こんにちはOGAです。今日はPENTAX散歩スペシャル in 津山(4月8日開催)のレポートをお届けしたいと思います。今回は岡山出身の方から桜の時期に津山はいいよ、と教えてもらい開催する事になりました。東京から離れ遠征して行くPENTAX散歩に、楽しみという気持ちと、土地勘ゼロの津山で撮影ルートを設定する悩みにはさまれてました。毎日ストリートビューでバーチャルトリップしてルートを想像、知った気分で前日入りをし大雨の中ロケハンを敢行、大門先生のアドバイスの元なんとか納得するルートが出来たので本当によかったです。
「PENTAX散歩」は社員とゆるーく撮り歩く企画に対し、「PENTAX散歩スペシャル」は写真家の方をお呼びします。今回、講師にお招きしたのは写真家の大門美奈さんです。大門先生は「散歩スペシャル」では昨年末の横浜開催や、先月の「一眼レフ体験会in東京」のワークショップにも講師として来て頂いており、テンポがよく切れのいい講評会は各地で好評を頂いております。
講師プロフィール
横浜出身、茅ヶ崎在住。リコーRING CUBEの公募展をきっかけに写真家となる。作家活動のほかアパレル ブランド等とのコラボレーション、またカメラメーカー・ショップ主催の講座・イベント等の講師、雑誌・ WEBマガジンなどへの寄稿を行っている。個展・グループ展多数開催。代表作に「浜」・「新ばし」、同じ く写真集に「浜」(赤々舎)など。 www.minadaimon.com
使用機材
今回の貸出機材は「PENTAX K-3 Mark III」と「HD PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited」の組合せになります。フルサイズセンサーに対応のレンズになりますがもちろんAPS-C機でも使用でき、35ミリ判換算値で118mm相当の望遠単焦点レンズとして使えます。スナップする時は標準や広角のレンズと一緒に持って使う事が多く、望遠レンズを一本だけで撮り歩いて使う事はあまりないと思いますが、今回のPENTX散歩はあえてこの望遠レンズ一本だけで撮影に歩きます。
使用するレンズ「HD PENTAX-FA 77mmF1.8 Limited」は、絞り開放時の柔らかい描写やボケの表現に定評があり、その独自の写りにはファンも多く私もそのひとりです。そして開放時の描写とは変わり、絞った時には鋭さもあったりと表現の幅を広げてくれます。また、今回の機材の組み合わせは「カスタムイメージ Special Edition」の「春紅(HARUBENI)」を使用する事ができます。それぞれの季節に合った画作りを目指した「カスタムイメージ Special Edition」、その一つである「春紅(HARUBENI)」は、名前の通り春の訪れを感じさせてくれる桜のピンクや春霞で少しくすんだ青空などを、やわらかい描写のレンズに合わせてコントラスト高めの設定になっており、春らしい紅色を表現できる画づくりになっています。そして画作りの要素の一つに調色を採用し、調色を赤寄りにすることによって「鮮やか」に比べて赤がかるような表現する事も出来ます。他の「カスタムイメージSpecial Edition」についてはこちら⇒カスタムイメージSpecialEditionとは?
このように特徴の機材を使用した撮影を参加者様と一緒に撮り歩いてきました。以下参加者様の写真と共にイベントの状況をお届けします。
撮影会の様子
集合時間はいつもより早く10:30、時間だけ見るとわりと普通に感じるかもしれませんが、今回遠方からはるばる来てくれた方も多く、家を出る時間は相当に早かったと思います。そんな遠征者が多いにも関わらず予定通りの時間に撮影をスタートする事が出来たのは皆様のご協力のおかげです、参加者様の皆様ありがとうございました。
そして集合してまず驚くのが会議室、なんと100名が入る大ホールで演劇が出来るようなステージまで付いてる立派な場所です。スタッフを入れても10人ぐらいの集まりだった今回は、広く使うわけにもいかず角にみんな集まり実施をしました。なんか妙に贅沢した気分です。
受付をした後にいつもの様に講師の紹介、カメラの説明、撮影に歩く際の注意事項をお伝えし撮影をスタートします。集合場所である「美作教育会館」を出てまずは東に向かいます。目指すは「城東むかし町家」、主屋は310年前の元禄時代(江戸時代)に建てられており、その後時代ごとに門が大正時代、蔵や茶室は昭和初期等時代の変化に合わせた複合的で趣きのある町家です。
「城東むかし町家」は「城東街並み保存地区」にあり「出雲街道」に沿って歩いて向かいます。城下町として栄えた地区をまるごと保存されており、道中も被写体には事欠きません。
よく見ると面白い意匠があちらこちらにあり、望遠レンズを活かした撮影が捗ります。前日大雨だったとは思えないほどに天気が良く撮影日和です。城東地区独特なのかアルミ缶風車がそこらかしこにつるしてあります。
「出雲街道」を30分程撮り歩き目的地に到着、早速中へ入ります。表からは想像していたよりも広い室内、中庭もあり靴を脱いで上がる事も出来ます。
「城東むかし町家」の中を20分程撮影し次は津山城(鶴山公園)へ向かいます、来た道を戻る道中にかわいい被写体を発見、同じルートでも違う発見があるのがスナップ撮影のいいところです。
猫さんの撮影会を終え、津山城へ向かいます。鶴山公園では桜まつりが開催されており、人も多く出店も賑わってましたが、肝心の桜は散りかけてました。
地元の方からも今年は早咲きであと一週間早ければ違っていたと教えてもらいましたが、あきらめの悪い私たちは桜を求めて歩きます。
それぞれの桜を探し鶴山公園を撮り歩き、津山城の一番上まで登り撮影会のパートは終了。昼食をはさんで講評会になります。
講評会の様子
各自昼食をとり拠点に再集合、100人入る会議室の一角をこじんまりと使い講評会を始めます。今回参加者様は3枚以上の写真を提出してもらい、それを残り1時間めいっぱい使い講評をしてもらいました。講評会が初めての方もおり、ちょっと緊張しているのが伝わってきます。大門先生が次々と講評していく写真を興味深く見てる参加者様、機会がないとなかなか他の人の写真を見る事もない為こういう機会は毎回勉強になります。
という記事を書いてて気づく痛恨の失敗、講評会の様子を撮り忘れました。(証拠写真はありませんが)講評会も無事終了し全行程を終えます。最後に出発時にとった集合写真を載せたいと思います。
参加された皆様、一日お付き合い頂き本当にありがとうございました。生まれて初めての津山でしたがとても楽しかったです。
写真家を招いての撮影会については今後も一眼レフ体験会やペンタックス散歩スペシャル等で各地で実施予定です。今後も機会があればぜひご参加頂けると幸いです。