりメニューや操作性は改善されています。 ファインダーから見た景色からのイメージをプリセットの変更で、イメージ通りの写真に仕上げることができます。 帰宅後に何百枚の写真をレタッチしていたワークフローから、ほぼ現場で色を作り込むやり方に変更されました。 カメラ内に自分やPENTAXのフォトグラファーが作ったプリセットを入れられると更に良くなるし、Lightroom並みの現像ソフトが内蔵されれば、他社との差も出ると思う。
デザイン
ボディの質感が高く、ネジの本数も多くてコスト削減に走らないのは好感持てます。シルバー塗装も上品で安っぽさを感じません。単なる電子機器ではなく、工芸品のように感じられます。☆レンズもよくできていて、レンズ枚数の割には価格が安いです。K-1 Mark II J limitedのデザインはカッコいいと思うので、K-3 Mark IIIもそのデザインが選べたらよかった。Premium Kitの本革ストラップの塗装はちょっと...
その他ご意見や、ご購入を検討されている方へのアドバイス
このボディに見合う☆単焦点レンズを出して欲しい。画質や性能を完全に引き出せるレンズが欲しい。