動画を撮らないので動画性能については評価は保留しますし、自分の使い方としては動画機能の向上やインターフェースの搭載よりも、GPSをなんとか仕込んでほしかったな、という思いはあります。その分★一つ減点、次回作に期待します。

誰もがスマートフォンを片手に写真をいつでもどこでも写真を撮れる時代に、「撮る過程」にこだわることはカメラメーカーの存在価値、矜持だろうと思います。この瞬間を残したい、という思いからカメラを手にしてレンズを向ける。そこには人間の意思があります。その意思を形にするのにはやはり、特別な装置が必要です。

KPと比べてもその差は歴然。実際の光を覗きながら瞬間を切り取る、一眼レフの醍醐味を味わえます。

撮影枚数はまだ200枚ほどですが、特に風景撮影であっても手持ちでの解像感がこれまでの機種と比べて一段と増していますね。手振れ補正機能の強化の恩恵でしょうか。

それほど絞らずにスナップ写真を多く撮ります。といったスタイルから、動体に対するピント性能は死活問題。なぜそれでこれまでPENTAXを使ってきたのか、という話でもありますが、良い意味で「これまでのPENTAXと全く違う！」という感動がありました。今後ほかのメーカーをうらやむ場面は激減すると思います。

自分の手が小さいので宣伝文句ほどには持ちやすさは感じない。個人差があるかもしれません。再生ボタンも撮影後多用するのでもっと指が届きやすい位置が良かったかもしれません。カスタマイズすればよいのですけどね。 設定画面の縦スクロールも初めは違和感がありましたが、タッチパネルであるということから当然の帰結だったのかもしれません。

シルバーキットを購入。KPもシルバーでしたが、新しい機種を導入したこと、妻にはまだばれていないようです。。冗談はさておき、小型軽量がPENTAXの真骨頂ですがやはりカメラは持ち歩かなければ撮影機会も作れません。K-1 Mark IIとも悩んだのですが、その点を考慮して引き続きAPC-S機を使い込むことにしました。