こんにちは、ラリーです。今年はPENTAXの起源となる旭光学が誕生してから100年目を迎えるメモリアルイヤーということで、今回はPENTAXロゴの歴史を少しだけひも解いてみたいと思います。

1957年「アサヒペンタックス(通称AP)」



初めてPENTAXのロゴが登場したのは、以前もご紹介しましたが1957年発売の「アサヒペンタックス(通称AP)」でした。当時は、ペンタカバー部に直接ロゴを彫って墨入れしていたので、ドリルのサイズに合わせた、線が細く幅が一定のロゴマークでした。

1971年「アサヒペンタックス ES」



1971年の「アサヒペンタックス ES」からは、書体は一緒ですが線が少し太いタイプに変わります。

1975年「アサヒペンタックス K2」



1975年には「アサヒペンタックス K2」が登場し、彫金から金型に変更されたようで、骨太のロゴに変わりました。

1979年「ペンタックスMV-1」「ペンタックスMEスーパー」



その後、1979年の「ペンタックスMV-1」からは、PENTAXのロゴとセットで上部に刻印されていたAOCO(Asahi Optical Corporation)マークが無くなります。



さらに同年発売の「ペンタックスMEスーパー」では、PENTAXロゴの上に小さく入っていたASAHIの表記も無くなり、スッキリとPENTAXロゴだけになりました。ここから10年以上、このロゴを使っていたのでマニュアルフォーカスのペンタックスボディをお持ちの方には一番なじみ深い書体かもしれませんね。

1991年「ペンタックス Z-10」



そして1991年、AF一眼レフの「ペンタックス Z-10」のタイミングで横長だった書体が少しスリムになりました。

2008年「ペンタックス K200D」



2008年の「ペンタックス K200D」からは社名ロゴとして使用していた書体をカメラのPENTAXロゴに使用し、現在に至っています。

こうやってロゴだけを見ても色々な歴史があったわけですが、実は今回私が一番驚いたのはPENTAXロゴの種類がたくさんあったことではありません。

AOCOの読み方、入社してからずーっと「アオコ」だと思っていたのに、「アオコー」って!?