皆さんこんにちは。リコーフォトアカデミー事務局兼、PENTAXフォトコンテスト2022事務局のAndyです。

8月23日(火)から募集開始をしているPENTAXフォトコンテスト2022、皆さんはもう応募されましたか? PENTAXクラブハウスのオープンを記念して開催されるこのフォトコンテストは、グランプリからU25奨励賞まで全12作品を選定、PENTAXクラブハウスの「PENTAXフォトウォール」に作品を展示します。

このPENTAXフォトコンテストで厳正なる審査をしていただくのは、PENTAX official等でも皆様におなじみ、写真家の鹿野 貴司さん。今回は鹿野さんから応募を考えている皆さんにメッセージを頂戴しているのでご紹介します。

審査員からのメッセージ

審査員プロフィール

鹿野貴司(しかのたかし)
1974年東京都生まれ、多摩美術大学映像コース卒業。さまざまな職業を経て、フリーランスの写真家に。広告や雑誌の撮影を手掛けるかたわら、精力的にドキュメンタリーなどの作品を発表している。PENTAX公式サイトでは、写真とエッセイ「ペンタプリズム、その彼方」を連載中。写真集に『山梨県早川町 日本一小さな町の写真館』(平凡社)など。公益社団法人日本写真家協会会員。

フォトコンテストの審査は(一部例外はありますが)撮影した人と直接向き合うわけではなく、いわば写真がひとり歩きした状態で拝見することになります。しかも大量の応募作品を次々とふるいにかけていかねばなりません。

 

丁寧に説明を受ければ「なるほど!」と思うことでも、作品から瞬時に読み取れないと残念ながら落選行きになってしまいます。もちろん審査する側の力量も試されており、凡庸に見える作品でも何か見落としていないか、気付いていないものはないか、二度三度と視線を落とします。

 

そこで何かに気付くこともありますが、応募の多いコンテストで入賞圏内に食い込む作品は、ひと目でこちらを引きつける何かがあります。主役に圧倒的な力がある写真、主役と脇役の関係性がいい写真、状況が見事な写真、引きつけられる理由はたくさんあります。他人が見たときに何を感じるか、あるいは自分が伝えたいものを感じてもらえるか、応募を考えている作品を今一度客観的に見返してください。

 

そして皆さんの自己審査をくぐり抜けた力作と出会えることを楽しみにしております。

 

いかがでしたか? 読んでいて私は思わず武者震いしてしまいました(笑)
どこか心の片隅にこの言葉を思い浮かべながら、撮影やセレクト、プリントに力を入れていただければと思います。

本コンテスト、応募締め切りが12月15日(木)までと、応募期間を長めに設定しています。慌てずじっくり選んで、納得のいく作品をご応募ください。

皆さんの力作に出会えるのを私も楽しみにしています。

PENTAXフォトコンテスト
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