少しずつ手になじむ道具になるという実感が持てる道具であると思う。その時間を楽しめる方にぜひ手に取ってもらいたい。

写真を撮るプロセスを楽しむというコンセプトに共感できる。正解への近道ではないかもしれないが、手間を楽しむというのはとても贅沢だと思う。

くっきり明るくとても見やすい。像が大きく見えるので、動いている被写体がとても追いやすくなった。透過型液晶搭載による色づきが不安だったが、気になることはなかったのでとても満足している。

とても素直な画像が出てくる。カスタムイメージを使用しても大げさになることがなく好感が持てる。淡白な雰囲気になることがあるが、自分なりの正解を探りながら楽しむことができるのは一眼レフならでは楽しみだ。

これまで背景抜けしやすかった枝の間の鳥や、コントラストの低い被写体も捉え続けることができる。AFの食いつきは非常によくなっている。過去の機種を使用したことのある方は、カタログ値以上に進化を実感できるポイントだと思う。

ファインダーから目を離さずに操作が完結できるのがよい。ユーザモードとスマートファンクションの組み合わせで、被写体と環境の組み合わせを事前に作れるので現地で組み立てる手間が省けるのが嬉しい。そして、やはりハイパープログラムは素晴らしい。

とてもスマートで好感が持てる。比較的フラットなので鞄への収まりもよい。ミラーレスカメラは次第にカメラのデザインから離れていっている気がするが、本機は一線を画すものである。