新納 翔 師範より投稿作品について

私は東京の移り変わる風景を切り取って作品制作をしております。ただ一口に景色といっても切り取り方、テーマの持ち方で同じ場所を撮ってもそこから様々な作品を生み出すことができます。

再開発などで目まぐるしく景色が変化しているのは東京だけの話だけでなく、日本中どこでも同じです。大なり小なり変わる風景を切り撮ることこそ、写真のもつ記録性であります。特別な場所に出かけて撮るのではなく、自分の知っている身近な場所から作品になりえる景色、被写体を探してもらう、そういう視線を常に持つことが重要なのです。その記録性に皆さんの持つ芸術的センスを加えることで、ただの記録写真から作品と呼べるものになるのです。本道場でそういったセンスを磨きレベルアップしていきましょう。

 

 

 

(受付終了)4月のお題は『気配を撮ろう』

新納 翔 師範より「お題について」

人を撮るのに必ずしも人が写っている必要はありません。誰も写っていないからこそ、人の存在を感じる写真もあります。写真家・中野正貴さんの作品「TOKYO NOBODY」はとてもいい例です。今回は、そういった「人の気配」を写真に写し込んでください。お題のポイントとしては人物が写っていないこと、それでいてその写真から人の存在が見る側に伝わってくること。作品のクオリティに加え、その点を審査基準とします。皆さんがどういう工夫をこらすか、またはストレートに来るか、楽しみにしております。

4月のお題『気配を撮ろう』

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(受付終了)5月のお題は『自分だけの夜景』



新納 翔 師範より「お題について」

夜景写真というとどのような写真をイメージしますか?都内だと東京駅や高速ジャンクションなどといった構造物や長時間露光による光の軌跡などを見ることが多いですが、自分の街のなんでもないところの夜景というのも面白いものです。夜は昼間みせない全く違う顔を持っています。今回のお題は夜景ですが、その撮り方にルールはありません。三脚で撮影するのもありだし、なんなら自動販売機の明かりを使っても良いです。そういうアイディアも作品を見るポイントですからね。

5月のお題『自分だけの夜景』

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(受付終了)6月のお題は『電線のある風景』

新納 翔 師範より「お題について」

電線がどんどん地中化されていく中、このお題は50年後だったら出せないかもしれません。何気ないものでも今しか撮れない景色ということで今回はこのお題を選びました。そう思うと特別なものに見えてきませんでしょうか?それを自分なりに写し撮ってください。後世に残る電線写真、お待ちしております。

6月のお題『電線のある風景』

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(受付終了)7月のお題は『スクウェア写真で切り取ろうーアスペクト比再考』

新納 翔 師範より「お題について」

作品を制作する時にアスペクト比を考えるのも作者の意図です。自分のカメラが2:3だからといって作品は3:4にしても良いわけです。私は街によって最適なアスペクト比があると考えて都市風景を撮影しております。皆さんにも自分の写真はどのアスペクト比が合っているのか、一度原点に振り返って考えてもらいたく、今回のお題はスクウェア縛りにします。いわゆるハッセルなどの66写真ですが、これはかなりの構図力も要求されるとても難しいフォーマットです。

ちなみに撮影済みのものをなんとなく正方形に切ってもだいたいは良くなりません。スクウェア写真は撮影段階から意識しないと画面内の構成が崩れやすいのです。そのことを意識してみるといいでしょう。

7月のお題『スクウェア写真で切り取ろうーアスペクト比再考』

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(受付終了)8月のお題は『都会のネイチャー写真 人工物と自然の対比』

新納 翔 師範より「お題について」

ネイチャー写真といえば山岳地帯、どこまでも続くお花畑、砂漠に沈む太陽など色々な作品があります。ただここはDojo City Scape、もっと身近な場所でネイチャー写真を撮ってみましょう。都会や街ならではのネイチャー写真、人工物が入っていたってそれはひとつの味というもの。身近な場所から自分なりのネイチャー写真を切り取ってみましょう。

参考までに作例を2点挙げました。一点目はビルの反射光によって照らされた緑、二点目は家屋の取り壊し現場で撮影したものです。コンクリートの中から現れた鉄筋と木の枝がとても対比的だと思いました。あくまで都会のネイチャー写真、こういうのもアリだと思います。街なかでたくましく生きる自然、人工物との対比も面白いと思います。

8月のお題『都会のネイチャー写真 人工物と自然の対比』

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(受付終了)9月のお題は『幾何学的なイメージを意識して』

新納 翔 師範より「お題について」

感覚的に良いと思った写真、一体どこに惹かれたかを考えてみると色の配置であったり、構図の面白さだったりすることは多々あります。私はもともと理系だということが関係しているのか、幾何学的な構図が大好物です。

特に街中では建物の影が織りなす偶発的な美に思わずシャッターを切ってしまいます。曇天の日はなんとも思わなかった景色も、晴れの日になるととても魅力的な一面を見せてくれる景色もあります。

幾何学といっても小難しく考えないので、自分がそう感じたという自己満で良いです。写真なんてそういうものですから。

9月のお題『幾何学的なイメージを意識して』

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