Product Stories of New APS-C “K-3 Mark III” Vol.5 (Wakashiro)

PENTAX一眼レフカメラの商品企画を担当しております若代です。
10月27日に、製品名称と主な仕様について公開致しましたが、引き続き、数値では表せない部分について発信していきます。

PENTAX K-3 Mark IIIでは、撮影プロセスを愉しんで頂けるように、撮影意図を伝えやすくすることにこだわっております。PENTAX K-1/KPで搭載しているスマートファンクションですが、より一層、撮影意図を伝えやすい操作体系を構築するために抜本的に見直しを行いました。

 

K-1やKPのスマートファンクションは、機能を選択する①機能ダイヤル、設定を変更する②設定ダイヤルの2つのダイヤルで構成されています。設定する機能をISOや露出補正にしておけば、露出に関する第3の電子ダイヤルのように設定することも可能です。機能ダイヤル上の表記を指標に合わせる操作は直感的に分かりやすいですが、K-3 Mark IIIではファインダーを覗きながら操作できるようにすることを重視して操作部材から見直しを行いました。

 

 

K-3 Mark IIIでは、スマートファンクションボタン(S.Fnボタン)とスマートファンクションダイヤル(S.Fnダイヤル)で構成されています。S.Fnボタンを押すと、ファインダー内の下の方に5つの機能が表示され、選択している機能が点滅表示されます。

 

 

KPでも、設定したい機能がダイヤルポジションに設けられていない、ということが極力ないように、カスタマイズできるポジションを設けておりますが、K-3 Mark IIIでは5つの機能は全て22個の機能から割り当てることができ、無効にすることもできますので、4つを無効にして専用ダイヤルにすることも可能になり、より必要な機能のみに絞って割り当てることができるようになっております。

自分の眼と手の延長のように自在に操作して頂けるように、使うほどに馴染むようなカメラにしたいと考えました。また、長い間お使い頂く中で、写真を撮影する被写体や撮影スタイルに変化が生じることもあると思います。写真を撮影することだけでなく、その時々の自分の撮影スタイルに合ったカスタマイズ設定を見つけて頂き、カスタマイズすることをも愉しんで頂きたいと思います。そしてお客様がどのようにカスタマイズしているか、なぜそのように設定しているかを様々な機会に我々にも情報共有して頂くことで、お一人お一人の写真体験を我々の資産とさせて頂きたいと思います。

 

 

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