>>前回(その1)に引き続きK-3 Mark IIIに合わせて私が購入したレンズを紹介していく、ただの日記と化した記事です。

今回は1本でいろんなキャラクター性を見せてくれるレンズの紹介です。

HD PENTAX-DA 35mmF2.8 Macro Limited(35ミリ判換算53.5mm相当)

初めて持ち出した最初の一枚。散歩に出たふたりを迎えに行き、息子が気づいて駆け寄ってきたところ

 

Macro Limitedと名前にある通り、等倍マクロ撮影も可能な標準単焦点レンズです。

マクロレンズは接写時のワーキングディスタンス、背景をどこまで写し込むか、パースペクティブを気にするかどうかによって使い分けることになりますが、このレンズはあまり難しいことを考えずに「寄れる標準単焦点レンズ」と思って使うのがふさわしいです。

 

以下、駅からリコーイメージングスクエア東京に向かって歩きながら。

 

35mm(35ミリ判換算53.5mm相当)の標準画角

 

標準レンズ的に、目についたものを切り取る感じで使いやすいです。開放からピシッと硬質なものを「硬く」、すっきりと描写してくれます。

 

 

街なかに咲いている花なんかを撮るときにも「おおっ!」と思えるレンズかなと思います。ピント部分のシャープさと、なだらかにボケていくやさしさが混在する描写。

硬さと軟らかさが同居してるレンズって撮っててワクワクします。

 



 

焦点距離35mm、開放F2.8ですからあまり大きなボケには期待できないと思ったら大間違い?それなりに近寄ると想像よりも深度が浅くて、ふた絞りくらい絞ったほうがちょうど良かったりします。

 

歩きながら、目線を落として被写体を探しクローズアップするも良し、ふとビル群を見上げて切り取ってみたりするも良し。

 

ビルのはざまに印象的な雲が見えたので、モノクロで撮影

 

DA Limitedレンズの中では、ハイライトの描き分けなんかが特に優秀なレンズだと感じました。HDコーティング化されたFA Limitedレンズと同じような手ごたえ。

壁面の反射、植物の葉のわずかな反射が立体感を生むのもそうですし、室内で子供撮影での肌のハイライトが際立つので光の指向性が感じられる気がします。

 

 

 

寄って、引いて。硬く、軟らかく。1本でふた役以上?きっと日常のあらゆるシーンで活躍してくれるレンズです。

 

〔こちらの記事でご紹介した製品の情報はこちら〕

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