こんにちはOGAです。本日は3月21日に開催した「PENTAX散歩in大阪」のレポートをお届けします。大阪と一言にいってもとっても広いのですが、今回は梅田から一駅、歩いても15分(場所にもよるけど)の場所、中崎町付近で実施をしました。実は私は2016年から4年間大阪に赴任しており、写真を撮った事もありまったく知らない街ではないのですが、うっすら覚えている記憶と今の違いを感じる撮影会になりました。
以前、同じ場所で開催した撮影会につけたキャッチコピーは「レトロな街並みを撮りませんか」というひねりも何もないものでしたが、久しぶりに撮影に歩いた今は「レトロ大阪から変わりゆく景色」と付けたくなりました(ひねりがないのは同じ)写真の撮り歩きはそれだけで楽しいものですが、時間軸で被写体を見比べ、違いを感じながらの撮影は普段とはまた違う楽しさがあっていいなと思います。
使用機材
今回の貸出機材は「PENTAX K-3 Mark III」と「HD PENTAX-DA 40mmF2.8 Limited」の組合せです。
APS-Cサイズセンサー機とDAレンズの組み合わせになる為、画角は35mm判換算で61mm相当になり、ちょっと狭めの標準レンズと言えます。レンズの特長の一つとして、まずは見た目でわかる小さいサイズが挙げられます、全長15mm程の薄さと、重さ89gの軽さは、とにかく持ち運びがしやすく一眼レフに着けた状態はレンズキャップのようにも見え、薄さにちなんでパンケーキレンズと呼ばれています。小型軽量のサイズ感と、ワーキングディスタンスがとりやすい標準域の画角と合わせて、今回の様なフットワークが重要な街角撮影等にオススメできます。写りについても開放F2.8からと明るく、また円形絞りを採用しており、HDコーティング特有のヌケの良さと合わせて立体感のあるクリアな写真に仕上がります。
オススメカスタムイメージ
本日のオススメカスタムイメージは、天気次第で「SATOBI(里び)」も検討しましたが、曇りの天気という事でコントラストがありメリハリがしっかりしている「リバーサルフィルム」をチョイスしてます。
特長は「リバーサルフィルム」のような黒の締まりと濃厚な色彩を表現するためにチューニングされている色彩で、独特なトーンカーブによって陰影表現をしており、彩度をいたずらに高めるのではなく、コントラストによって深みのある色再現を行っています。実際のリバーサルフィルムの現像をイメージし、あえて明るさやコントラスト、彩度など、調整する機能をなくしています。
撮影会の様子
今回の集合場所は堂山町と中崎町の間にある貸会議室、ちょっと歩く気があれば梅田駅からも歩ける場所にあります。明るい時間に梅田から歩いて向かうと閑散とした繁華街のさびしさを感じる事ができ、撮影会前のウォーミングアップにピッタリです。
集合時間には参加者様がそろい時間通りにスタート、10-15分程カメラの説明と本日のオススメカスタムイメージをお伝えして早速撮影に歩きます。天気は曇りで今にも雨がパラつきそうな雰囲気です。今回のPENTAX散歩は関東から離れての開催、以前に訪れた事があり少しは知っているとはいえ前日のロケハンだけで撮影ルートを決めました。その為いつもより更に「スナップ撮影」の要素が強い撮影会になったと思います。以下参加者様の撮影写真と共にレポートをお伝えします。
貸会議室から歩き住宅街を突っ切り「大阪環状線」の高架下をくぐり「都島通」を渡り中崎町へ、進入は大きな道でもすこし横にずれると細い雰囲気のある空間がところどころにありシャッターチャンスがちらほら。
少し広めの通りをゆっくり撮り歩き、目を引く色彩豊かな建物も増えてきたところで、人がすれ違えるのが難しいぐらいの細い路地に入る為右折。
参加者様の一人から本当に道があるのか?と聞かれるぐらい細くて見えずらいが、スナップ写真は細い方が楽しいはずと思ってルートをチョイス。
細い道の先にもまた細い道があり、さらに進むと木が生い茂るカフェがありました。
あちこちにある自転車に個性と雰囲気と存在感があり自然と構図に入ってくるので、後で写真を見返すと自転車が多めなのはきっと参加者様もそうだったんじゃないかと思います。
中崎町には色々な業種の店舗が点在しており、それぞれの店構えには主張を感じます。
撮影も中盤に差し掛かり、曇り空から雨がパラパラ降りはじめました。参加者の皆様はしっかり天気予報をチェックされており各自傘を展開。傘を片手に撮影を続行しますが、後半は中崎町の「おいでやす通り」へ撮影場所を移動。
おいでやす通りでは自由時間を設けて一時解散、雨でも安心アーケードの撮影です。昔からある雰囲気の商店街には撮影のポイントがちりばめられており、PENTAX散歩は食べ歩きもOKなので「鯛焼き」を食べてる参加者様もいました。
時間になり再集合、メンバーが欠ける事無く無事に合流でき、拠点に帰ります。帰るころには雨がやんでおり、移動中に濡れる事はありませんでした。帰りの道でも被写体を探せるのはスナップ撮影のいいところです。
カメラ内RAW現像チャレンジの様子
拠点に帰り恒例のRAW現像チャレンジの時間になります。私が毎回書くのでもういいよという方もいるかと思いますが、「カメラ内RAW現像」を知らない人が本当に多いのでこれをきっかけに是非使ってほしいと思っております。今回は参加者の皆様が後からでもRAW現像のポイントが分かるように、こばやしかをるさん解説の動画をご紹介しました。折角なのでリンクを埋め込んでおきます。興味があればご覧ください。
RAW現像の時間も終わり、すべての行程が終了です。今回ご参加の皆様、本当にありがとうございました。是非またどこかで一緒に撮影が出来たらいいなと思います、今後ともよろしくお願いいたします。PENTAX散歩では各地域で開催を企画しております、実施の予定や詳細はリコーイメージングのイベント情報で公開しております。興味のある方はぜひチェックしてください。