こんにちはOGAです、2023年2月4日に開催「PENTAX体験会スペシャル in 横浜」にて実施したワークショップの模様をお届けします。講師は前回の名古屋に引き続きニシダヨリコさんをお招きしました。悪かった予報を(いい意味)で裏切った快晴の空のもと参加者様と一緒に楽しい一日をすごせました。

 

撮影:ニシダヨリコ氏 1/2000 sec f/2.8 ISO200 CI: SATOBI

講師プロフィール

ニシダ ヨリコ
写真館で6年間勤務しながら着付けと写真の基礎を学び、その後独立。各種商業撮影のほか写真教室講師でも活動中。リコーフォトアカデミー講師。

今回講師としてお呼びした写真家のニシダヨリコさん。リコーフォトアカデミーでも講師を務めていただいている他、三葉堂寫眞機店でのPENTAX 67企画展「きおくばこ」や、ピクトリコショップ&ギャラリーでの個展 「きおくばこ 〜大豆とジャコの甘辛揚げとアイスコーヒー〜」など、記憶の引き出しを開けて、そこに詰まった思い出やエピソードを紐解いていくような作家活動をされています。

 

毎度恒例の参加者様との記念撮影

使用機材について

今回使用した機種は「PENTAX K-1 Mark II」と「HD PENTAX-D FA MACRO 100mmF2.8ED AW」です。レンズは2022年11月に発売したばかりの新製品、旧モデルから光学設計を一新し、高い解像度と逆光時性能が特長のマクロレンズです。

近接撮影はもちろん、横浜の街並みをスナップするにあたりレンズ特有の歪みが少なく都会に多い建物の線を撮っても画になるところや、引きで被写体を探したときにピンポイントで切り撮れる望遠レンズとして、ニシダさんにセレクトしてもらいました。

横浜のスナップを100mm画角の視野でどの様に切り撮られたのか、ニシダさんと参加者様の写真と共にレポートをお届けしたいと思います。

 

今回使用した機材の組み合わせ

撮影会の様子

会場で一通りの説明が終わり撮影をスタート。今回はニシダさんが事前にロケハンして下さったルートを歩く為、全員で後ろをついていくスタイルです。

 

一番左の見切れてる眼鏡は迷子を出さないように周りをみているOGA

 

まずは会場前の「さくら通り」を横断し「日本丸」方面へ向かいます。ちょうど「シーカヤックパーク」から色とりどりのカヤックが出艇しており、青い海とのコントラストが映えてとても綺麗です。参加者の皆様はさっそく足を止めてシャッターをきりはじめ、レンズを向けられたカヤックの方々も手を振って応えてくれました。

シーカヤックがたくさん

シーカヤックを撮る参加者様

作品紹介①

撮影:ニシダヨリコ氏 1/2000 sec f/2.8 ISO200 CI: SATOBI

 

撮影:K様 1/40 sec f/22 ISO100 CI: 鮮やか

 

撮影:OGI様 1/1600 sec f/5.6 ISO200 CI: SATOBI

 

撮影:DARU DARU57様 1/1600 sec f/13 ISO100 CI: 鮮やか

 

「日本丸メモリアルパーク」を横切って「汽車道」へ向かうところで当初の予定を変更、「汽車道」の人通りが予想より多く撮影がしづらいと判断し「北仲通北第一公園」を抜ける方へ向かいます。ランニングや犬の散歩の方が少しだけいるような閑静なロケーション、海を隔てた「汽車道」を眺めながら「水際線プロムナード」に沿って撮り歩きます。プロムナードを抜けるころには公園の名前も「北仲通北第三公園」に変わっており、いつ第二を過ぎたのかの疑問を感じつつ「万博橋」を渡り「新港中央広場」へすすむ。

人が多い汽車道

試行錯誤中の参加者様

画になる水の流れる壁

意外と被写体が多い「水際線プロムナード」、川の向こう側にある被写体を切り取るのに望遠の100mmはちょうどよく、また植物やディテールが細かい小物も多かったりするので、遠近両方に目を向けて被写体を探す楽しさがありました。ホテル横の水の流れる壁の模様がとても綺麗で目を引き、横浜に住んでいても(OGAは横浜在住)機会がなければ名前も知らない道でしたが、なかなかあなどれない場所なのでまた撮影に歩きにこようと思います。

作品紹介②

撮影:ニシダヨリコ氏 1/2000 sec f/2.8 ISO200 CI: SATOBI

 

撮影:美絵様 1/640 sec f/8.0 ISO200 CI: 鮮やか

 

撮影:@otaughtan様 1/640 sec f/2.8 ISO100 CI: SATOBI

 

撮影:hiraki様 1/200 sec f/3.2 ISO100 CI: SATOBI

 

赤レンガ倉庫の手前にある「新港中央広場」まで移動し一度散会、各自自由に撮影する時間となります。自由時間はニシダさんに色々聞いて勉強をする人、被写体を探しに行く人に分かれました。私の記憶では前まで何もなかった広場でしたが、今では様々な植物が植えられておりマクロレンズとしての性能が発揮出来そうです。参加者様もアングルを工夫をしながら撮影をしてました。

撮影を見ていると事前の会場説明でニシダさん自身がカスタムイメージ「SATOBI」を使って撮っていると話をした事で、初めて「SATOBI」にチャレンジされた方もおり、普段とは違う色調を楽しんでました。PENTAX一眼レフを長く使っている人でも、実はカスタムイメージを活用されていないという人が多いので、今回のような機会に少しでも活用するコツをつかんで頂けると嬉しいです。




作品紹介③

撮影:ニシダヨリコ氏 1/1000 sec f/2.8 ISO200 CI: SATOBI

 

撮影:OGA 1/2000 sec f/2.8 ISO200 CI: クロスプロセス

 

撮影:ちいる様 1/400 sec f/6.3 ISO100 CI: SATOBI

 

撮影:8maincoon8様 1/80 sec f/5.6 ISO100 CI: SATOBI

 

撮影:Kota様 1/800 sec f/5.6 ISO200 CI: SATOBI

 

会場近くまで戻って解散する予定が、じっくり撮影をした結果「新港中央広場」で解散(撮影会あるある)、1時間の休憩を設けて会場に再集合する事を確認し一緒に戻る方、もう少し粘って撮影する方に分かれました。私たちは準備もあるので先に移動、帰りは人ごみをかき分けながら汽車道を歩き日本丸の正面を回り込みながら会場へ、短いランチタイムをすませて講評会の時間を待ちます。

講評会の様子

全員時間通りに集合し講評会をスタート、今回は一人3点の作品を提出しニシダさんから講評を受けます。テンポよく講評会をすすめるニシダさん、写真を真剣に見る参加者様。同じロケーションを歩いてるにも関わらず10人いたら10人分の視点があり毎回勉強になります。

時間いっぱい使った講評会も終了しワークショップの全行程を完了、ニシダさん、参加者の皆様、本当にありがとうございました。

 

〔今回のワークショップ参加者ギャラリー〕
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〔写真家ニシダヨリコ ギャラリー〕
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