※この記事は、ペンタックス(PENTAX by RICOH IMAGING)Facebookページからの転載です。

こんにちは、ラリーです。今回はPENTAXが世界で初めて世に出したシリーズのパート2として、少し趣向を変えて技術ではなく、カメラに関する言葉をご紹介したいと思います。

一眼レフカメラの世界ではなじみ深い「システムカメラ」という言葉ですが、実はこれ和製英語で、PENTAXが最初に使い始めたとされています。

一眼レフが世に出回り始めた60年代、当時はカメラの種類もまだまだ少なく、各種レンズを交換しての撮影やフラッシュ撮影はもちろん、顕微鏡や天体望遠鏡に装着しての撮影や業務用の撮影まで、すべて一眼レフで何とかする必要というか要望がありました。

そのため、カメラボディに装着して利用できるさまざまなアクセサリーが考案され、それらを駆使して各種撮影に対応することができるカメラをシステムカメラと呼ぶようになったのです。当時のカメラのカタログを見ると、システムチャート図も華やかでした。

どれぐらい豪華だったかは、LXのカタログで折りたたみタイプのものがありましたので参考にしてください。

広げるとA2サイズになるので、ポスターのように部屋に貼っていただいていた方もいらっしゃるのではないでしょうか?あ、ちなみに今日、4月15日は、PENTAX LXが世の中に発表された記念すべき日です(発売はもう少し後ですが・・・)。

 

(この折りたたみカタログ、A2サイズのためリコーの複合機でもスキャニングできず、
きちんと板に貼って複写しました。この折り目などからもまた、趣きを感じていただけると・・・。)

80年代後半あたりからは自動巻き上げなどいくつかの機能はカメラ内に内蔵されてしまい、さらに現代では目的やジャンルに合わせて色々なタイプのカメラが用意されているので、昔ほどたくさんのアクセサリーは用意されなくなってしまいました。

でも、学生時代にモータードライブ(高速連写できるけど高価)とワインダー(安いけど連写速度はモードラの半分くらい)のどちらにするかで、穴が開くほどカタログを見つめていた私にとっては、一眼レフは今もシステムカメラであることに変わりはないのです。